科学史研究・科学史通信を発送いたしました

先日、科学史通信460号・科学史研究2025年1月号(No.312)を会員向けに発送いたしました。お手元に届いていない場合は、お知らせください。

今回発送の封筒には、2025年度年会費の払い込み取扱票が入っております。本学会は前納制をとっておりますので、会費納入をお願いいたします。

板倉科学史・科学教育研究会の2/3月案内等

多久和俊明会員より、研究会の連絡がありましたので、掲載いたします。以下ではメールアドレスの@はアットと書かれています。

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な情報交換・話し合い・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●2月~3月の研究会・コロキウム・談話室

※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

3月2日(日)  8:50~12:00ごろまで 

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○2月2日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)          

・兼子美奈子:「『所有権法の理論』川島武宜箸についての感想」           
・多久和俊明:「丙午迷信がSNSで拡散する前に考える科学教育・科学思想の根本問題 この60年間の啓蒙・教育はどうだったか」

  今月は2人の発表でしたが,今回も深い根底ではどこかがつながっていたり,関係していることが共有されたり,有意義な話し合いができました。所有の概念,基本的人権,女性の人権へと深くつながっていることがわかったように思います。互いの研究からもたくさんのことが学べ,率直に意見が交換できたように思います。科学的に考え,研究し,何でも話し合うことからはじめたいです。そして何よりも科学的認識が本当に身につく授業の普及が必須でしょう。

  参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。参加者5名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

2月25日(火)夜7時~9時  (※第4週火曜日)   参加希望の方は多久和にメール

下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                       

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

2月15日(土)13:00~ 17:00 
仮説社とZOOM併用でやっています。時間的な制約や進行等はゆるやかですので,じっくり検討したい,話し合いたい場合はとくにおすすめです。気楽に参加下さい。参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

ポスドク研究員募集のお知らせ

公益財団法人医療科学研究所からポスドク研究員募集の知らせがありましたので、掲載いたします。社会医学や医療を対象とした人文科学・社会科学分野を担う研究者が対象です。応募書類の締め切りは1月27日(月)となっております。

詳細は下記をご覧ください。

医研ウェブサイト:
https://www.iken.org/assist/requirements.html

JREC-IN:
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D124112088

国立科学博物館(上野)主催「科学史講座」(日本科学史学会 共催)のご案内

開催場所は国立科学博物館(上野)日本館2階講堂となります。
オンラインでの配信はありません。
事前申込の必要はないので、直接会場にお越しください。

国立科学博物館ホームページ
https://www.kahaku.go.jp/learning/event/history_of_science/

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2025年1月25日(土) 13:30–15:00
中部大学教授 小林博行
「『夜国』——科学知識と想像力」
江戸時代の世界地図には奇妙な名前の国が載っています。その由来は?

2025年3月8日(土) 13:30–15:00
東京大学名誉教授 橋本毅彦
「図像から読み解く科学史」
科学者は自然をどのように観察し、視覚的に表現してきたか。

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科学史と科学教育の研究会 12月~2月の案内

多久和俊明会員より科学史と科学教育の研究会についての連絡をいただきましたので、掲載いたします。(以下ではメールアドレスにある@は「アット」に代えてあります。)

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な情報交換・話し合い・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●12月~2025年2月の研究会・コロキウム・談話室

※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

2月2日(日)  8:50~12:00ごろまで 

(1月はお休みです。)

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。

 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。

  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。

※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。

※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○12月1日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)          

・佐藤正助 :「福島県を中心にした再生可能エネルギーの現状「電力の私有と共有について」 」                     

・多久和俊明:「トランプが勝つのはなぜか アメリカの根底の問題」

  今月は2人の発表でしたが,今回も深い根底ではどこかがつながっていたり,関係していることが共有されたり,有意義な話し合いができました。互いの研究からもたくさんのことが学べ,率直に意見が交換できたように思います。科学教育で科学的認識はできるているのかという意見がありましたが,日本の学校教育全体ではきわめてか細いものです。だからこのように科学的に考え,科学的に研究し,何でも話し合うことからはじめたいです。そして科学的認識が本当に身につく授業の普及が必須でしょう。

  参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。参加者10名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

12月24日(火)夜7時~9時  (※第4週火曜日)  

1 月 28日(火)夜7時~9時 (※第4週火曜日)   参加希望の方は多久和にメール

下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                       

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

1月18日(土)13:00~ 17:00 

(なお,12月21日(土)は科学史学校を重なったので中止とします。)

(仮説社とZOOM併用でやっています。)時間的な制約や進行等はゆるやかですので,じっくり検討したい,話し合いたい場合はとくにおすすめです。気楽に参加下さい。参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

IUHPST/DHST オンラインワークショップのご案内

国際科学史技術史・科学基礎論連合/科学史技術史部門(IUHPST/DHST)から、下記の通りオンラインワークショップのご案内がありました。一連のワークショップは無料で参加可能です。詳細はPDF及びリンクをご覧下さい。
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In 2025, the DHST will offer a series of free online workshops to foster the worldwide integration and inclusion of early career scholars. Organized by Barbara Hof (DHST Commission on Science, Technology and Diplomacy) and Climério da Silva Neto (Inter-Union Commission on the History and Philosophy of Physics), the workshops will address topics that often fall short in university programs but are of general interest and importance. Participants are encouraged to engage in critical reflection on academic practices and the profession itself, based on input by an internationally diverse cohort of scholars.

