板倉聖宣『科学史研究』第III期刊行に当たって 1-2
特集 科学史技術史の現在・過去・未来(I)
伊勢田哲治 科学哲学から見た科学史、技術史 5-6
伊東憲二 日本における科学史の社会的基盤と社会的インパクト 7-13
岡本 拓司 科学とは何か : 教室での経験から 15-21
菊池 好行 科学史というディシプリン? 23-25
鈴木 晃仁 医学史の過去・現在・未来 27-35
橋本 毅彦 技術と標準 : 航空機をめぐる技術システムと基準・規約の体系 37-45
見上公一 「分野」という社会的構築:分野共生への期待 47-48
論文
和田 正法 工部大学校土木科の実地教育 : 石橋絢彦の回想録から 49-66
北林 雅洋 戸坂潤が「生産を目標とする科学」において試みたこと : 「物の生産」に基礎を置く科学観の徹底 67-83
小林 博行 『関訂書』に見られる明代後期の中国・回回暦法研究について 85-98
研究ノート
諫早 庸一 科学史とグローバル・ヒストリー : 時空間と科学を再考するための問題提起として 99-105
シンポジウム
兵藤友博、佐野正博、横田陽子、田中三彦、木本忠昭 公開シンポジウム報告 原子力発電の社会的普及プロセスの歴史的検討 107-110
アゴラ
長田 敏明 アゴラ 台湾における公立地質調査機関の地学研究 111-116
紹介
西条敏美『知っていますか? 西洋科学者ゆかりの地 IN JAPAN PARTI 新しい世界を開いた西洋科学者』(矢島道子)
Ann Blair, Too Much to Know: Managing Scholarly Information before the Modern Age(川崎瑛子)118-120
京都橘大学女性歴史文化研究所編『医療の社会史――生・老・病・死』(藤本大士)120-121