【2024年7月6日(土) 13:30】国立科学博物館(上野)主催「科学史講座」のご案内

国立科学博物館(上野)主催「科学史講座」のご案内です。
(日本科学史学会 共催)

2024年7月6日(土)13:30-15:00
国立科学博物館(上野)日本館2階講堂

東京都立大学非常勤講師 矢島道子
「日本地質学の父 エドムント・ナウマン」
お雇い外国人教師ナウマンは、フォッサマグナに挑んだ!

オンラインでの配信はありません。
事前申込の必要はないので、直接会場にお越しください。

国立科学博物館「科学史講座」ウェブサイト

https://www.kahaku.go.jp/learning/event/history_of_science/

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今後の予定

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2024年8月24日(土)午後2-4時「科学史学校」のご案内

2024年度(第37期)「科学史学校」も引き続きZoom のオンライン開催となります。事前申込(無料)で、会員以外のどなたでも参加可能です。Google フォームから参加申込みをしていただくと、前々日にメールでZoom のミーティングID とパスコードが送られてきます。

◆2024年8月の科学史学校の参加申し込みリンクは以下となります。8月22日(木)正午12時までにお申し込みください。

https://forms.gle/ZWtfXqoxKUWe2j94A

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2024年8月24日(土)午後2-4時
平岡隆二 会員(京都大学)
「イエズス会の日本語宇宙論教科書『スヘラの抜書』の発見と意義」
近年、日本語で書かれた最古の西洋科学書とみられる『スヘラの抜書』(ペドロ・モレホン編、17世紀頭頃)の写本がドイツで発見された。同書はキリシタン時代にイエズス会が編纂した宇宙論教科書の日本語版で、西洋科学の日本初伝来にまつわる重要史料である。この講演では、1)キリシタン布教と科学知識、2)内容と構成、3)翻訳と改訂、4)後代の利用、などを中心に、同書の歴史的位置づけと意義について考えてみたい。

日本学術会議 元歴代会長らによる声明

本年6月10日に日本学術会議の法人化を目指す政府の動きに対して、日本学術会議の元歴代会長6氏の合同声明、および吉川元会長の声明が発せられました。
学術のあり方についての極めて重要な声明ですので、会員内で共有できるようにいたします。

現在、これらの声明は以下で読むことができます。

再び、岸田文雄首相に対して日本学術会議の独立性および自主性の 尊重と擁護を求める声明

日本学術会議会長経験者6名の声明発表記者会見に際してのメッセージ 

科学基礎論学会ー日本科学史学会ーHaPoC連携・共同企画 サテライトワークショップ(6/14)

「コンピューティング・アルゴリズム環境の科学・技術史と哲学」科学基礎論学会大会サテライト(ハイブリッド)ワークショップ2024年6月14日(金)15:40-19:30に、早稲田大学戸山キャンパスで開催されます。

詳細は以下pdfファイルをご覧ください。

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第18回日本科学史学会賞の報告

2024年3月2日に開催された日本科学史学会賞選考委員会および第4回全体委員会において、2023年度第18回日本科学史学会賞を以下のように決定しました(敬称略)。

◇日本科学史学会学術賞:1件
月澤美代子『ツベルクリン騒動―明治日本の医と情報』名古屋大学出版会, 2022年.

◇日本科学史学会論文賞:2件
平井正人「ジャック・ロルダと機械論対生気論史観」『科学史研究』60巻299号, 2021年, 218-233頁.
Riki KUDO, Newton’s Musical Symmetry Reconsidered, Historia Scientiarum, 32(1), 2022, pp.30-52. (工藤璃輝「ニュートンの音楽的対称性再考」)

◇日本科学史学会学術奨励賞:1件
坂本卓也「幕末維新期の蒸気船運用」(佛教大学博士論文, 2019年3月25日) ※主たる業績

◇日本科学史学会特別賞:3件
古川安…『津田梅子―科学への道、大学の夢』東京大学出版会, 2022年等を通じた科学史の普及および教育への貢献に対して
魚豊…『チ。-地球の運動について-』(第1集~第8集), 小学館, 2020~2022年による科学史の普及への貢献に対して
株式会社岩波書店…『科学史研究』の刊行等に対する本会への貢献に対して

なお、推薦件数と授賞件数は次の通りです。
学術賞:推薦2件、授賞1件
論文賞:推薦3件(和文誌2件、欧文誌1件、技術史0件、生物学史0件)
学術奨励賞:推薦1件、授賞1件
授賞式は、2024年度総会・第71回年会の懇親会にて行いました。


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板倉科学史・科学教育研究会の6月・7月案内等

多久和俊明会員より板倉科学史・科学教育研究会についての連絡をいただきましたので、掲載いたします。

(以下ではメールアドレスにある@は「アット」に代えてあります。)

科学史と科学教育の研究会
自由闊達な情報交換・話し合い・研究のオープンな研究組織をめざして
                         多久和俊明
●6月~7月の研究会・コロキウム・談話室・講演会
※ ここに記した会は,参加費0円です。
7月7日(日) 8:50~1:00前まで
 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○6月2日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)
・兼子美奈子:『マーセット夫人のおはなし集』(Mrs. Marcet’s Story-Book)からお話をひとつ紹介。1858年に著作から遺稿集から、子供のためのお話を兼子が取りだしたもの。
・井藤伸比古:「イギリスではいつから土地の個人所有が始まったか -- ナショナルトラストとベアトリスポター」。「コモンズ保存協会」「穀物法」とかの話も。
・溝畑典宏:「超伝導研究史」2012年MgB2に関する記事を発表してからほぼ止まっている。最近の日本の超伝導研究について思うところがある。
・多久和俊明:学会シンポの「丙午迷信と科学教育・科学思想の根本問題」に関して,いただいた質問や意見やアドバイスを踏まえ,今後の構想について。
  今月は4人の発表でしたが,とても有意義な話し合いができました。お互いの研究からたくさんのことが学べて,お互いの意見がうまく交換できたように思います。今後さらに問題・課題にせまることができるように思います。
  参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。参加者11名

● さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の
オンライン「談話会」を開いています。次回は,
6月25日(火)夜7時~9時
参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp
                                       
● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」
6月15日(土)11:00~ 17:00
仮説社とZOOM併用でやっています。時間的な制約や進行等はゆるやかですので,じっくり検討したい,話し合いたい場合はとくにおすすめです。気楽に参加下さい。参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp