2022年1月9日生物学史研究会のお知らせ

住田朋久「歴史探究としてのマスク史――NHK Eテレ「歴史デリバリー」(2022年1月2日放送)の監修を務めて」 日時:2022/1/9(日)16:00〜18:30 開催方法:Zoomによるオンライン開催 どなたでもご参加いただけます。詳細はこちら↓
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm

東海支部の機関誌『東海の科学史』第14号購入のお願い

 科学史学会東海支部は本年4月に機関誌『東海の科学史』第14号を刊行しました。今回は13名の執筆者の寄稿により14本の論考を掲載し、180ページ近くの、最も分量が多く力作の多い号となりました(下記目次参照)。

 コロナ禍で例会は1年以上中断したものの11月に119回目の例会を行い、会発足から33年が経過しました。『東海の科学史』は発足から3年目に創刊号を刊行し、1年半を越えない間隔で発行しようという約束でこれまで継続してきました。

 『東海の科学史』刊行後の年総会では必ず受付付近で陳列し、手に取っていただきながら販売してきましたが、この春の年会はオンライン開催でそれができず、東海支部関係者以外に普及することがほとんどできていません。そんな中、総務委員会で話題にしていただいたとのことで、『科学史通信』とホームページにおいて宣伝の機会を得ました。ぜひ支えていただけますと、支部としてもたいへん助かります。よろしくお願いします。

 価格は1冊1000円で、下記に注文していただければ振替用紙同封で郵送します。郵送料込みの金額を振り込んでいただければ幸いです。 

   高田達男  takatatu_7p@yahoo.co.jp 

   尾張旭市大塚町1-10-8  tel : 052-773-1807

【『東海の科学史』14号 目次】

保坂秀正  アル・ホレズミについて            

粟屋かよ子 F・カプラによる現代物理学と東洋思想    

溝口 元  名和靖のギフチョウ「発見」をめぐる科学史   

石川伸明  新型コロナウィルス感染症に対する「オンライン授業」に関する法規   

西谷 正  武谷三男三題                 

高田達男  戦時下における航空工学者富塚清の科学講演   

高山晴子  早田文蔵の新属・新種と植物分類新理論に関する欧文論文   

菊谷秀臣  ポピュリオス『ピタゴラスの生涯』を読む    

奥田謙造  古代の日中関係と「草香」文化―中国古典をめぐる    

小柳公代  エセンシャルワーカー             

高山 進  日本学術会議の存在意義~「科学と社会」「社会的共通資本」の切り口から   

森口昌茂   戦時期京都帝国大学における緊急科学研究体制の実態とその背景について   

森口昌茂   湯川秀樹と京都学派との交流について       財部香枝   気象学史における開拓使の日本人教師と役人(覚書)

2022年2月18日必着 京都大学 公募情報

公募情報をいただきましたので、掲載いたします。詳細は下記リンクでご確認ください。

京都大学 大学院文学研究科・文学部 准教授 1名(常勤職・任期なし):締切 2022年2月18日(必着)

・科学史分野での博士の学位を有するか、それと同等以上の能力を有すること。
・学生指導の上で必要となる科学哲学・科学技術社会論についても知見を有することが望ましい。
・国際的な研究活動の展開や英語での授業・指導への対応のため、海外での教育ないし研究歴を有することが望ましい。
・研究科および専修の運営上十分な日本語運用能力があることが求められる。

Jrec-In
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D121121036&ln_jor=0
京都大学での広報
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2021-12/220218_1425-f5a9f9ac408eca06a13563ee33c282c3.pdf

「NHK番組アーカイブス学術利用トライアル」2022年度前期公募の告知に関するお願い

以下、NHK 番組アーカイブス より案内がありましたのでお知らせします。
なお、詳細は以下のサイトでも確認できます。

「NHK番組アーカイブス学術利用トライアル」
https://www.nhk.or.jp/archives/academic/

メッセージ本文:
拝啓 
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
「NHK番組アーカイブス学術利用トライアル」の取組みにおきましては、大変にお世話になっております。

これまでの公募告知につきまして、お忙しい中に貴学会のホームページやメーリングリスト等でご協力を賜り、誠にありがとうございました。
(おかげ様で2016年度~2021年度後期の公募においては、合計217件のご応募をいただきました。)

続く2022年度前期公募(閲覧期間2022年4月~2022年9月)に関しまして、今月より募集を開始しております。(締切日は2022年1月31日)
※コロナ感染防止のため閲覧が延期・停止になる場合があります。

