第7回全体委員会を開催しました

会員の皆様
 2010年6月27日(日)午後2時から5時まで,明治大学駿河台校舎において,日本科学史学会第7回全体委員会を開催しました.参加者は14名,委任状6通.議長(常石委員),書記(小林学委員).
主な議題は以下の通り.
 1.前回の議事録の確認
 2.各常置委員会報告
 3.各特別委員会報告
 4.その他
 
 次回,第8回全体委員会は9月26日(日)と決まりました.
 なお,全体委員会開始前の12時半より,七〇周年記念事業準備委員会が開催されました.

 全体委員会報告については,「科学史通信」誌上に順次掲載致します.

『科学史研究』2010年夏第49巻(No. 254) の目次

『科学史研究』2010年夏第49巻(No. 254) の表紙目次で中野浩会員の論文のタイトルに誤りがありました.

正しくは,
検証「水俣病総合調査研究連絡協議会」―有機水銀説あいまい化経緯再考―
です.

編集部では,何重にもチェックする体制を取っておりますが,このようなミスをしてしまい,著者および会員・読者の方にご迷惑をおかけしました.今後はこのようなことがないよう,再発防止に努めて参ります.

論文
小林学 19世紀後半の舶用ボイラ発達における鋼の重要性について 65
小林良生・浜谷康郎 『延喜式』「図書寮」の造紙諸条から見た古代製紙技術の考察 78
中野浩 検証「水俣病総合調査研究連絡協議会」―有機水銀説あいまい化経緯再考― 91

科学史入門
石山洋 書誌情報技術標準化へのあゆみ 101

アゴラ
矢島道子・山田俊弘 2009年地惑連合『地球科学史・地球科学論』セッション報告 107
佐藤賢一 蔵書印からたどる史料の遍歴 109

紹介
江上生子『オパーリン・人と思想』(石山洋);橋本毅彦『描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界』(猪野修治);西条敏美『理系の扉を開いた日本の女性たち―ゆかりの地を訪ねて』(石山洋);杉本敏夫『解読・関孝和―天才の思考過程』(小林龍彦);木畠郁夫日本語監修,戸田宏之訳,エルンスト・ヘッケル『生物の驚異的な形』(矢島道子);大淀昇一『近代日本の工業立国化と国民形成―技術者運動における工業教育問題の展開』(和田正法);武田裕紀『デカルトの運動論―数学・自然学・形而上学』(有賀暢迪);鷲見洋一『『百科全書』と世界図絵』(有賀暢迪) 112

学会消息 108

「科学史による物理教育」種村雅子(大阪教育大)開催

6月26日(土)開催の「科学史学校」は種村雅子会員による「科学史による物理教育-電磁気学の発展に貢献した実験の再現を中心として」です。
会場はキャンパス・イノベーションセンターの5階リエゾンコーナー508になります。