年会での再発表に関する注意事項

『科学史通信』440号(2020 年1月28 日発行)に掲載された内容を転載します。

【年会での再発表に関する注意事項】

日本科学史学会では、分野間の交流により研究内容の質を高める目的であれば、他学会等での自らの既発表内容とまったく同一の内容を本学会でも再度講演発表することを認めています。年会で再発表を行おうとする方は、申込フォームの再発表選択チェックボックスにチェックを入れて、その既講演発表の具体的な講演情報(発表者、題目、発表学会等名、会場名、年月日)をエントリー時の準備委員会へのメッセージ欄、講演予稿、および当日の発表資料にそれぞれ明記してください。論文等の出版による既発表内容とまったく同一内容の要約等を講演発表する場合も再発表として扱います。その場合には具体的情報としてその出版物の書誌情報を記入してください。また、今後の自分に対する業績評価において、本学会年会での発表が業績の水増しと判断されないようにご留意ください。

以上

趣旨

研究内容の確実性を高めるために複数学会の一般講演でまったく同一の発表を行うことは、学問の進歩にとって有効な場合がありうる。この認識に基づき、本学会では年会発表(一般講演やシンポジウム)における再発表を条件付きで認め、その注意事項を年会エントリー時の文書に上記のように記載する。

全体委員会