第27期第1回科学史学校「19世紀における静電・電磁誘導現象の理論化」

第27期第1回 科学史学校を開催します。

講   師:夏目賢一(金沢工業大学)
テーマ:「19世紀における静電・電磁誘導現象の理論化―その説明と表現への模索」
日   時:2014年4月26日(土) 14:00~16:00 (13:30開場)
会   場:日本大学理工学部 1号館7階 171教室

電気と磁気の誘導(induction)という現象は、離れたところにある物体に対して曲線的に作用を及ぼす。これは、従来の(機械や万有引力といった)力学的な力とは大きく異なる特徴であった。そのため、既存の方法にとらわれない、新しい説明や表現の方法が模索されることになった。イギリスの電磁気学研究者、ファラデー、トムソン、マクスウェルの研究を分析することで、この新しい科学理論の形成過程について学び、考察したい。