2022年4月3日 科学史と科学教育の研究会のお知らせ

● 科学史と科学教育の研究会
自由闊達な情報交換・研究のオープンな研究組織をめざして
                                             多久和俊明

●4月の研究会(第1日曜開催)

4月3日(日)  8:50~1:00前まで

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
 ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討してほしいのかを明確にして下さい。

※  参加費 0円
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ ZOOMのやり方や使い方等については佐藤正助さんがやさしく教えてくれます。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasuke@iuhpst

●  また,情報交換や研究をさらに促進するために,この研究会の「談話会」を新しく実験的に試みています。次回は,

4月22日(金)夜7時~9時      参加希望の方は多久和 mxrhp118@yahoo.co.jp

● なお,姉妹版の「板倉科学史・科学教育研究会」を毎月第3土曜日11時~17時にZOOMでもやっていますので,こちらの方にもご参加願えればと思います。こちらの方は時間的な制約・進行等はゆるやかです。        参加希望の方は多久和 mxrhp118@yahoo.co.jp

お詫びとお願い 2022年3月7日 日本科学史学会技術史分科会研究会のお知らせ

お詫びとお願い:3月4日までに申し込んでいただいた方へ
Googleフォームにメールアドレス記載欄が作られておらず、ZoomURLをお送りできておりません。大変恐れ入りますが、再度Googleフォームへご記入くださいますよう、お願い申し上げます。


●日本科学史学会技術史分科会(科学論技術論研究会共催)のお知らせ
日時:2022年3月7日(月)12:30~17:00
会場:Zoomによるオンライン開催
テーマ:日米の科学技術政策(宇宙開発を中心に)
12:30-13:30 参加者の自己紹介と近況
13:30-14:30 報告①佐藤靖氏(新潟大学)「米航空宇宙局(NASA)の歴史 科学技術のマクロな変容」
※参考資料:佐藤靖(2019)『科学技術の現代史』中公新書
14:30-15:30 報告②加治木紳哉氏(同志社大学)「宇宙科学研究所の歴史 理学と工学の連携の系譜」
※参照資料は事前に下記からダウンロードしてください
http://doi.org/10.20637/JAXA-SP-19-004/0001
15:40-16:10 コメント:塩満典子氏、他(調整中)
16:10-17:00 議論
お問い合わせ:
山崎文徳(yama2012@fc.ritsumei.ac.jp
岡田 大士(daishi@home.nifty.jp
ZOOMの連絡をお送りしますので、googleフォームで事前登録をお願いします。
<参加確認フォーム>
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSczCp8MSjJkJ4eMx700IXgt581bUXzx2RbRHaPLHSm64r-Cjg/viewform?usp=sf_link
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2022年度(第35期) 科学史学校 講演一覧

2022年度(第35期) 「科学史学校」も、引き続きZoomのオンライン開催となります。前々日までの事前申込(無料)で、会員以外のどなたでもご参加いただけます。以下のGoogleフォームから参加申し込みをしていただくと、メールでZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。

⭐︎4月の科学史学校の参加申し込みはこちら。4月21日(木)10:00までに送信してください。
https://forms.gle/G7oeQftc5k6VRVN89

2022年4月23日(土)   午後2-4時 

藤本 大士 会員(日本学術振興会特別研究員PD/京都大学大学院)

「近現代日本におけるアメリカ人医療宣教師の活動」

1859年のヘボン来日以降、アメリカのプロテスタント・ミッションは多くの医療宣教師を日本に送った。例えば、現在も存在する聖路加国際病院はアメリカ人医療宣教師によってつくられた。本報告では、拙著『医学とキリスト教—日本におけるアメリカ・プロテスタントの医療宣教』(法政大学出版局、2021年)をもとに、アメリカ人医療宣教師が近現代日本において、どのようにして医学とキリスト教を広めようとしたかを概観する。
著書リンク:https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-32606-6.html

2022年6月25日(土)午後2-4時

法貴 遊 会員 (京都大学) 

「中世アラビア医学における眼病治療の実態とその理論的一貫性―カイロ・ゲニザ文書の観点から」 

アラビア医学に関する先行研究は、ギリシア語文献の翻訳過程、またはアラビア語文献独自の理論的展開を主な対象とした。だが、医学文献の主な記述対象は普遍的な学知であり、個別事例は記述から排除される傾向があったため、実践面の研究は進展していない。ここで、11~13世紀のカイロ・ゲニザ文書が例外的に個別事例を記録している点で注目されている。本報告では、カイロ・ゲニザの眼科学文書を分析して、中世カイロの眼科医がどのような論理に則って治療を実践したのかを論じる。 

