2024年12月7日(土) 第128回 東海支部例会のご案内

日 時: 2024 年12 月7日(土) 13:30~17:00

場 所: 労働会館 2F(下図参照)

発表者 :
1.松野 修氏:元 鹿児島大学生涯学習研究センター教授,愛知県立芸術大学名誉教授,仮説実験授業研究会会員。専攻;科学史・科学教育。
  タイトル:「科学教育者としてのロバート・ボイル——R.ボイル著『空気ばね論 続編 第1部』(1669 年刊)に記述された空気ポンプと実験の再現をとおして——」
概要:ロバート・ボイル(Robert Boyle,1627-1691)は1660 年『空気ばね論 初編』
を発表する。これは彼の自然学研究者としてのデビュー作であるが,該著作は同時に初心者を対象とした自然学教育書としての意味を持っていた。これを証明する手がかりとして,翌1661 年に発表された『自然学論集』の内容分析,および1669 年に発表された『空気ばね論 続編』中の,ある実験をとりあげる。この実験は松野の共同研究者,吉川辰司が復元した空気ポンプを使って行われた。

2.山中千尋氏:名古屋工業大学大学院工学研究科 准教授
  タイトル:「帝国学士院へのまなざし ー日本の学術研究体制の原型をさぐるー」
概要:本発表では近代日本のアカデミーである帝国学士院を取り上げ、とくに学術研究費補助と雑誌刊行に注目することで、その財団機能と研究機関としての再評価を試みます。帝国学士院は国内の学術研究体制の原型が詰まっており、興味深い点が多々あります。内容は拙著『日本学術振興会の設立に関する研究』風間書房、2023 年(第1章第2節)や近年の年会発表をもとに掘り下げたものです。東海の皆様との交流を楽しみにしております。

目安として各報告60 分、討論30 分、残りの時間で『東海の科学史』第16号発行(2026 年1月31日締め切り)等の打ち合わせを行います。

地図:

労働会館 所在地  本館 名古屋市熱田区沢下町 9-3 (TEL: 052-883-6974)

(説明)地図にあるように、金山駅から線路沿いに来ていただければ分かりやすい所です。しかし、線路が2つに分かれていますから、気をつけてください。金山駅の東出口(名鉄。JR)からだと間違いないでしょう。JR東海道線と名鉄本線が平行に走っています。くれぐれも、中央線と間違われないように気を付けて下さい。行く手に陸橋があります。その下を越えるとセブンイレブンがあり左に曲がると、すぐ労働会館の本館があります。1階に掲示板があります。歩いて10分ぐらいです。

連絡先:名古屋市天白区植田西2丁目220  菊谷秀臣   TEL:090-7306-2518

2024年8月24日(土) 第127回 東海支部例会報告

日時 :2024 年8月24日(土) 13:30 ~ 17:00

場所 :労働会館

発表者・内容

 1.石田正治氏「造幣局創業期の硬貨圧印機に関する調査研究
2.丸山陽彦氏「江戸時代の物理学書

参加者:11名

連絡先 :名古屋市天白区植田西2丁目220  菊谷秀臣  TEL:090-7306-2518

第28回科学史西日本研究大会

来たる12月7日に、関西大学千里山キャンパスにて第28回科学史西日本研究大会を開催いたします。事前登録不要、参加費無料でご参加いただけます。昼休み前には「リスペクトフル・ビヘイビア・ポリシーを考えるラウンドテーブル」も開催予定です。ぜひご参加ください。

第28回科学史西日本研究大会
2024年12月7日(土) 於:関西大学千里山キャンパス 第3学舎 D302教室
https://www.kansai-u.ac.jp/ja/about/campus/ 阪急千里線関大前駅北口前の階段・エスカレーターを上がってすぐ)
※参加費無料

《プログラム》

10:20 開会の挨拶

10:30-11:00 真貝寿明(大阪工業大学情報科学部)日本に伝わった古世界地図と星図の系譜
11:00-11:30 市川 浩(もと広島大学) ユーリー・メレーシチェンコの技術論-1960~80年代「科学技術革命論」再考(1)-
11:30-12:30 リスペクトフル・ビヘイビア・ポリシーを考えるラウンドテーブル ファシリテーター:杉本舞(関西大学)

【昼休憩】

13:30-14:00 伊藤憲二(京都大学) 科学における「革命」とは何か?:量子力学史における1925年問題
14:00-14:30 大内孝子(東京科学大学) 環境・社会理工学院 IEEE 802委員会の「成功」とマリス・グラウベ
14:30-15:00 籍春蕾(京都大学)京都大学所蔵資料による宇治原子炉建設計画

【休憩】

15:15-15:45 西村 知真(京都大学文学研究科現代文化学専攻科学哲学科学史専修修士課程) G. Desarguesの「草案」の無限概念をめぐる認識論
15:45-16:15 武田裕紀(追手門学院大学) パスカルとサイフォンの原理
16:15-16:45 小泉幸太(東京都立大学人文科学研究科フランス文学教室) ニュートン『光学』における光の実体

16:50 閉会の挨拶

※17時頃より、会場近くで懇親会を開催する予定です。

連絡先:杉本舞(関西大学 msgmt@kansai-u.ac.jp)

『科学史研究』『科学史通信』の郵送遅延のお知らせ

会員の皆様へ

現在、『科学史研究』および『科学史通信』の郵送が遅延しております。

今年度より「ゆうメール」での発送に変更したため、本誌のお届けまでに以前よりお時間をいただく場合がございます。郵便局によると、通常は発送から3–4日、地域や天候状況によっては1週間以上かかる場合もあるとのことです。発行日(10月28日)より2週間過ぎても本誌が届かない場合は、学会HPより編集委員会(和文誌『科学史研究』関連)までお問合せください。

科学史と科学教育の研究会(11月~12月)

多久和俊明会員より科学史と科学教育の研究会についての連絡をいただきましたので、掲載いたします。

(以下ではメールアドレスにある@は「アット」に代えてあります。)

● 科学史と科学教育の研究会
自由闊達な情報交換・話し合い・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●11月~12月の研究会・コロキウム・談話室・講演会
※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

12月1日(日)  8:50~12:00ごろまで 

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

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