日本科学史学会からのお知らせ

注目

●会員向け『科学史研究』『科学史通信』等刊行物の郵送につきまして

先日、科学史通信461号を会員向けに発送いたしました。お手元に届いていない場合は、お知らせください。

科学史研究2025年4月号(No.313)は別便にてお送りします。

●2025年度総会・第72回年会のお知らせ

2025年5月24・25日立命館大学大阪いばらきキャンパスにて開催予定
『科学史通信』発送用封筒に委任状が入っておりますので、ご確認ください。

2024年度「科学史学校」も、引き続きオンラインにて開催します。

2024年度(第37期)科学史学校のご案内

『科学史事典』(丸善出版)を発売中です。

丸善出版へのリンク

「板倉科学史・科学教育研究会」4/5月の案内等

多久和俊明会員より、研究会の案内がありましたので、掲載いたします。
(以下ではメールアドレスの@は「アット」に変えてあります。)

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な話し合い・研究・情報交換のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●4月~5月の研究会・コロキウム・談話室
※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

5月4日(日)  8:50~12:00ごろまで 

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○4月6日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)          

・菅井孝二さん: 「思いつくままに ご教示お願い事項」
・劉 菡儀さん : 「中国の新聞は「偽科学」をと゛のように伝えてきたか-「人民日報」を例にして-」
・多久和俊明: 「日本人の戦後80年間の丙午に関する意識,この50年間の日本人の意識構造の変化,1966年丙午の最中の中の厚生省の調査報告の結果等について」
・佐藤正助さん:「地域の活性化のための若者と高齢者の交流のあり方 ゴリラの研究者(元日本学術会議会長)山極寿一氏の発想から学ぶもの」

  今月は4人の発表でしたが,それぞれが根底ではどこかがつながっていたり,関係していることが共有されたり,新しい視点がわかったりととても有意義な話し合いができました。今私たちはどう考え,どう認識しなければならないのか,互いの研究からたくさんのことが学べ,率直に意見が交換できたように思います。科学的に考え,研究し,何でも話し合うことができつつあると思います。

  岩本美枝さんは時間不足で発表できませんでした。お詫び申し上げます。次回ぜひよろしくお願いします。参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。参加者12名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

4月22日(火)夜7時~9時  (※第4週火曜日)   参加希望の方は多久和にメール

下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                       

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

4月19日(土)13:00~ 17:00 

仮説社とZOOM併用でやっています。時間的な制約や進行等はゆるやかですので,じっくり検討したい,話し合いたい場合はとくにおすすめです。気楽に参加下さい。参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

2025年4月19日(土) 第129回 東海支部例会のご案内

日時:  2025年4月19日(土) 13:30~17:00

場所:  労働会館2階(入口に表示があります)

発表者、内容:

『東海の科学史』第16号の合評会(執筆された方々からご報告をお願いします)

◇『東海の科学史』第16号の内容(敬称略)

山中千尋:帝国学士院の学術奨励事業における寄付金の意義―〈学〉と〈民〉の関係性をめぐって

保阪秀正:L.オイラーの時代のロシアの数学教科書の変遷について 

菊谷秀臣:学問の自由と違憲審査権          

西谷 正:ノーベル賞への一ケ月――小林・益川の六元モデル 

奥田謙造:名古屋大学「坂田昌一記念史料室」の資料の紹介-最近の所蔵データの分析より       

溝口 元:記録資料「岡田要先生百年の会1991」を巡って      

高山 進:「基本のキ」から考察する気候危機打開論~3つの講演からの気づきの過程  

高田達男:東海の飛行場 アジア太平洋戦争における東海地方の航空機工場と陸海軍の飛行 

財部香枝:明治初期における気象観測の国際協力について

地図:

労働会館 所在地  本館 名古屋市熱田区沢下町 9-3 (TEL: 052-883-6974)

(説明)地図にあるように、金山駅から線路沿いに来ていただければ分かりやすい所です。しかし、線路が2つに分かれていますから、気をつけてください。金山駅の東出口(名鉄。JR)からだと間違いないでしょう。JR東海道線と名鉄本線が平行に走っています。くれぐれも、中央線と間違われないように気を付けて下さい。行く手に陸橋があります。その下を越えるとセブンイレブンがあり左に曲がると、すぐ労働会館の本館があります。1階に掲示板があります。歩いて10分ぐらいです。

連絡先: 高山 進  TEL(携帯): 090-7432-9971

2024年12月7日(土) 第128回 東海支部例会報告

日時 :2024 年12月7日(土) 13:30 ~ 17:00

場所 :労働会館

発表者・内容

 1.松野 修氏:「科学教育者としてのロバート・ボイル——R.ボイル著『空気ばね論 続編 第1部』(1669 年刊)に記述された空気ポンプと実験の再現をとおして——」

    2.山中千尋氏:「帝国学士院へのまなざし ー日本の学術研究体制の原型をさぐるー」

参加者:11名

連絡先 :名古屋市天白区植田西2丁目220  菊谷秀臣  TEL:090-7306-2518

イベント情報「みんなの電話」(静岡文化芸術大学)

