第11回2月26日(土)科学史学校「理科教育と科学史―科学史とともに高校教育35年」(西條敏美氏)

第23期第11回科学史学校 2月26日(土) 14:00~16:00
西條敏美氏「理科教育と科学史―科学史とともに高校教育35年」 
概要:本年3月での定年退職を前にして、高校の一理科教師として科学史とともに歩んできた35年間を振り返る。
教育現場からの科学史への思い、関心事、取り組んできた事、自著が生まれてきた背景などを自由に語る。
会場:東京キャンパス・イノベーションセンター 5F 509

2011年1月22日 科学史学校 「パリ王立科学アカデミー」

第23期 第10回 科学史学校
隠岐さや香「パリ王立科学アカデミー―科学者はいつからいたのか?」
 科学を研究することが社会の中で重視されるようになったのはいつからだろうか。近代西洋社会における最初の本格的な国家による科学研究機関といわれるパリ王立科学アカデミーの歴史から、その経緯を考察する。
会場:港区芝浦のキャンパス・イノベーションセンター5階(JR山手線・田町駅下車2分)
時間:午後2時~4時

12月18日科学史学校「幕末欧米派遣使節団の見た鉄鋼業」

第23期第9回12月18日(土)14:00~
「幕末欧米派遣使節団の見た鉄鋼業」
講師:室賀脩
概要:開国後幕府は新見訪米、竹内訪欧、他の使節団を欧米に派遣、留学生(含薩長密航者)も派遣した。彼らの見た産業革命後の欧米を、鉄鋼及び関連工業を中心に述べたい。その知見は間接的に八幡製鉄所に活かされている。(2010/10/22日付修正)

「研究倫理に関する宣言」について

『科学史通信』No.400に,第8回全体委員会において採択された「研究倫理に関する宣言」が掲載されました.

研究倫理に関する宣言

 日本科学史学会は創立以来、日本を代表する科学史および技術史研究の専門学会として学術的貢献と社会的責務を果たしてきた。日本科学史学会全体委員会は,2011年に創立70周年を迎えるにあたり、科学史および技術史研究の一層の発展に寄与するために,次のことを宣言し,すみやかに研究倫理に関する綱領の制定に取り組む.

一、本学会は、学会員の公正な研究・教育活動を保障し,人権を尊重する環境の整備に努める。
一、本学会は、学会員の研究および学会活動を尊重すると共に、それらが正当に評価され適切に批判されるような組織運営に取り組む。
一、本学会は、科学史研究の文化的意義と学会活動の社会的責務を自覚し、行動する。

                        2010年9月26日
                 日本科学史学会全体委員会

11月27日科学史学校「害虫の誕生-科学史と環境史の間」

第23期第8回11月27日(土)14:00~
「害虫の誕生:科学史と環境史の間」
講師:瀬戸口明久(大阪市立大学)
概要:この講演では昨年上梓した『害虫の誕生』(ちくま新書)をもとに、近代日本の昆虫学と社会について話す。調査の過程や研究の背景についても言及し、科学史と環境史のあいだに広がっている新しい領域を見通す。

10月23日科学史学校「インド数学」

10月23日(土)14:00より開催
楠葉隆徳(大阪経済大学)
概要:インドの学術語のサンスクリットで書かれた文献の特徴を概説し、数学書はどのようなトピックをどのように書いているかを説明します。四則演算、二次方程式、組合せ、魔法陣などを話題とします。

「科学史通信」(No.399号)の訂正について

2010年9月30日発行の「科学史通信」(No.399)につきまして, p.1に記載された第7回全体委員会報告の和文誌委員会報告の以下の箇所を訂正いたします.

誤「年会で行われたシンポジウムの投稿について、編集委員会による査読とし、小特集とする予定である」

正「2010年度年会シンポジウムの一つを小特集とし、その原稿については通常の投稿に準じた査読を行う予定である」