日本科学史学会 2010年度総会・第57回年会のお知らせ(最終回)

日本科学史学会の2010年度総会・第57回年会の開催要領をお知らせします。

1-1.pdf (会場案内図)
1-2.pdf (プログラム)

  • 期日:2010年5月29日(土)、30(日)
  • 場所:東京海洋大学・品川キャンパス(東京都港区港南4-5-7)

年会、総会ともすべて「講義棟」 (左上1-1.pdfを参照)。
懇親会は「グランドプリンスホテル新高輪」2F宴会場「飛鳥」
(港区高輪3-13-1 03-3442-1111、 総会終了後にチャーターバス2台で移動)

1.交通:

  • JR線or京浜急行線「品川駅」港南口(東口)から徒歩10分強(港南口の外に出る 50m手前左側のエスカレーターを降りた所にタクシーと都営バスの乗り場。タクシーは初乗り料金で講義棟の前まで乗り入れ可能。バスは「JALビル行き」で最初の停留所「東京海洋大学本部前」下車)。
  • 東京モノレール「天王洲アイル駅」から「ふれあい橋」を渡り正門まで徒歩約15分。
  • いずれも「正門」から300m直進すると「講義棟」。

2.宿泊:各自手配をお願いします。

3.プログラム:一般発表は発表15分、質疑応答5分、計20分。シンポジウムは3時間
(プログラムの詳細は左上1-2.pdfを参照。シンポのみ途中休憩は各代表者にお任せします)。

4.年会参加費等:
年会参加費(講演要旨集代を含む)4000円、懇親会費6000円、講演要旨集のみ購入の場合1500円。
本通信に同封の郵便振替用紙で5月18日(火)までに振り込んでください。集計作業の緩和のため、早めに振り込んでいただければ幸いです。

5.委任状:総会に欠席の方は、同封の委任状に署名・捺印の上、5月24日(月)までにご返送下さい。

6.昼食:両日とも会場建物隣の「生協食堂」でとれます。休日の特別営業のため、昼のみの短時間営業でメニューに限定があること、ご理解下さい。多くの方のご利用を歓迎します(弁当の手配はいたしません。土・日は大学付近の飲食店はすべて休みのため、生協食堂以外は品川駅付近まで出る必要があります)。

7.発表者はレジュメなどの資料を多めにご持参下さい。最寄りのコンビニまでは徒歩7〜8分かかります。

8.当方で各会場にパソコンを用意しますので、パワーポイントを使用される方は、USBメモリを「当日」ご持参下さい。その際、USBメモリがウィルス感染していないかご注意ください。また、もしものために、プリントアウトしたものを必要数ご持参下さい。

『科学史研究』2010年春第49巻(No. 253) の目次

論文
稲葉肇 ギブスの熱力学と統計力学―物理化学の視点から― 1
古川安 津田梅子と生物学―科学史とジェンダーの視点から― 11

科学史入門
佐藤靖 NASAとアポロ計画 22

シンポジウム
実験装置をめぐる歴史研究 26
戦後日本科学技術の社会史における世紀転換期 44

紹介
矢島道子『化石の記憶 古生物学の歴史をさかのぼる』(石山洋);矢本啓二・河和田晶子訳,クリストファー・ウォーカー編『望遠鏡以前の天文学―古代からケプラーまで』(猪野修治) 57

学会消息 61

『科学史研究』2009年冬第48巻(No. 252) の目次

論文
野澤聡 ダニエル・ベルヌーイによる“ベルヌーイの定理”の導出方法 193
今野宏之 Planckの遷移確率の導出とEinsteinの輻射の量子論 204
坂本邦暢 フランシス・ベーコンによる創造と摂理の原子論的解釈 214
科学史入門
石田純郎 上野公園の銅像 蘭医ボードイン 224
シンポジウム
<昭和史>の中の人類学者―人類学と科学史の対話 228

『科学史研究』2009年秋第48巻(No. 251) の目次

論文
隠岐さや香 18世紀における河川整備事業とパリ王立科学アカデミー 129-141
中根美知代 ε-δ論法による微積分学の形成におけるCauchyとWeierstrassの寄与 142-151

科学史入門
都築正信 イギリス産業革命と飛杼織機 152-155
中村士 幕府天文方高橋至時 : その生涯,業績と影響 156-161

シンポジウム
さまざまなダーウィン ダーウィン生誕200年『種の起源』刊行150年を記念して,ダーウィンの現在性を考える-2009年度年会報告- 162
瀬戸口 明久 記憶が歴史になるとき : 日本におけるダーウィン記念行事とE.S.モースをめぐる歴史認識の形成 163-165
松永 俊男 ダーウィン研究40年から言えること 165-167
下坂 英 若き日のダーウィンをどう描くか 168-169
小川 眞里子 ダーウィンの著作について 169-173
鵜浦 裕 アメリカ政治におけるダーウィン : 生物進化論教育をめぐる対立の特徴と意味 173-175
藤岡 毅 コメント : 「総合説」=「ネオ・ダーウィニズム」という理解は正しいか 176-177
溝口 元 コメント177-178

第3回日本科学史学会賞の報告 179-180

第56回日本科学史学会年会・総会報告 181-186

紹介
勝木渥, 『曾禰武(そねたけ) 忘れられた実験物理学者』, 績文堂, 2007年1月, 315頁, 定価2,500+税, ISBN978-4-88116-147-0C3042  187-189

『科学史研究』2009年夏第48巻(No. 250) の目次

論文
横田陽子 日本近代における細菌学の制度化 : 衛生行政と大学アカデミズム 65-76
有賀暢迪 モーペルテュイの「作用」, オイラーの「労力」 : 十八世紀中葉における二つの最小作用の原理 77-86
木場篤彦 本渓湖煤鉄公司の形成に関する歴史的研究 87-97
中村士 日本最古の徳川義直公望遠鏡 98-108
日野川静枝 ロックフェラー財団と Niels Bohrのサイクロトロン開発 109-119

研究ノート
田中一郎 マントヴァのガリレオ 120-123
紹介泊次郎, 『プレートテクトニクスの拒絶と受容』, 東京大学出版会, 2008年, 258頁, ISBN978-4-13-060307-2, 3990円(税込) 124-125