日本学術会議の活動と運営に関するご連絡

                           2021年8月30日

                            日本学術会議幹事会

 2021年8月26日、日本学術会議の活動と運営に関する記者会見を行いました。記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)のほか、サイエンス20共同声明等、日本アセアンセンターとの協働・連携、学術フォーラム・公開シンポジウム等の開催予定についてご説明いたしました。記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。

〇第25期幹事会記者会見資料(8月26日)http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html

〇第315回幹事会(令和3年8月26日)資料http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/siryo315.html

〇第314回幹事会(令和3年7月29日)議事要旨 http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/giji314.pdf

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〇記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶

本日は、日本学術会議の記者会見にお集まりいただき、どうもありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言期間中ですので、今回もオンラインでの記者会見とさせていただきます。また、私はこのあと総合科学技術・イノベーション会議に出席するため退席させていただきますので、あらかじめ御容赦ください。

新型コロナウイルス感染症は、全国各地で新規感染者数が過去最大を記録するなど、医療提供体制が非常に厳しい状況にあり、明日27日からは緊急事態宣言の対象地域も追加されることとなりました。このような感染拡大の状況において、命と健康を守るために働いている医療関係者の方々に敬意を表するとともに、学術会議としても、引き続き学術フォーラムやシンポジウムを通じた情報発信などに積極的に取り組んでまいります。新型コロナウイルス感染症関係を含め、今後の学術フォーラムや公開シンポジウムの開催予定について、菱田副会長より御紹介いたします。

 また、本日は国際活動についてご報告させていただきます。日本学術会議は、わが国の科学者の内外に対する代表機関として、世界各国のアカデミーと協働・連携した取組を行っています。この度、G20各国の科学アカデミーによる会議である「サイエンス20」において、共同声明が取りまとめられましたので、高村副会長より御説明いたします。

 更に、学術会議では、外部機関との連携の取組を進めていくことにしておりますが、その一つとして、国際機関である日本アセアンセンターとも協働・連携した取組をはじめました。その一環として、日本アセアンセンターが主催するシンポジウムに、パネリストとして高村副会長が参加することとなりましたので、この点についても、高村副会長より御紹介いたします。

 最後に、新型コロナウイルスはこのような危機的な感染拡大の状況です。10月初旬に予定している次回総会については、学術会議の総会は、執行部としては対面で行うことを原則と考えておりますので、延期することも視野に入れて、今後の状況を注視したいと考えています。

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