2022年8月27日(土)午後2-4時

相馬 尚之 会員 (東京大学大学院) 

「性の越境者たち―世紀転換期ドイツにおける性転換・両性具有の幻影」 

20世紀初め、ドイツでは女性の権利や同性愛、異性装等を巡り既存の性規範が動揺していた。同時期にホルモン学者オイゲン・シュタイナッハは性転換の動物実験を行い、また生物学者エルンスト・ヘッケルは原始生物の雌雄同体から生物の本源的な両性具有を主張したことで、「自然科学的」に男女二元論に挑戦した。本講演では、世紀転換期ドイツにおける性言説から、ホルモン学・進化論・モダニズム文化の魔的な学際的邂逅を検討したい。 

2022年10月22日(土) 午後2-4時

菊池 好行 会員 (愛知県立大学) 

「日本の科学、外国語学習と国際交流」  

日本の科学が蘭学の一部として始まったことから明らかなように、日本科学史と外国語学習の歴史を切り離すことはできない。明治初期にお雇い外国人による講義、海外留学、外国語による論文執筆の必要性により重要度が一気に増大した科学者の外国語学習は、世紀転換期に日本が科学の国際会議に参入することによって新しい局面を迎えることとなる。本報告では日本の科学者と外国語学習との関係について20世紀初頭を中心に概説する。

2022年12月3日(土) 午後2-4時

山崎 正勝 会員 (東京工業大学 名誉教授) 

「原子爆弾の登場と戦争放棄・廃棄論」 

1954年のビキニ事件を受けた「ラッセル・アインシュタイン宣言」は、核兵器の廃絶とともに戦争の廃絶と放棄を主張した。1945年に原子爆弾の被害を見た仁科芳雄は、同宣言と同じ内容を翌年の『改造』の記事で述べたことが知られている。しかし、東久邇稔彦、石橋湛山、石原莞爾、幣原喜重郎も同様の発言を行い、憲法公布の日に吉田内閣が発行した、『新憲法の解説』にも、同様の趣旨が記されていたことを示したい。 

2023年2月25日(土) 午後2-4時

中澤 聡 会員 (東邦大学) 

「「健全なる河川」と側方分水をめぐる近世オランダ治水」 

現代日本の治水政策は、洪水を封じ込める従来型の治水と、氾濫を許容する治水の間で揺れ動いている。実は一見これとアナロジカルな論点をめぐる議論が近世オランダで行われており、それには当時の著名な科学者も関わっていた。今回の発表では、様々な委員会や治水団体による果てしのない論争を、「健全なる河川」という理念と「側方分水」、すなわち洪水流を一時的に本来の河道からそらす方策との対立に注目して分析する。

2022年4月23日(土)午後2-4時「科学史学校」のご案内

2022年度(第35期) 「科学史学校」も、引き続きZoomのオンライン開催となります。前々日までの事前申込(無料)で、会員以外のどなたでもご参加いただけます。以下のGoogleフォームから参加申し込みをしていただくと、メールでZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。

⭐︎4月の科学史学校の参加申し込みはこちら。4月21日(木)10:00までに送信してください。
https://forms.gle/G7oeQftc5k6VRVN89

2022年4月23日(土)   午後2-4時 

藤本 大士 会員(日本学術振興会特別研究員PD/京都大学大学院)

「近現代日本におけるアメリカ人医療宣教師の活動」

1859年のヘボン来日以降、アメリカのプロテスタント・ミッションは多くの医療宣教師を日本に送った。例えば、現在も存在する聖路加国際病院はアメリカ人医療宣教師によってつくられた。本報告では、拙著『医学とキリスト教—日本におけるアメリカ・プロテスタントの医療宣教』(法政大学出版局、2021年)をもとに、アメリカ人医療宣教師が近現代日本において、どのようにして医学とキリスト教を広めようとしたかを概観する。
著書リンク:https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-32606-6.html

