徳島科学史研究会・日本科学史学会四国支部2024年合同発表会・年総会のお知らせ

四国支部より年総会の案内がありましたので、お知らせいたします。

徳島科学史研究会・日本科学史学会四国支部
2024年合同発表会・年総会

日 時 2024年8月24日(土)13:30〜16:30
会 場 北8号館812講義室
開催方法:対面
主 催 徳島科学史研究会・日本科学史学会四国支部
参加費 無料 

開場受付 13:00から
開会あいさつ13:30−13:35
第1部 合同発表会
 前半の部 13:35−14:50
1.13:35−14:00
 有光 隆(愛媛)「講義「力学の歴史」におけるクイズの紹介」
2.14:00−14:25
 八耳 俊文(東京)「『舎密開宗』成立前の「舎密集成」について」
3.14:25−14:50
 西條 敏美(徳島)「地域の女医史を調査する意義」

休憩

 後半の部 15:10−16:00
4.15:10−15:35
 石田 純郎(中国労働衛生協会)「台湾・日本統治時代の医の記憶 -台北近郊の樂生
療養園を中心に」
5.15:35−16:00
 北林 雅洋(香川大学)「『翻刻 久米通賢史料集』の出版に向けて」

小休止

第2部 合同年総会 16:05〜16:30
閉会あいさつ
集合記念撮影
懇親会

問い合わせ先 三宅岳史(香川大学)
miyake.takeshiアットkagawa-u.ac.jp
(アットを@としてください)

日本学術会議 元歴代会長らによる声明

本年6月10日に日本学術会議の法人化を目指す政府の動きに対して、日本学術会議の元歴代会長6氏の合同声明、および吉川元会長の声明が発せられました。
学術のあり方についての極めて重要な声明ですので、会員内で共有できるようにいたします。

現在、これらの声明は以下で読むことができます。

再び、岸田文雄首相に対して日本学術会議の独立性および自主性の 尊重と擁護を求める声明

日本学術会議会長経験者6名の声明発表記者会見に際してのメッセージ 

2024年6月22日(土)午後2-4時「科学史学校」のご案内

2024年度(第37期) 「科学史学校」も引き続きZoomのオンライン開催で、事前申込(無料)、会員以外のどなたでもご参加可能です。Googleフォームから参加申し込みをしていただくと、前々日にメールでZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。

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◆2024年6月の科学史学校の参加申し込みリンクは以下となります。6月20日(木)正午12時までにお申し込みください。

https://forms.gle/dHdCgNLxpqqoEenk6

2024年6月22日(土)午後2-4時
山中 千尋 会員(名古屋工業大学)
「学術研究のしくみから見る近代日本―櫻井錠二の事績を中心に」
開国とともに西洋の学術文化に接した日本は、どのように自国の学術研究のしくみを構築してきたのでしょうか。本講演では、近刊拙著の内容に基づき、学術研究のプロモーターであった化学者・櫻井錠二の足跡を軸に、帝国大学、帝国学士院、学術研究会議、日本学術振興会といった学術組織の形成に目を向け、日本の学術研究体制の来し方を概観します。また、研究関心の背景や今後の展望に言及し、研究環境のあり方について考察します。著書リンク:https://www.kazamashobo.co.jp/products/detail.php?product_id=2488

板倉科学史・科学教育研究会の3月・4月案内等

多久和俊明会員より板倉科学史・科学教育研究会についての連絡をいただきましたので、掲載いたします。

(以下ではメールアドレスにある@は「アット」に代えてあります。)

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な情報交換・話し合い・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●3月~4月の研究会・コロキウム・談話室・講演会

※  ここに記した会は,参加費0円です。

4月7日(日)  8:50~1:00前まで 

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。

 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。

  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。

※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。

※ ZOOMのやり方や使い方等については佐藤正助さんがやさしく教えてくれます。

※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○3月3日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)          

・溝畑典宏 「コロンブスの大西洋横断とトスカネリの書簡」

・兼子美奈子「ジェーン・マーセット『ウイリーの休日』について」

・佐藤正助 「宇沢弘文「社会共通資本とコモン」について」

・上田英良 「1965年の朝日新聞の雑誌広告から見える丙午」

・多久和俊明「世界の自動車生産・輸出の変化と〈ウクライナでの戦争とグローバルサウス〉」他

  今月は5人の発表でしたが,じっくりと話し合うことができました。

  参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。 

参加者10名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

3月26日(火)夜7時~9時  

  参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                        

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

4月20日(土)11:00~ 17:00

仮説社とZOOM併用でやっていますので,ご参加願えればと思います。時間的な制約や進行等はゆるやかですので,じっくり検討したい,話し合いたい場合はとくにおすすめです。参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