静岡文化芸術大学 デザイン学部より電話の歴史についてのイベント開催の連絡がありましたので、掲載いたします。

日程:3月22日(土曜日) 午後2時から午後5時

会場:本学 西エントランス ギャラリー前のスペース

(参加人数に応じて会場が変わる可能性があります)

詳細は下記のページをご覧ください。

https://www.suac.ac.jp/event/03664/

「板倉科学史・科学教育研究会」の3/4月案内等

多久和俊明会員より、研究会の案内がありましたので、掲載いたします。
(以下ではメールアドレスの@は「アット」に変えてあります。)

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な情報交換・話し合い・研究のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●3月~4月の研究会・コロキウム・談話室

※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

4月6日(日)  8:50~12:00ごろまで 

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。
 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。
  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。
※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。
※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○3月2日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)          

・兼子美奈子:「ロバート・オウエンについて」
・佐藤正助 :「再生可能エネルギーを探る 〜 自然エネルギーとの関係から」
・多久和俊明:「吉川徹著『ひのえうま』「どうなる令和のひのえうま」についての批判的評価」

  今月は3人の発表でしたが,今回も根底ではどこかがつながっていたり,関係していることが共有されたり,有意義な話し合いができました。オウエンの平等概念が時代を超えたものであったこと,再生可能エネルギーと自然エネルギーとは本当はどんな関係ないのか,今私たちはどう考え,どう認識しなければならないのか,また『ひのえうま』はポリコレ,基本的人権,女性の人権,差別,ヒューマニズムと深くつながっていることがわかったように思います。互いの研究からたくさんのことが学べ,率直に意見が交換できたように思います。科学的に考え,研究し,何でも話し合うことからはじめたいです。そして何よりも科学的認識が本当に身につく授業の普及が必須だと思います。

  参加いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。参加者6名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

3月25日(火)夜7時~9時  (※第4週火曜日)  
参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                       

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

3月15日(土)13:00~ 17:00 

仮説社とZOOM併用でやっています。時間的な制約や進行等はゆるやかですので,じっくり検討したい,話し合いたい場合はとくにおすすめです。気楽に参加下さい。参加希望の方は多久和にメール下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

2025年3月29日日本科学史学会技術史分科会 春の研究会のお知らせ

日本科学史学会技術史分科会では、科学論技術論研究会との共催で、 下記の通り研究会を開催します。皆様ふるってご参加ください。

●日本科学史学会技術史分科会(科学論技術論研究会共催)春の研究会

▼日時:2025年3月29日(土)13:00-17:00
▼報告者:
・水沢光(国立公文書館)「日本の戦時科学技術動員体制: 軍産学連携と研究助成の制度化」  
※参照:『日本の戦時科学技術動員体制: 軍産学連携と研究助成の制度化』(吉川弘文館、2024年)
・山崎文徳(立命館大学)「航空機産業の技術競争力と認証制度」  
※参照:『航空機産業の技術競争力と認証制度』(晃陽書房、2025年3月刊行予定)
▼開催形態: 対面&オンライン(Zoom)
・対面会場: 立命館大学大阪いばらきキャンパス  B棟4階 B413 研究会室(JR茨木駅 最寄)  
参加を希望される方は、こちらのフォームをご記入ください。 https://docs.google.com/forms/d/1oHMG83YvVd97dq80NDR2j8VwsehLZuQ7pQJ56iF3VW0/edit?usp=sharing_eip&ts=67bd5ac6&sh=bosVmWSOQj9E0DXT&ca=1
▼連絡先:岡田大士(中央大学) daishi(後ろに@home.nifty.jpをつける)、
山崎文徳(立命館大学) yama2012(後ろに@fc.ritsumei.ac.jpをつける)
※Googleフォームが入力できない場合は、上記メールアドレスにご連絡ください。

2025年4月26日(土)午後2-4時「科学史学校」のご案内

2025年度(第38期) 「科学史学校」も引き続きZoomのオンライン開催で、事前申込(無料)、会員以外のどなたでもご参加可能です。Googleフォームから参加申し込みをしていただくと、前々日にメールでZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。

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◆2025年4月の科学史学校の参加申し込みリンクは以下となります。4月24日(木)正午12時までにお申し込みください。

https://forms.gle/XoZ9rrFLUVgoBThw8

2025年4月26日(土)午後2-4時
平井 正人 会員(東京大学)
「ダーウィン以前の「生物学」―アンリ・ブランヴィルとその周辺」
昨今の生命科学史研究では、科学としての生物学の発展を妨げる「障害」とラベリングされてきた生気論(vitalism)や自然哲学(Naturphilosophie)が、通念に反して、生物学の出現において果たした役割が再評価されている。本講演では、最近の研究動向を概観するとともに、キュヴィエの後釜として「フランス生物学」を牽引したものの、後に忘れ去られた「生物学者」アンリ・ブランヴィルの業績を紹介する。