毎回のお願いで恐縮でございますが、この2022年度前期の公募におきましてもこれまでと同様貴学会員の皆さまへの告知にご協力願えれば誠に幸いに存じます。
2021年度後期の広報文については、用意させていただいております。

ご理解とご協力のほど、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。 

敬具 

板倉科学史・科学教育研究会2021年12月の研究会のお知らせ

12月板倉科学史・科学教育研究会

内容 「科学史・科学教育研究会」の姉妹版です。自由闊達にじっくりと交流研究する場です。「科学教育」「授業科学」について「科学史研究」の成果を生かして,幅広く情報交換したり,研究しています。

12月18日(土)(毎月 第3土曜)
開催時間 11時〜17時
仮説社・山猫ラウンジ(巣鴨駅2分)
感染防止のためできる限りZOOMでの参加をお願いしています。
参加費300円

  • 参加の方は、下記にメール下さい。

多久和俊明mxrhp118@yahoo.co.jp

科学史と科学教育の研究会12月の報告

●12月5日(日)の研究会の発表の報告

・兼子美奈子 「『化学についての対話』から「対話Ⅴ 酸素と窒素」
・橋本五郎  「日本をめぐる防衛環境の大局観」
・多久和俊明 「「たのしい授業」の思想について②  たのしい授業と遠山啓」  
・佐藤正助  「「逆転思考」のあれこれ」
・進士多佳子 「インフォグラフィックスのサンプルで」

 今月は5人の方の発表がありました。参加者がお互いにとても活発な話し合いができたと思います。広い意味で「伝える」ということの意味と方法も互いに学び会うことができてきているように思います。専門家、市民,アマチュアの立場からの意見が出され,新しい研究や交流等のきっかけになっています。参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。

 今回は少しゆったりとした雰囲気ですすんだのではと思います。今後さらに様々なツールをもとに議論を深められたらと思います。

 なお、姉妹版の「板倉科学史・科学教育研究会」を毎月第3土曜日にZOOMでもやっていますので、こちらの方にもご参加願えればと思います。こちらの方は時間的な制約・進行等はゆるやかです。

科学史と科学教育の研究会 2月の研究会のお知らせ

● 科学史と科学教育の研究会
自由闊達な情報交換・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●2月の研究会(第1日曜開催・1月はありません)

2月6日(日)  8:50~1:00前まで
 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討してほしいのかを明確にして下さい。時間の制約があるので焦点をしぼってください。

※  参加費 0円
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ ZOOMのやり方や使い方等については佐藤正助さんがやさしく教えてくれます。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんmakke@extra.ocn.ne.jpに連絡して下さい。

参加者 10名

2021年12月12日生物学史研究会のお知らせ

生物学史分科会と立命館大学生存学研究所の共催で、生物学史研究会が開催されます。 美馬達哉「クリスパー(CRISPR)哲学とラマルクの危険な思想」 コメンテーター:瀬戸口明久 日時:12/12日(日)15:00~17:30 開催方法:Zoomによるオンライン開催 詳細はこちら↓ http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/meeting_j.htm

2022年2月26日(土)午後2-4時「科学史学校」のご案内

2021年度(第34期) 「科学史学校」は、すべてZoomのオンライン開催となります。事前申込(無料)で、会員以外のどなたでもご参加いただけます。以下のGoogleフォームから参加申し込みをしていただくと、メールで前々日に、ZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。

⭐︎2月の科学史学校の参加申し込みはこちら

https://docs.google.com/forms/d/1IvRauQ8tKBqjwQVVMPPi_8LbxRoqvjHrvlSCucEiK_0/edit

2022年2月26日(土)   午後2-4時 坂井めぐみ 会員(立命館大学)

「脊髄損傷医療と戦争:日清戦争から第二次世界大戦まで」

脊髄損傷は不治の外傷である。初期治療と療養が脊髄損傷者を生かしてきた。歴史を遡ると、脊髄損傷医療は戦争と密接に結びついていることがわかる。わが国で脊髄損傷者は、日清戦争で負傷した「脊髄銃創」として陸軍省の報告書に初めて登場した。その後、陸軍病院および傷痍軍人療養所において脊髄損傷医療が形作られていく。本報告では、整形外科学の黎明期と整形外科医、軍陣医療と整形外科の関係に注目し、脊髄損傷医療の基礎がどのように確立されたのかを検討する。