Some sessions are designed to generate advanced knowledge of work environments in academia, some provide a behind-the-scenes look at the publication process, while others delve into specialized methods. Each session will be held on a Thursday in the first half of 2025 and will last for 1.5 hours.

The full program is attached, and you can find more information here: https://dhstweb.org/archives/1251

2024年12月7日(土) 第128回 東海支部例会のご案内

日 時: 2024 年12 月7日(土) 13:30~17:00

場 所: 労働会館 2F(下図参照)

発表者 :
1.松野 修氏:元 鹿児島大学生涯学習研究センター教授,愛知県立芸術大学名誉教授,仮説実験授業研究会会員。専攻;科学史・科学教育。
  タイトル:「科学教育者としてのロバート・ボイル——R.ボイル著『空気ばね論 続編 第1部』(1669 年刊)に記述された空気ポンプと実験の再現をとおして——」
概要:ロバート・ボイル(Robert Boyle,1627-1691)は1660 年『空気ばね論 初編』
を発表する。これは彼の自然学研究者としてのデビュー作であるが,該著作は同時に初心者を対象とした自然学教育書としての意味を持っていた。これを証明する手がかりとして,翌1661 年に発表された『自然学論集』の内容分析,および1669 年に発表された『空気ばね論 続編』中の,ある実験をとりあげる。この実験は松野の共同研究者,吉川辰司が復元した空気ポンプを使って行われた。

2.山中千尋氏:名古屋工業大学大学院工学研究科 准教授
  タイトル:「帝国学士院へのまなざし ー日本の学術研究体制の原型をさぐるー」
概要:本発表では近代日本のアカデミーである帝国学士院を取り上げ、とくに学術研究費補助と雑誌刊行に注目することで、その財団機能と研究機関としての再評価を試みます。帝国学士院は国内の学術研究体制の原型が詰まっており、興味深い点が多々あります。内容は拙著『日本学術振興会の設立に関する研究』風間書房、2023 年(第1章第2節)や近年の年会発表をもとに掘り下げたものです。東海の皆様との交流を楽しみにしております。

目安として各報告60 分、討論30 分、残りの時間で『東海の科学史』第16号発行(2026 年1月31日締め切り)等の打ち合わせを行います。

地図:

労働会館 所在地  本館 名古屋市熱田区沢下町 9-3 (TEL: 052-883-6974)

(説明)地図にあるように、金山駅から線路沿いに来ていただければ分かりやすい所です。しかし、線路が2つに分かれていますから、気をつけてください。金山駅の東出口(名鉄。JR)からだと間違いないでしょう。JR東海道線と名鉄本線が平行に走っています。くれぐれも、中央線と間違われないように気を付けて下さい。行く手に陸橋があります。その下を越えるとセブンイレブンがあり左に曲がると、すぐ労働会館の本館があります。1階に掲示板があります。歩いて10分ぐらいです。

連絡先:名古屋市天白区植田西2丁目220  菊谷秀臣   TEL:090-7306-2518

2024年8月24日(土) 第127回 東海支部例会報告

日時 :2024 年8月24日(土) 13:30 ~ 17:00

場所 :労働会館

発表者・内容

 1.石田正治氏「造幣局創業期の硬貨圧印機に関する調査研究
2.丸山陽彦氏「江戸時代の物理学書

参加者:11名

連絡先 :名古屋市天白区植田西2丁目220  菊谷秀臣  TEL:090-7306-2518

第28回科学史西日本研究大会

来たる12月7日に、関西大学千里山キャンパスにて第28回科学史西日本研究大会を開催いたします。事前登録不要、参加費無料でご参加いただけます。昼休み前には「リスペクトフル・ビヘイビア・ポリシーを考えるラウンドテーブル」も開催予定です。ぜひご参加ください。

第28回科学史西日本研究大会
2024年12月7日(土) 於:関西大学千里山キャンパス 第3学舎 D302教室
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/about/campus/ 阪急千里線関大前駅北口前の階段・エスカレーターを上がってすぐ)
※参加費無料

《プログラム》

10:20 開会の挨拶

10:30-11:00 真貝寿明(大阪工業大学情報科学部)日本に伝わった古世界地図と星図の系譜
11:00-11:30 市川 浩(もと広島大学) ユーリー・メレーシチェンコの技術論-1960~80年代「科学技術革命論」再考(1)-
11:30-12:30 リスペクトフル・ビヘイビア・ポリシーを考えるラウンドテーブル ファシリテーター:杉本舞(関西大学)

【昼休憩】

13:30-14:00 伊藤憲二(京都大学) 科学における「革命」とは何か?:量子力学史における1925年問題
14:00-14:30 大内孝子(東京科学大学) 環境・社会理工学院 IEEE 802委員会の「成功」とマリス・グラウベ
14:30-15:00 籍春蕾(京都大学)京都大学所蔵資料による宇治原子炉建設計画

【休憩】

15:15-15:45 西村 知真(京都大学文学研究科現代文化学専攻科学哲学科学史専修修士課程) G. Desarguesの「草案」の無限概念をめぐる認識論
15:45-16:15 武田裕紀(追手門学院大学) パスカルとサイフォンの原理
16:15-16:45 小泉幸太(東京都立大学人文科学研究科フランス文学教室) ニュートン『光学』における光の実体

16:50 閉会の挨拶

※17時頃より、会場近くで懇親会を開催する予定です。

連絡先:杉本舞(関西大学 msgmt@kansai-u.ac.jp)