2024年4月27日(土)午後2-4時「科学史学校」のご案内

2024年度(第37期) 「科学史学校」も引き続きZoomのオンライン開催で、事前申込(無料)、会員以外のどなたでもご参加可能です。Googleフォームから参加申し込みをしていただくと、前々日にメールでZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。

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◆2024年4月の科学史学校の参加申し込みリンクは以下となります。4月25日(木)正午12時までにお申し込みください。

https://forms.gle/EHbpn4N6eyhkxiv49


2024年4月27日(土)午後2-4時
槙野 佳奈子 会員(宇都宮大学)
「19世紀フランスにおける写真技術の発明とその公表」
1839年、フランスで世界初の写真技術が公式発表された。本講演では写真技術の発明に至るまでの社会的背景を探った上で、この新技術がいかに公表されたのか、そこにどのような意味が付与されたのかを検証する。そして新技術としての「写真」が、当時活躍していた科学普及活動家ルイ・フィギエの著述の中でいかに取り上げられていたのか、拙著『科学普及活動家ルイ・フィギエ――万人のための科学、夢想としての科学』(水声社、2023年)をもとに紹介したい。

2024年度(第37期)「科学史学校」のご案内

2024年度(第37期)「科学史学校」も引き続きZoom のオンライン開催となります。事前申込(無料)で、会員以外のどなたでも参加可能です。Google フォームから参加申込みをしていただくと、前々日にメールでZoom のミーティングID とパスコードが送られてきます。開催時間は午後2時~4時です。

◆2024年8月の科学史学校の参加申し込みリンクは以下となります。8月22日(木)正午12時までにお申し込みください。

https://forms.gle/ZWtfXqoxKUWe2j94A

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2024年8月24日(土)午後2-4時
平岡隆二 会員(京都大学)
「イエズス会の日本語宇宙論教科書『スヘラの抜書』の発見と意義」
近年、日本語で書かれた最古の西洋科学書とみられる『スヘラの抜書』(ペドロ・モレホン編、17世紀頭頃)の写本がドイツで発見された。同書はキリシタン時代にイエズス会が編纂した宇宙論教科書の日本語版で、西洋科学の日本初伝来にまつわる重要史料である。この講演では、1)キリシタン布教と科学知識、2)内容と構成、3)翻訳と改訂、4)後代の利用、などを中心に、同書の歴史的位置づけと意義について考えてみたい。

2024年10月26日(土)午後2-4時
月澤美代子 会員
「『ツベルクリン騒動―明治日本の医と情報―』とその後」
1890年8月、ロベルト・コッホは結核の新しい治療薬発見の示唆をした。11月、人体にも有効という論文が発表されると、ベルリンに世界中から結核患者が押し寄せた。世にいうツベルクリン騒動である。ベルリンから遠く離れた極東の島国、生まれたばかりの帝国日本は、この新薬の情報を、いつ、どのような手段で受け取り、どのように受け止めて対処したのか。当時、まだドイツ語論文に直接アクセスしにくかった日本の開業医、さらには一般民衆への情報の伝達・普及・切り分けに焦点をあてて分析した本書の内容のアウトラインと、その後の展開を紹介したい。

2024年12月21日(土)午後2-4時
河西棟馬 会員(東京工業大学)
「後進国日本の研究開発—戦前日本の電気通信工学を題材に」
近代日本を対象とした技術史研究においては、これまで学習・導入・運用に注目した制度的研究が先行し、工学者・技術者たちの研究開発ないし知識生産に焦点が当たることは少なかったように思われる。本講演では、拙論『戦前日本の電気通信工学, 1891-1937』(京都大学, 2023)に基づき、後進国日本において研究開発という活動がもった歴史的意味について考察する。

2025年2月22日(土)午後2-4時
柴田和宏 会員(岐阜大学)
「初期近代西欧の養生法と化学」
健康維持をめざす養生法は、古くから西洋医学の一部分として重要視されていた。16、17世紀の西欧では、古代の学問の復興や印刷物の広まり、錬金術/化学の普及などを背景に、養生法に関する大量の書物が出版される。今回の科学史学校では、これまでの研究や報告者の研究に依拠しつつ、初期近代西欧の養生法の内容を、とくに錬金術/化学との結びつきに注目しながら探っていきたい。

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ー開催済ー

2024年4月27日(土)午後2-4時
槙野佳奈子 会員(宇都宮大学)
「19世紀フランスにおける写真技術の発明とその公表」
1839年、フランスで世界初の写真技術が公式発表された。本講演では写真技術の発明に至るまでの社会的背景を探った上で、この新技術がいかに公表されたのか、そこにどのような意味が付与されたのかを検証する。そして新技術としての「写真」が、当時活躍していた科学普及活動家ルイ・フィギエの著述の中でいかに取り上げられていたのか、拙著『科学普及活動家ルイ・フィギエ――万人のための科学、夢想としての科学』(水声社、2023年)をもとに紹介したい。

