2018年3月24日 技術史分科会 春の研究会

●日本科学史学会 技術史分科会
春の研究会のお知らせ(共催:科学論技術論研究会)

<日時・会場>
■2019年3月24日(日)13:00~17:00
■会場:立命館大学大阪茨木キャンパス B棟4F研究会室2
JR茨木駅から徒歩10分(線路沿いに歩行者専用道路)、阪急南茨木駅から徒歩15分
※駅からの地図(http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/oic/
※大学構内の地図(http://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/#oic

■報告者
①小林学(千葉工業大学)「ジェームズ・ワット再考:ワット没後200年、ワットの
 分離凝縮器を含む蒸気機関改良に関する1769年の特許250年によせて」
②西村成弘(関西大学)「近代企業と特許管理」
③中村真悟(立命館大学)「リサイクルシステムの成立条件:日本のPETボトルリサイクルを事例に」

■参照資料
 小林学(2013)「蒸気機関技術史概論」『科学史研究』
 西村成弘(2016)『国際特許管理の日本的展開』有斐閣
 中村真悟(2018)「日本におけるPETボトルのリサイクルシステムの成立と変容」『人間と環境』

2019年度(第32期)科学史学校のご案内

日本科学史学会では、一般の方を対象とした公開講演会「科学史学校」を開講しています。 全6回・聴講料は無料です。

期間:2019年4月~2020年2月

会場:★2019年3月末に決定次第、HPに掲載します

時間:14時~16時 事前申し込み不要・参加費無料・自由参加

第32期プログラム

2019年4月27日(土)

講師: 市川 浩 会員 (広島大学)

演題:「オブニンスク、1955年―世界初の原子力発電所とソヴィエト科学者の「原子力外交」―」

1950年代なかば、原子力の「平和利用」は、東西冷戦にもかかわらず、東西両陣営で軌を一にして強力に推進された。1954年6月、オブニンスクに世界初の商用原子力発電所が開設され、国連第1回原子力平和国際会議(ジュネーヴ)が開催される翌1955年は、ソ連の原子科学者にとって夢と活力に満ちた年となるはずであった。しかし、ソ連・東欧における原子力「平和利用」はその後暫時停滞する。本講演ではこの背景を解きあかしてゆきたい。

2019年6月22日(土)

講師: 春日 あゆか 会員(広島大学)

演題:「大気汚染と技術の評価―19世紀イングランドを事例に」

19世紀のイングランドでは、蒸気機関の使用が拡大した結果、多くの工業都市で大気汚染が深刻化した。その解決策として期待されたのが主に完全燃焼を達成するとされた技術的対策だった。しかし、この解決策に関しては、煤煙対策と燃料削減の両面から有効なものであるとする立場と、費用・トラブルの発生などの面から非実用的だとする立場があった。評価が分かれた背景を論じ、環境・公害問題における対立の一事例として提示する。

2019年8月24日(土)

講師:橋本 毅彦 会員 (東京大学)

演題:「科学史における図像の製作と利用について」

解剖図や植物図譜、天気図や地層の断面図、あるいは実験結果を示す写真や模式図。科学・技術・医学の諸分野において、さまざまな図やイラストが古くから利用されてきた。近年これらの図の製作と利用について多くの歴史研究がなされ、新たな知見が提供されている。本講演では、それらの科学史上の図の利用に関して、いくつかの図と背景となる科学研究の歴史事例を取り上げつつ、最近の研究成果について紹介することにしたい。

2019年10月26日(土)

講師:小川 眞里子 会員(三重大学 名誉教授)

演題:「ヴィクトリア時代の医学と医療について」

イギリスの19世紀はコレラを初め、腸チフスや結核などさまざまな伝染病に悩まされた時代であった。世紀の後半は病気の原因として、微生物が注目されるようになる時代である。またヴィクトリア時代は、麻酔と消毒という2つの医療行為がもたらされ、外科手術が大きく発展するようになった時代である。病院の普及や看護職についても触れつつ、医学と医療におけるパラダイム転換を描き出すことをめざしたい。

2019年12月7日(土)

講師:中村 士 会員 (大東文化大学)

