日本学術会議の活動と運営に関するご連絡

日本学術会議の活動と運営に関するご連絡

                             2021年5月31日
                           日本学術会議幹事会

 2021年5月27日、日本学術会議の活動と運営に関する記者会見を行いました。記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)のほか、第20回アジア学術会議報告、学術フォーラム・公開シンポジウム開催報告、今後開催予定の公開シンポジウム、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)特設ページについてご説明いたしました。

 記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。

 ※第25期幹事会記者会見資料(5月27日)

   http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html

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〇記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶

 本日は、日本学術会議の記者会見にお集まりいただき、どうもありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言中ですので、今回もオンラインでの記者会見とさせていただきます。

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科学史と科学教育の研究会 6月6日研究会の報告

・山内経則  「現代科学の指導法と教材」
・渡辺規夫  「仮説実験授業成立史における矛盾論と転釈」
・吉岡有文  「仮説実験授業の「授業書」における「文化的透明性」」
・多久和俊明 「仮説実験授業とその研究組織はどのようにつくられたか、         つくられねばならなかったか」
・兼子美奈子 「板倉聖宣の「幸福論」について 」         
・柳沢克央  「岩波科学教育映画による科学教育の最新成果報告」
・佐藤正助  「トリチウム水の海洋放出の問題」

 今月は7人の方の発表がありました。参加者がお互いにいい意味で影響しあって、とても活発な話し合いができたと思います。市民,アマチュアの立場からの意見が出され,新しい研究や交流等のきっかけにもなってきました。日本科学史学会年会のシンポジウム「仮説実験授業はどのようにつくられたか」の一部再演や修正発表がありました。この研究会からこのようなシンポジウムが毎年みなさんの熱心な討論の結果できたことを心から感謝します。

 日常的に,研究会内のスラックや関連の研究会・サークルでも研究交流がさらに活発になって盛り上がったと思います。今後さらに様々なツールで議論を深めたいと思います。参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。最近は発表数も多く、時間の制約もあるのですが、いい雰囲気ですすんでいると思います。

 なお、姉妹版の「板倉科学史・科学教育研究会」を毎月第3土曜日にZOOMでもやっていますので、こちらの方にもご参加願えればと思います。こちらの方は時間的な制約等はゆるやかです。

参加者 13名

7月4日 科学史と科学教育の研究会

● 科学史と科学教育の研究会
自由闊達な情報交換・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●7月の研究会(原則第1日曜) 7月4日(日)

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討してほしいのかを明確にして下さい。時間の制約があるので焦点をしぼってください。

※  参加費 0円
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ ZOOMのやり方や使い方等については佐藤正助さんがやさしく教えてくれます。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんmakke@extra.ocn.ne.jpに連絡して下さい。

2021年6月26日(土)「科学史学校」のご案内

2021年度(第34期) 「科学史学校」は、すべてzoomのオンライン開催となります。事前申込(無料)で、会員以外のどなたでもご参加いただけます。以下のGoogleフォームから参加申し込みをしていただくと、メールで前々日に、zoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。

⭐︎6月の科学史学校の申し込みはこちら
参加申込先URL:https://forms.gle/AFUnY97JhvNj6Xku8

2021年6月26日(土)   午後2-4時 栃内文彦 会員(金沢工業大学)
「地質学者 坪井誠太郎が日本地質学界で果たした役割」
坪井誠太郎は、1920年代から50年代にかけて日本地質学界を主導する立場にあり、優秀な研究者を育てただけでなく、多くの研究者らによる学問的あるいはイデオロギー的な様々な論争・対立を促進した。演者は現在、日本地質学史研究に加え、技術者倫理教育に関する教育研究も行なっている。そこで本講演では、日本地質学界における坪井の影響を、技術者倫理(含む研究者倫理)の観点を踏まえて検討してみたい。

【他学会連携】科学基礎論学会2021年度総会と講演会のご案内

日本科学史学会との連携事業を進めております科学基礎論学会より、2021年度総会と講演会の案内が参りましたので、お知らせします。

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2021年6月19日(土)、20日(日)に、科学基礎論学会2021年度総会と講演会をオンライン(Zoomミーティング)で開催いたします。(プログラム等は学会ホームページ(http://phsc.jp)をご参照ください。)