2024年6月22日(土)午後2-4時
山中千尋 会員(名古屋工業大学)
「学術研究のしくみから見る近代日本――櫻井錠二の事績を中心に」
開国とともに西洋の学術文化に接した日本は、どのように自国の学術研究のしくみを構築してきたのでしょうか。本講演では、近刊拙著の内容に基づき、学術研究のプロモーターであった化学者・櫻井錠二の足跡を軸に、帝国大学、帝国学士院、学術研究会議、日本学術振興会といった学術組織の形成に目を向け、日本の学術研究体制の来し方を概観します。また、研究関心の背景や今後の展望に言及し、研究環境のあり方について考察します。著書リンク:https://www.kazamashobo.co.jp/products/detail.php?product_id=2488

2024年2月24日(土)午後2-4時「科学史学校」のご案内

2023年度(第36期) 「科学史学校」も引き続きZoomのオンライン開催で、事前申込(無料)、会員以外のどなたでもご参加可能です。Googleフォームから参加申し込みをしていただくと、前々日にメールでZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。

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◆2024年2月の科学史学校の参加申し込みリンクは以下となります。2月22日(木)正午12時までにお申し込みください。

https://forms.gle/RBtKE6ZCNL2TLdQd8

2024年2月24日(土)午後2-4時
中尾 暁 会員 (東京大学大学院)
「メンデル遺伝学はいかにして誕生したか」
20世紀初頭に確立されたメンデル遺伝学は、遺伝の問題を発生の問題
題から切り離して捉えるなど、さまざまな点で新しい遺伝観の上に成り立っていた。遺伝に関する新しい見方はどのようにして形成されたのだろうか。本報告では、“メンデルの再発見”の解釈に関する論争を中心に、これまでの諸研究を紹介する。その上で、化学と生物学のあいだに概念や理論のアナロジーが成り立つという発想が重要な役割を果たしていたという、報告者の考えについても説明する。

「板倉科学史・科学教育研究会」の12月~2月案内等

多久和俊明会員より「板倉科学史・科学教育研究会」の案内をいただきましたので、以下に掲載いたします。メールアドレスにある「アット」は@に直してください。

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な情報交換・話し合い・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●12月~2月の研究会・コロキウム・談話室・講演会

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国際会議のお知らせ

 開催日:2023年9月29日 online

 主催者 IUHPST/DHST(国際科学史技術史会議)

 シンポ:DHST Global History of Science and Technology Festival 2023

The Future of History of Science and Technology / History of Science and Technology for the Future

  ・・・The program features 56 speakers based on 37 countries from around the world. It will be a unique opportunity for all of us to listen to a multitude of voices offering perspectives on the central theme of “The Future of History of Science and Technology / History of Science and Technology for the Future.”

  プログラムは、DHST Global History of Science and Technology Festival 2023 – Sciencesconf.org

  Online 開催です。登録すれば誰でも参加できます。無料。https://events.zoom.us/ev/AjTIVIBMjUNuKpmFyqBIc2t6H_pG5Jou8iVed-L8RfVQrr9X7JWD~AuiCMOTGLU5jFpStc_-uC7Ut-C7c5r6lpUD7Y4taGorSZ98gRDLHWUXgMA
日本からは杉本舞氏が登壇します。また杉本さんの発表は、日本時間に換算すると、
14時40分から15時までになります。(司会 橋本毅彦氏) (木本記)

国立科学博物館(上野)「科学史講座」のご案内

2023 年 11 月 25 日(土) 13:30–15:00
斎藤憲「日本科学史学会編『科学史事典』について」

    エジプトから原子力・遺伝工学まで。

    科学の歴史を見わたす一冊を、編者と読み解きます。

2024 年 1 月 27 日(土) 13:30–15:00
株本訓久「日本のガリレオ・岩橋善兵衛の望遠鏡」

2024 年 3 月 9 日(土) 13:30–15:00
古川安「津田梅子という生き方——科学史とジェンダーの視点から——」

会場:国立科学博物館 上野本館 日本館2階講堂

定員:100名

主催:国立科学博物館

共催:日本科学史学会

参加費:無料。ただし入館料(一般・大学生630円、高校生以下・65歳以上無料)が必要です。

申込:申し込みは不要です。定員に達した場合は、ご参加をお断りいたします。

各回の詳細につきましては、国立科学博物館ホームページ・イベントカレンダー( https://www.kahaku.go.jp/event/index.php)から開催日をクリックしてご確認ください(通常、開催1か月前までに更新されます)。

なお、近日中に特設サイトを国立科学博物館ホームページ上にて設置予定です。