日本科学史学会からのお知らせ

注目

●2026年度総会・第73回年会のお知らせ

2026年5月30・31日 一橋大学国立キャンパスにて開催予定

日本科学史学会 入会費・年会費の改定に伴う対応

2025年度の日本科学史学会総会において入会費・年会費の改訂が決定されました。次のようになります。

<入会金>
  3,500円(正会員・学生会員共通)(改定前3,000円)

<年会費>
  正会員 A会員10,000円 B会員15,500円(改訂前A会員9,000円 B会員14,500円)
  学生会員 A会員 6,000円 B会員9,000円(変更なし)

入会費・年会費の改定に関する運用は、次のようにいたします。

・2025年以前の会費に関しては、従来の金額といたします。
・2025年度から会員になる入会者の入会金は3,000円とします。2026年度から会員になる入会者の入会金は3,500円となります。
・2026年度以降の会費に関して、2025年5月25日以前に前納していただいた方には、当該年度の追加請求はいたしません。

2025年度「科学史学校」も、引き続きオンラインにて開催します。

2025年度(第38期)科学史学校のご案内

『科学史事典』(丸善出版)を発売中です。

丸善出版へのリンク

2025年8月2日(土) 第130回 東海支部例会のご案内

日時:  2025年8月2日(土) 13:30~17:00

場所:  労働会館2階(入口に表示があります)

発表者、内容:

①西谷 正氏
タイトル:「坂田昌一記念史料室の設置経過、資料紹介」

 坂田昌一は1942年から死去まで名古屋大学理学部物理教室教授として在職した。坂田の
死後、彼の科学研究や社会活動に関する資料を収集・保存することが企画され、その一つとして『物理学と方法』、『科学者と社会』が刊行された。坂田の教授室を坂田記念史料室とし、そこに残された資料及び前2著の刊行の際集まった資料とともに保存し科学史研究に資することにした。その後物理学教室にかかわる資料も収集・保存することになった。現在、坂田昌一、有山兼孝、早川幸男、大沢文雄にかかわる資料などが保存されている。
 史料室の設置経過、史料室の現状及び若干の資料を紹介する。

②兵藤友博氏
タイトル:「近代から現代にかけての科学と産業の局面を考える―20世紀初期におけるアカデミズムとインダスティアリズム―」

 まずイギリスにおけるアカデミズムの研究の一つ、ラザフォードによる原子の有核構造の発見には実験研究の積み重ねとともに科学者コミュニティの形成が要となっていること、次にアメリカの企業内研究所のインダスティアリズム、具体的にはGE研究所が類まれな科学者コミュニティを形成し、タングステン・フィラメントの白熱電球や高真空X線管を開発したことについて取り上げる。
 前者はヨーロッパの旧大陸圏、後者は新大陸圏に位置するが、この時期を契機として科学・技術は前者から後者へのパワーシフトが起きているともいえる。このパワーシフトの内実、背景について検討し、上記に掲げたテーマについて考える。

地図:

労働会館 所在地  本館 名古屋市熱田区沢下町 9-3 (TEL: 052-883-6974)

(説明)地図にあるように、金山駅から線路沿いに来ていただければ分かりやすい所です。しかし、線路が2つに分かれていますから、気をつけてください。金山駅の東出口(名鉄。JR)からだと間違いないでしょう。JR東海道線と名鉄本線が平行に走っています。くれぐれも、中央線と間違われないように気を付けて下さい。行く手に陸橋があります。その下を越えるとセブンイレブンがあり左に曲がると、すぐ労働会館の本館があります。1階に掲示板があります。歩いて10分ぐらいです。

連絡先: 高山 進  TEL(携帯): 090-7432-9971

「板倉科学史・科学教育研究会」の7~9月案内等

多久和俊明会員より研究会の連絡がありましたので掲載いたします。
(この記事では@はアットと置き換えられています。)

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な話し合い・研究・情報交換のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●7月~9月の研究会・コロキウム・談話室

※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

9月7日(日)  8:50~12:00ごろまで

(8月はありません) 

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。

 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。

  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。

※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。

※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○7月6日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)

・溝畑典宏さん「最強ネオジム磁石にみる3元系化合物の超伝導の可能性」(第4回)

・多久和俊明 「「イノベーション」=技術革新という言葉の認識史」

       「「仮説実験授業研究会の大会」とイノベーション」」

・吉岡有文さん「認知科学との協働による学校教育のイノベーション―中学校・高等学校における30年の教育実践と認知科学との邂逅-」

       「学校教育のイノベーション再考―教員組織への職階性導入の是非」

  今月は3人の発表があり、時間的に余裕がありました。引き続きメーリングリスト等で話し合いが継続できればいいのではと思います。

科学史学会も仮説実験授業研究会も転換期を迎えていることはおそらく間違いないと思います。いずれも最大の課題はそれこそ多様な「市民」の参加、理解、サポートではないかと思うのですがどうでしょう。みなさまからのさらなるアドバイスや協力をお願いします。参加いただいたみなさまに感謝申し上げます。参加者7名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

