『科学史研究』303号(2022年10月号)は校了し、予定通り刊行いたします。ご投稿くださったみなさまに御礼申し上げます。
2022年9月19日第14回に和文誌編集委員会を開催しました。次回は、10月22日(土)を予定しています。会員のみなさまからの積極的な投稿をお待ちしています。
● 科学史と科学教育の研究会
自由闊達な情報交換・研究のオープンな研究組織をめざして
多久和俊明
●10月の研究会(第1日曜開催)
10月2日(日) 8:50~1:00前まで
・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。
※ 参加費 0円
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ ZOOMのやり方や使い方等については佐藤正助さんがやさしく教えてくれます。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasuke@gmail.comに連絡して下さい。
○9月4日(日)の研究会の発表の報告
・多久和俊明 「仮説実験授業におけるたのしい授業という思想の形成と論理」の要旨
・佐藤正助 「日本の劣化とどう向き合うか」
・山本美知 根本巌「ロシア・ウクライナ戦争の終結は?」「社会の矛盾とのつきあい方」と斎藤環「戦争を止める<個人の尊重>から」
・橋本五郎 「安全神話」と「安保神話」
・上田英良 「科学と方法」第8号の「再刊のことば」7、第6号「電磁磁気学の歴史における弁証法と機械論の役割」
・進士多佳子 「“誰でも話し合える科学”のために、その可視化のかたち考察」
・渡辺規夫 「板倉聖宣の実証主義批判と仮説実験授業の成立」
今月は7人の方の発表がありました。とても活発な話し合いができたと思います。参加者が互いに率直な意見を出し,研究や交流等のよいきっかけになったと思います。たくさんの議論が起こり,とても参考になりました。今日の話し合いからいろいろなことが見えてきたと思います。参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。参加者12名
● また,情報交換や研究をさらに促進するために,科学史と科学教育の研究会「談話会」を新しく実験的に試みています。次回は,
9月30日(金)夜7時~9時 参加希望の方は多久和にメール下さい
mxrhp118@yahoo.co.jp
● なお,姉妹版の「板倉科学史・科学教育研究会」を
9月17日(土) 毎月第3土曜日11時~17時にZOOMでもやっていますので,こちらの方にもご参加願えればと思います。こちらの方は時間的な制約・進行等はゆるやかです。 参加希望の方は多久和 mxrhp118@yahoo.co.jp
2022年度(第35期) 「科学史学校」も、引き続きZoomのオンライン開催となります。前々日までの事前申込(無料)で、会員以外のどなたでもご参加いただけます。以下のGoogleフォームから参加申し込みをしていただくと、メールでZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。
◆10月の科学史学校の参加申し込みは以下となります。10月20日(木)午前10時までに送信してください。
https://forms.gle/ptjdaj3kjgvLoq776
2022年10月22日(土) 午後2-4時
菊池 好行 会員 (愛知県立大学)
「日本の科学、外国語学習と国際交流」
日本の科学が蘭学の一部として始まったことから明らかなように、日本科学史と外国語学習の歴史を切り離すことはできない。明治初期にお雇い外国人による講義、海外留学、外国語による論文執筆の必要性により重要度が一気に増大した科学者の外国語学習は、世紀転換期に日本が科学の国際会議に参入することによって新しい局面を迎えることとなる。本報告では日本の科学者と外国語学習との関係について20世紀初頭を中心に概説する。
科学技術社会論学会より、無料シンポジウムの案内が参りましたので、お知らせします。なお、このシンポジウムは日本科学史学会が後援しています。ぜひご参加ください。【8/23修正:新型コロナ流行によりオンライン開催に変更といたしました。何卒ご了承ください】
2022年度 科学技術社会論学会シンポジウム
科学・技術と民主主義
趣旨:
専門知と民主主義の関係性、とりわけ政策決定との関係性は、科学技術社会論の主要なテーマの一つでした。とりわけ「第3の波」以降の議論は、感染症をめぐる意思決定や、ゲノム編集をめぐる議論などを通じて、人びとの関心が高まってきているなか、科学技術社会論学会としてもこのテーマについて再検討の場を設ける意義があると考えました。幸い、昨年、コリンズ、エヴァンズ『民主主義が科学を必要とする理由』が翻訳出版されました。このシンポジウムは、この本を手がかりとして、あらためて科学・技術と民主主義について問題提起をすることを目指すものです。