2022年3月17日 軍事技術史研究会のお知らせ

第5回 軍事技術史研究会

2022年3月17日(木)10時~12時
報告者:井原聰(東北大学名誉教授)

「軍事技術史・軍事技術論の課題-自公政権の軍拡路線と関わって-」

参加希望者は研究会の前日までに山崎文徳まで連絡を下さい。zoomの情報を伝えるのでPCの設定などはご自分でご用意ください。

連絡先:山崎文徳 yama2012

 (後ろに @fc.ritsumei.ac.jp をつけてください)

科学史と教育の研究会 2022年2月6日の報告

●2月6日(日)の研究会の発表の報告          

・兼子美奈子 「酸のもとは酸素なのか?」
・柳沢克央    「『科学的とはどういうことか』の今日的な読解の試み」 
・橋本五郎  「柄谷行人さんの思想  交換様式論について」
・多久和俊明 「「たのしい授業」の思想について③ 大正・昭和の先覚者」  
・佐藤正助  「「コモニズム」からの<バックキャスト>」
・進士多佳子 「インフォグラフィックスに関すること」
・渡辺規夫  「『仮説実験授業はどうつくられたのか』の「前書き」について」

 今月は7人の方の発表がありました。お互いにとても活発な話し合いができたと思います。専門家,市民,アマチュアの立場から意見が出され,新しい研究や交流等のとてもよいきっかけになっています。参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。

  また,一人ひとりが伝えたいことがたくさんあることがわかり,情報交換や研究をさらに促進するために,この研究会の「談話会」を新しく実験的に試みることになりました。
2月23日(水)夜7時~9時     参加希望の方は多久和俊明 mxrhp118@yahoo.co.jp

 なお,姉妹版の「板倉科学史・科学教育研究会」を毎月第3土曜日にZOOMでもやっていますので,こちらの方にもご参加願えればと思います。こちらの方は時間的な制約・進行等はゆるやかです。

参加者 16名

3月6日科学史と科学教育の研究会のお知らせ

● 科学史と科学教育の研究会 自由闊達な情報交換・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●3月の研究会(第1日曜開催)

3月6日(日)  8:50~1:00前まで
 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討してほしいのかを明確にして下さい。時間の制約があるので焦点をしぼってください。

※  参加費 0円
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ ZOOMのやり方や使い方等については佐藤正助さんがやさしく教えてくれます。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんmakke@extra.ocn.ne.jpに連絡して下さい。

3月20日板倉科学史・科学教育研究会第4回のお知らせ

板倉科学史・科学教育研究会第4回
「平林浩さんのたのしい仮説実験授業の歴史
雑誌『ひと』の時代とたのしい授業」

                              多久和俊明・渡辺規夫・加藤浩幸

3月20日(日)13:00~ 17:00頃

以前、3月19日(土)と予告しましたが、都合で変更しました。ご注意下さい。
したがって、19日(土)は通常の研究会もありません。 
いつもたのしい講演と質問等であふれます

今回もZOOMで実施します。

  これまで平林浩さんに,3回の研究会、3回の日本科学史学会のシンポジウムで火曜研究会のことを中心にお話してもらいました。今回はいよいよ1973年の雑誌『ひと』の創刊とその後の深い関わり、仮説実験授業、その時代の板倉聖宣さん、遠山啓さんとのこと、たのしい授業という思想の展開とその歴史等を平林さんの実際の体験や資料をもとにして存分に話していただきます。

  平林さんもみなさんの協力を得て,「歴史に残せるものはきちんと残したい」という意気込みで,やって下さっています。仮説の歴史の生き証人である平林さんのめったに聞けないものになると思います。どうぞみなさまの参加をお待ちしております。「『ひと』って何だよ」「知らないよ」「たのしい授業なんてあたりまえじゃないか」というような若い人にとくに聞いて欲しいです。もちろん当時のことをよく知っている人も大歓迎です。

多久和俊明 mxrhp118@yahoo.co.jp  自宅0480383264   携帯08065989477

定員 30名(先着順 メールで申し込んで下さい) 参加費 2000円

※なお,申し込まれた方への本会の「招待メール」は,前日19日(土)までに送信します。

当日までにZOOMの最新バージョンのものにしておいて下さい。

支払いは,会終了後に,仮説社の山猫クラブ(総合口座)でお願いします。

それ以外の支払方法を希望の方は多久和までご連絡ください。