10月5日 日本学術会議史学委員会:科学・技術の歴史的理論的社会的検討分科会第7回委員会報告

・10月5日 日本学術会議史学委員会:科学・技術の歴史的理論的社会的検討分科会第7回委員会報告

過日10月5日に表記の会議が開催され、本学会から全体委員の兵藤友博(日本学術会議会員)・木本忠昭・佐野正博・橋本毅彦、ならびに矢野道雄、横山輝雄(いずれも日本学術会議連携会員)が参加しました。主要課題は2014年にかけての本分科会の企画で、「教養としての歴史教育ないしは科学史技術史」の検討、あるいは大型研究計画に応募した「イノベーション史データベース構築」などが話題となり、今後引き続き協議することになりました。

10月26日科学史学校「古代ギリシアの学問論」開催

今回の科学史学校では、科学史通史を聴く機会として、和泉ちえ氏に講師をお願いしました。「自然」を対象にした学問のそもそものはじまりについてお話していただきます。是非、ご参加ください。
会場:日本大学理工学部1号館7階171教室(御茶ノ水駅より5分)
日時:2013年10月26日(土) 14:00~16:00 (13:30開場)
講師:和泉ちえ氏(千葉大学)「古代ギリシアの学問論」
概要: 学問の対象として「自然」を据える学知の枠組は、古代ギリシア世界において、どのような文脈の中で生成し爾後の多様な展開を辿ったのか。その具体的内実を、文献学的論拠と共に再考し、今日我々が安易に「自然科学」の名の下に理解する学的営為の端緒の姿を、当時の地中海世界における文化交流、学問方法論諸潮流の相克、総合知のあり方との関連等々の観点を踏まえ、通説的理解の根底を洗い直すために必要な諸論点・論拠を最提示する。