日 時:2022年9月18日(日)13時〜16時
形 式:オンライン形式
続きを読む名古屋工業大学より公募情報をいただきましたので、お知らせします。
[所属(配属)]名古屋工業大学・基礎類
[募集職名・人数] 准教授・1名
[担当科目] 「科学技術史」「科学思想史」「人間社会特殊講義」(第一部),「科学史」(第二部)及び大学院一般共通科目「科学技術史特論」
[専門分野]科学史・科学論
[勤務地住所(就業場所の詳細等)] 愛知県名古屋市昭和区御器所町 名古屋工業大学
[着任時期(採用日、着任日等)]
採用予定年月日 2023年4月1日以降できるだけ早い時期
<名古屋工業大学 公募情報PDFへのリンク>
https://www.nitech.ac.jp/intro/saiyo/mt_files/kobo-j-2022-19.pdf
<JREC-INへのリンク>
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D122080900&ln_jor=0
なお、公募内容についての問い合わせは、募集している各機関へお願いします。
日本科学史学会では、科学史・技術史および周辺分野を専門とする教員・研究者の公募情報をウェブサイトに掲載しております。周知を希望される各機関の担当者の方は、学会ウェブサイト「問い合わせ」ページのフォームを用いてお知らせください。
日時:2022年9月16日(金) 13:30~17:00
場所:追手門学院大学 総持寺キャンパス A361
会費:無料
【プログラム】
1.徳武太郎(京都大学):インド数学史における『トリシャティーバーシュヤ』の位置付け
司会:小長谷大介(龍谷大学)
発表内容:『トリシャティーバーシュヤ』は、サンスクリットの算術書『トリシャティー』(800年頃)に対する著者未詳の注釈である。本報告では、同注釈の年代や数学的特徴に関してこれまでの研究から明らかになったことを報告し、そこから見えてくるインド数学史における『トリシャティーバーシュヤ』の位置付けについて検討する。
2.田中祐理子(神戸大学):ガストン・バシュラールにとっての「科学」
司会:武田裕紀(追手門学院大学)
発表内容:本報告では、バシュラールの科学哲学の独自性について、同時代の自然科学研究の動向と照らし合わせながら探ることを試みる。バシュラールと並び20世紀フランスの史的科学認識論研究の基盤を作ったジョルジュ・カンギレムのバシュラール論を手がかりとしつつ、現在からの「バシュラール再考」に取り組みたい。
3.その他
【コロナ対応について】
現状のコロナ対応レベルの場合、入構にあたって事前登録などは必要ありません。ただし、主催団体の責任において、感染予防を徹底することが求められています。建物内ではマスク着用、消毒液による手洗いの徹底をお願いいたします。
コロナ対応レベルに変更があった場合は、開催方法に変更が生じる可能性があります。
なお、感染者数の増減にかかわらず、懇親会は予定しておりません。
【アクセス】
JR総持寺からは徒歩で約10分、阪急総持寺からは20分弱かかります。阪急利用ならば、天候次第で茨木市駅からバスの方がよいかもしれません。構内に駐車場はありません(工事中につき使用不可)が、キャンパスのすぐ前にイオンがあり、90分無料、1000円の買い物で150分無料です。30分超過するごとに100円かかります。
総持寺キャンパスには、校舎は一棟しかありません。
下記の公募情報をいただきましたので、お知らせいたします。
広島大学 教員公募(科学社会学,科学技術史)
<J-RECIN>
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D122072125&ln_jor=0
<広島大学 教員公募のページ>
https://www.hiroshima-u.ac.jp/employment/kyoinkobo/ningen
日本科学史学会では、関連分野の教員公募の情報を紹介しております。
問い合わせページよりご連絡いただければ幸いです。
2022年度生物学史分科会「夏の学校」のプログラムが決定しました。
日時:2022年8月26日(金)10:00~18:00
場所:東京大学駒場キャンパス16号館119・129教室/オンライン(Zoom)
※コロナの状況によってオンラインになる可能性があります。
詳細・参加登録はこちらhttps://forms.gle/7MzXCTgNJGeKAVkL6
プログラム:
続きを読む