演題:「古星図・星表の新しい年代推定法―キトラ古墳天文図を手掛かりに」

古代から近世以前までの星図・星表に記された恒星位置の観測年代の決定は、天文学史における重要な研究テーマの1つである。7世紀末前後に描かれたとされるキトラ古墳天文図の観測年代推定の試みが契機で、多くの歴史的星図・星表に統一的に適用できる新しい統計学的手法を開発した。本講演では、その概要と特徴を、拙著『古代の星空を読み解く―キトラ古墳天文図とアジアの星図』(東京大学出版会、2018年)に基づき紹介する。

2020年2月22日(土)

講師:鈴木 孝典 会員 (元 東海大学)

演題:「アラビア天文学から科学史を見直す」

科学史のメインルートであるギリシャ→アラビア→ヨーロッパという学問の流れの中で、アラビアは異質なものと見なされがちである。それは明らかな偏見であり、そういう偏見をもっていては、科学史の見方も歪んだものにならざるを得ないだろう。その偏見をなくすには、アラビアを中心において、そこからギリシャとヨーロッパを眺めてみるのが効果的である。アラビアからプトレマイオスとコペルニクスはどう見えるだろう。

お問い合わせ先 日本科学史学会 普及委員会

e-mail : fukyu (後ろに@historyofscience.jpを追加してください)

2018年12月22日(土) 第113回東海支部例会報告

日時 :2018年12月22日(土) 13:30~17:30

場所 :労働会館 本館(TEL:052-883-6974)

発表者・内容

 (1)高橋博子氏「1954年ビキニ水爆被災と米原子力委員会:被曝マグロの打ち切りをめぐって」

(2)隠岐さや香氏「『文系と理系の歴史』の可能性」

出席者:17名

連絡先:名古屋市天白区植田西2丁目220  菊谷秀臣   TEL:052-803-7380

2019年2月23日「科学史学校」開催案内

2019年2月23日(土)14:00~16:00

日本科学史学会主催「科学史学校」

(予約不要、入場無料、どなたでもご参加いただけます)

講師:伊東 剛史 会員 (東京外国語大学)

演題:「動物園と科学の関係―黎明期のロンドン動物園を題材として」

会場:日本大学理工学部駿河台校舎1号館7階171教室(JR御茶ノ水駅より徒歩3分) https://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/surugadai/

1828年開園のロンドン動物園は、世界初の科学的な動物園と紹介されることがあるが、実際には動物園が科学の発展に果たす役割は、当時のイギリス社会ではそれほど明確ではなかった。むしろ、科学的な知識や実践が大衆消費社会に組み込まれるようになったため、娯楽を提供する動物園は果たして科学的な施設なのかが問われた。本講演では、ロンドン動物園に関するさまざまな史料を用いながら、動物園と科学との関係を歴史的な視点から考える。

日本科学史学会役員選挙について 選挙管理委員会公示

『科学史通信』435号に、日本科学史学会の会長・委員・監査選出に関する選挙要領が公示(下記リンクをクリック)されました。

日本科学史学会役員選挙について 選挙管理委員会公示

本公示に記載されている、推薦届・立候補者の言葉の様式は下記のリンク先にあります。ダウンロードしてご利用ください。

自薦用推薦届

他薦用推薦届

立候補者の言葉

科学基礎論学会との共同企画案について(アイディア・提案募集)

日本科学史学会では、学会75周年を契機に、科学基礎論学会との連携事業を進めてまいりました。これまで、日本科学史学会年会で連携シンポジウムを2回開催しています(2016年度年会2017年度年会)。

つきましては、きたる2018年度年会に向けて、会員の皆さまから、科学基礎論学会との連携企画のアイディア・提案を募集します。

・連携シンポジウムのテーマ
・そのほか共同企画の提案

につきまして、杉本舞(75周年事業委員長)宛にお送りください。断片的なアイディアでも結構です。その他、ご意見もぜひお寄せください。

送り先:杉本舞(msgmt*kansai-u.ac.jp *を@に変更してください)
締切:2018年1月21日(日)

皆さまからの、多数のご意見をお待ちいたしております。

科学史・技術史関連科目調査 / 調査終了は7月31日です

4月24日に開始した「科学史・技術史関連科目の開講状況に関する調査」につきまして、学会の内外からご協力を賜り、まことにありがとうございます。

調査回答の締め切りは今月末、7月31日(日)の予定です。調査回答へのご協力、何卒よろしくお願いいたします。

調査への回答はこちらから:https://historyofscience.jp/joho/survey2016

「よくある質問」:https://historyofscience.jp/joho/survey2016_faq