日本科学史学会と科学基礎論学会の連携事業の一環として、今年度の総会と講演会では、科学基礎論学会会員でない日本科学史学会会員の方には、無料でご参加いただけるようにいたします(要参加登録)。

参加を希望される方は、下記の日本科学史学会会員向け参加登録ページより参加登録をお願いいたします。前日までにミーティングURL等の情報をお知らせいたします。

https://forms.gle/UkSfBstT5yhNcCmQA

(日本科学史学会会員のみなさまには、科学基礎論学会会員と同様に、会員向けのZoomミーティングにご参加いただけます。科学基礎論学会HPより非会員向けの参加登録をした場合は、ストリーミング視聴のみとなりますのでご注意ください。)

みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

科学基礎論学会
企画広報委員長
鈴木貴之(東京大学)

諸研究会:軍事技術史研究会

研究会名:軍事技術史研究会
発起人:山崎文徳(事務担当)、木本忠昭、奥山修平、河村豊
連絡先:山崎文徳 yama2012
 (後ろに @fc.ritsumei.ac.jp をつけてください)

研究会の概要:軍事技術史・軍事技術論について、これまで個別に研究がなされてきましたが、研究会で特化して議論することはあまりありませんでした。そこで、定期的に研究会をもち、現代的な観点から軍事技術史・軍事技術論の論点を議論していきたいと思います。研究会はインターネットも利用して行ないます。

第1回 軍事技術史研究会

2021年6月14日(月)10〜12時

報告者:山崎文徳(立命館大学)
「人類の大量死と戦争の起源」

参加希望者は研究会の2日前までに山崎文徳まで連絡を下さい。
zoomの情報を伝えるのでPCの設定などはご自分でご用意ください。

研究行動規範の制定について

日本科学史学会では、2015年度より研究行動規範の制定に向けた検討が進められてきました。内容については基本的に2019年度に学会内での調整を終えておりましたが、全体委員会のオンライン開催要領の整備を待って、2021年3月14日の全体委員会でこの研究行動規範が正式に採択されました。本規範には、責任ある研究を進める上で日本科学史学会会員が重要と考えていることが記されています。会員諸氏におかれましては、本規範を尊重し、本学会を通じて学術的に誠実な研究活動を展開していくことに、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。なお、本規範の内容については、例えばオンライン環境のさらなる進展など、今後の研究のあり方の変化に合わせて不断の見直しが求められます。本規範についてお気づきの点がございましたら、研究倫理委員会までいつでもご意見をお寄せください。

日本科学史学会 研究行動規範

科学史と科学教育の研究会5月2日(日)の研究会の発表の報告

●5月2日(日)の研究会の発表の報告

・兼子美奈子 「バートランド・ラッセルの『幸福論』を読んで」     
・柳沢克央  「板倉聖宣とドラッカーの組織論の多角的検討……キーワード「マネジメント」
・佐藤正助  「フクシマのトリチウム水の海洋放出をめぐって」
・山本美知  「『人新世の資本論』(斎藤幸平著)について」
・多久和俊明 「仮説実験授業とその研究組織はどうつくられたか」
・溝畑 典宏  「ファミリーヒストリーから科学史へ
       ロシア提督プチャーチンのディアナ号、安政津波で駿河湾に没す」
・橋本五郎  「半藤一利さんの遺言 —— 戦争だけは”絶対”に始めてはいけない」
・渡辺規夫  「仮説実験授業成立史における矛盾論と転釈」

 今月は8人の方の発表がありました。これまでの最高だと思います。参加者がお互いにいい意味で影響しあって、とても活発な話し合いができたと思います。市民,アマチュアの立場からの意見が出され,新しい研究や交流等のきっかけにもなってきました。

 日常的に,研究会内のスラックや関連の研究会・サークルでも研究交流がさらに活発になって盛り上がったと思います。今後さらに様々なツールで議論を深めたいと思います。参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。

参加者 16名

科学史と科学教育の研究会2021年6月の研究会のお知らせ

科学史と科学教育の研究会―自由闊達な情報交換・研究のオープンな研究組織をめざして

多久和俊明

●6月の研究会(原則第1日曜)

6月6日(日)

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討してほしいのかを明確にして下さい。時間の制約があるので焦点をしぼってください。

※  参加費 0円
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ ZOOMのやり方や使い方等については佐藤正助さんがやさしく教えてくれます。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんmakke@extra.ocn.ne.jpに連絡して下さい。