2011年12月17日 科学史学校 「科学教育史と科学教材の起源」 開催

第24期第5回12月17日(土)14:00~16:00
「科学教育史と科学教材の起源」 永田英治

日本科学教育史研究は、『理科教育史資料』1986-87発刊以降、「教材の歴史」研究にまで及ぶようになった。研究成果が教育実践研究により影響を与える。しかし、 日本では具体的な教材の起源を(歴史上著名な科学者になる実験教材でも)追跡することが難しい。教育課程の変動によって教材研究が積み上げられてこなかっ た。歴史的な実験教具が保存されていない。そのことが、どれだけ、科学教育史研究を困難にするか、実践研究に影響するか、物理学の実験教材を追跡しながら 検討しよう。
(永田『たのしい講座を開いた科学者たち』参照)

会場:キャンパス・イノベーションセンター東京 5階リエゾンコーナー 501
どなたでも自由に参加できます。
会場地図は http://www.cictokyo.jp/access.html でご確認ください。

科学史学会創立70周年記念 京都シンポジウム2011

 このたび、日本科学史学会は創立70周年を迎えましたが、学会本部より関西でも記念イベントを開催してほしいとの要請を受け、下記のようなシンポジウムを企画致しました。シンポジウムの趣旨は、これからの科学史研究のあり方を考え、新たな地平を切り開こうするものです。
 つきましては、万障お繰り合わせのうえ、ご参加下さいますよう、御案内申し上げます。
 なお、次代を担う中堅、若手研究者にも多数参加していただき、活発な議論を繰り広げてもらえらばと思いますので、お誘い合わせのうえ、よろしくご参集下さい。

   2011年11月11日

             京都大学文学研究科   伊藤和行
             京都大学人文科学研究所 武田時昌

          記

科学史学会創立70周年記念 京都シンポジウム2011
「東西科学文化交流史研究の新展開」

日 時:2011年12月4日(日) 13:30-17:30
場 所:京都大学文学部新館 第7講義室
(地図:http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/about/access/)
   (終了後に会場近くで懇親会を予定しています)

【プログラム】:
13:30-13:45 開会の辞  伊藤和行(京都大学文学研究科)
13:45-14:45 講 演:「16世紀日本におけるイエズス会科学」
             平岡隆二(長崎歴史文化博物館)
14:45-15:00 休 憩
15:00-16:00 講 演:「西洋数学の日本的受容と中国への影響」
             薩日娜(上海交通大学人文学院)
16:00-16:20 休 憩
16:20-17:20 討論会:「これからの科学史研究を考える
           ―グローバリズムとローカリズムをめぐって―」
             司会:武田時昌(京都大学人文科学研究所)
       基調報告:「インドから見た比較科学史研究」
             矢野道雄(京都産業大学文化学部)
17:20ー17:30 閉会の辞  伊藤和行(京都大学文学研究科)

主催:
日本科学史学会京都支部
(京都大学文学研究科伊藤和行研究室、075-753-2769、kito@bun.kyoto-u.ac.jp)
京都大学人文科学研究所
(科学史研究室、075-753-6987、takeda@zinbun.kyoto-u.ac.jp)

日本科学史学会2011年度中国支部年会・第15回西日本研究大会プログラム

日時:2011年12月10日(土) 10:30-17:00.
場所:広島大学東千田校舎総合校舎 205講義室(広島市中区:広島電鉄「赤十字病院前」下車)
http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/senda/
会費:中国支部会員は無料.それ以外は500円.記念講演は無料.

10:30-11:00 由井秀樹(立命館大学大学院先端総合学術研究科)「日本における人工受精史の検討」
11:00-11:30 奥村大介(慶応大学大学院/日本学術振興会)「電気治療の歴史」
11:30-12:00 川和田晶子(広島大学図書館)「近世広島の医学と本草学」

12:00-13:00 昼食休憩[当日,生協食堂は休業の予定ですが,付近,あるいは鷹野橋商店街に食事ができるお店があります]

13:00-14:00 記念講演:牟田泰三(前広島大学学長)「日本における素粒子物理学の興隆-湯川秀樹とその周辺-」

[10分間休憩]
14:10-14:40 隠岐さや香(広島大学大学院総合科学研究科)「コンドルセの社会数学とその思想的背景」
14:40-15:10 稲葉肇(日本学術振興会特別研究員/京都大学大学院文学研究科)「プランクの熱力学研究について」
15:10-15:40 吉田勉(広島大学大学院総合科学研究科)「錬鉄と木鉄交造船-19世紀蒸気船の時代における帆船(1)-」

[10分間休憩]
15:50-16:20 玉置豊美(数理設計研究所),赤羽明,所澤潤,高橋浩「明治大正期の実業家小山健三の若き日の化学教師としての姿」
16:20-16:50 石田純郎(くつろぎ苑)「京城帝国大学の学生と教授-prosopography的検討-」
16:50-17:20 瀬戸口明久(大阪市立大学大学院経済学研究科)「通俗科学,自然観察,行楽-1930年代日本の都市形成と自然-」

18:00-20:00 懇親会
鷹野橋商店街内の料理店「大番」、ないし「峯政」
会費は5,000円程度.

問い合わせ先:
支部幹事=市川 浩
広島大学大学院総合科学研究科
〒739-8521 東広島市鏡山1-7-1
Tel. 082-424-6397(直通)、
Fax.082-424-0754(講座付).
e-mail: ichikawa@hiroshima-u.ac.jp