7月22日(火)夜7時~9時ごろ  (※第4週火曜日)  

8月26日(火)夜7時~9時ごろ  (※第4週火曜日)

参加希望の方は多久和にメール

下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                       

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

科学史学会シンポジウムのリハーサルと打ち合わせ等を公開で実施します

7月19日(土)13:00~ 17:00 

(8月はありません)

仮説社とZOOM併用です。科学史学会シンポジウムのリハーサルと打ち合わせ等を公開で実施しますので、ご参加下さいますようお願いします。mxrhp118アットyahoo.co.jp

「板倉科学史・科学教育研究会」の6/7月案内等

多久和俊明会員より研究会の連絡がありましたので掲載いたします。
(この記事では@はアットと置き換えられています。)

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な話し合い・研究・情報交換のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●6月~7月の研究会・コロキウム・談話室

※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

7月6日(日)  8:50~12:00ごろまで 

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。

 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。

  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。

※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。

※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○6月8日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)          

・中尾浩章さん「社会科教育における仮説実験授業の位置づけー社会科教育学の先行研究の分析を通してー」

・兼子美奈子さん「ヘーゲル『精神現象学』について」

・佐藤正助さん「板倉さんの『「モノとコト」の矛盾論』を考える」

・渡辺規夫さん「『親子孫で〈たのしい仮説実験〉講座があったから』を読んで」

・山本美知さん「縄文時代に戦争はあったのか?」

・溝畑典宏さん「最強ネオジム磁石にみる3元系化合物の超伝導の可能性」

・多久和俊明・上田英良さん「2026年丙午迷信に関する分析と提言 - 科学教育と人権教育の視点から -」

  今月は8人の発表があり、時間的にとても厳しくなってしまいました。しかし、みなさんの協力があって、結果的には予定よりも30分も早く終わることができました。科学史と科学教育研究会らしいとても多様、多岐にわたる発表があって、それぞれについて話し合いができたように思います。時間が短くて発表が途中の方もいますので、私たちの研究会はいろいろなタイプの研究会等がありますので、どうぞ気楽に他の研究会で改めて発表していただけたらと思います。時間等にゆとりがある研究会もあります。引き続きメーリングリスト等で話し合いが継続できればいいのではないかと思います。

科学史学会も仮説実験授業研究会も大きな転換期を迎えていることはおそらく間違いないと思います。シンポジウムのテーマにもあるように、私たちのこういった研究運動ももっともっとたのしく、充実したものにしたいと思います。引き続きみなさまからのアドバイスや協力をお願いしたいと思います。

  参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。参加者15名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

6月24日(火)夜7時~9時ごろ  (※第4週火曜日)   参加希望の方は多久和にメール

下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                       

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

科学史学会シンポジウムのリハーサルと打ち合わせ等を公開で実施します

6月21日(土)13:00~ 17:00  仮説社とZOOM併用です。科学史学会シンポジウムのリハーサルと打ち合わせ等を公開で実施しますので、ご参加下さいますようお願いします。mxrhp118アットyahoo.co.jp

第19回日本科学史学会賞の報告

2025年3月16日に開催された第9回全体委員会において、2024年度第19回日本科学史学会賞を以下のように決定しました(敬称略)。

◇日本科学史学会学術賞:1件
伊藤憲二『励起――仁科芳雄と日本の現代物理学』上・下、みすず書房、2023年

◇日本科学史学会論文賞:2件
渡邊香里「ジョン・ハーシェルによる星の等級推定と光度測定」『科学史研究』62巻307号(2023年)、236-252頁。
Taro TOKUTAKE, “Study on an Example in the Triśatī, an Indian Arithmetic Book ,” Historia Scientiarum, Second Series, 31, no. 2 (2022): 172–85.

◇日本科学史学会学術奨励賞:2件
工藤璃輝「アイザック・二ユー卜ンの音楽に関する研究」東京工業大学博士論文, 2022 年 9 月.
塩野麻子「近代日本における結核管理――病原菌と人間との関係をめぐる歴史研究」立命館 大学大学院博士論文, 2024年3 月

◇日本科学史学会特別賞:1件
上野健爾、小川束、小林龍彦、佐藤賢一編『関孝和全集』(全3巻) 岩波書店、2023年

なお、推薦件数と授賞件数は次の通りです。
学術賞:推薦1件、授賞1件
論文賞:推薦3件(和文誌2件、欧文誌1件、技術史0件、生物学史0件)、授賞2件
学術奨励賞:推薦2件、授賞2件
授賞式は、2025年度総会・第72回年会の懇親会にて行いました。

2025年度後期「NHKアーカイブス学術利用」公募開始

NHKより、NHKアーカイブスを利用した研究についての連絡がありましたので、掲載いたします。

NHKでは、アーカイブス保存の映像・音声を学術研究に利用していただく研究を募集しています。
採択研究者は、埼玉県川口・NHKアーカイブス、大阪放送局の閲覧室で希望のコンテンツを閲覧することが出来ます。

【2025年度後期】
○閲覧期間:2025年10月~2026年3月 (1組30日まで利用可)
○対象者:大学、高等専門学校、公的研究所所属の職員・研究者、大学院生
○締め切り:2025年7月31日
○募集数:NHKアーカイブス4組、大阪放送局2組
応募要項はホームページをご覧ください。
https://www.nhk.or.jp/archives/academic/index.html

「板倉科学史・科学教育研究会」の5/6月案内等

多久和俊明会員より、研究会の案内がありましたので、掲載いたします。(以下ではメールアドレスの@は「アット」に変えてあります。)

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な話し合い・研究・情報交換のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●5月~6月の研究会・コロキウム・談話室

※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

6月8日(日)  8:50~12:00ごろまで 

(次回6月は,多久和の都合で第2日曜日に変更させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。)

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。

 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。

  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。

※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。

※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○5月4日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)          

・兼子美奈子さん:「二酸化炭素は悪者でしょうか」

・菅井孝二さん: 「ドライアイスの秘密」「二酸化炭素は悪者か」

・佐藤正助さん: 「すごい物理学講義『世界は関係でできている』の本について」

・多久和俊明:  「2026年丙午迷信に関する分析と提言 国会図書館ngram viewer

と国立公文書館の東京裁判弁護資料について」

・上田英良さん: 「2009年7月22日 日食の観察 雲の下から日食を見ると」

・橋本五郎さん: 「縄文時代は平和な時代がつづいたという本の紹介」

  今月は6人の発表でしたが,それぞれの研究が根底でどこかがつながっていたり,関係していることが共有されたり,新しい視点がわかったりととても有意義な話し合いができました。私たちは今どう考え,どう認識しなければならないのか,互いの研究からたくさんのことが学びあえて,率直に意見が交換できたように思います。科学的に考え,研究し,何でも話し合うことができつつあると思います。

  参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。参加者16名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

5月27日(火)夜7時~9時  (※第4週火曜日)   参加希望の方は多久和にメール

下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                       

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

科学史学会シンポジウムのリハーサルと打ち合わせ等を公開で実施します

5月17日(土)13:00~ 17:00 

仮説社とZOOM併用です。科学史学会シンポジウムのリハーサルと打ち合わせ等を公開で実施しますので、ご参加下さいますようお願いします。mxrhp118アットyahoo.co.jp

2025年4月19日(土) 第129回 東海支部例会報告

日時:  2025年4月19日(土) 13:30~17:00
場所:  労働会館2階
内容: 『東海の科学史』第16号の合評会

◇発表者(敬称略)

山中千尋:帝国学士院の学術奨励事業における寄付金の意義―〈学〉と〈民〉の関係性をめぐって
保阪秀正:L.オイラーの時代のロシアの数学教科書の変遷について 
菊谷秀臣:学問の自由と違憲審査権          
西谷 正:ノーベル賞への一ケ月――小林・益川の六元モデル 
奥田謙造:名古屋大学「坂田昌一記念史料室」の資料の紹介-最近の所蔵データの分析より       
高山 進:「基本のキ」から考察する気候危機打開論~3つの講演からの気づきの過程  
高田達男:東海の飛行場 アジア太平洋戦争における東海地方の航空機工場と陸海軍の飛行 
財部香枝:明治初期における気象観測の国際協力について

参加者:15名

連絡先: 高山 進  TEL(携帯): 090-7432-9971

2025年総会 「科学史・技術史と軍事技術の関係」他、シンポジウム企画のお知らせ

会場:立命館大学大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市岩倉町2-150)B棟

(詳しい内容、申し込み方法は日本科学史学会 2025 年度総会・第 72 回年会プログラムをご参照ください、年総会参加〔参加費5000円〕以外にシンポジウムのみ参加〔参加費2000円〕も可能となっています、https://sites.google.com/view/kagakusi2025/

2025年5月24日(土)

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2025年総会 参加登録・支払いについて

年総会の参加登録および参加費の支払いに関しては、今年度も外部サイト(Peatix、ピーテッィクス)からを利用します。下記のサイトから「チケット」を購入します。
https://kagakushigakkai2025.peatix.com

チケットを購入するためには、Peatixへの会員登録が必要になります。「チケット」を購入すると、年会への登録と参加費の支払いが完了します。

<Peatixを初めて利用する方へ 年総会チケット購入のご案内>
(1)下記のリンクをクリック↓して、Peatixの会員登録を済ませてください。
Peatix会員登録ページ https://peatix.com/signup

(2)Peatixに設置された、年総会チケット購入ページへ進み、チケット購入の手続きを行ってください。(1)で登録したメールアドレスとパスワードが必要になります。

Peatix日本科学史学会 2025 年度総会・第 72 回年会チケット販売ページ https://kagakushigakkai2025.peatix.com

※参加費と懇親会費で別々にチケットをご購入ください。


購入・支払いの方法は、以下の説明も参考にしていただければと思います。
参加費の支払い方法 Peatix(ピーティックス)はじめての利⽤ガイド〜 参加者編〜