先週土曜日に開催した、科学史学校の様子です。
月別アーカイブ: 2018年6月
2018年6月23日「科学史学校」開催案内
2018年6月23日(土)14:00〜16:00
日本科学史学会主催「科学史学校」
(予約不要、入場無料、どなたでもご参加いただけます)
講師: 古川 安 会員(化学史学会前会長)
演題:「喜多源逸と化学の京都学派」
会場:日本大学理工学部駿河台校舎1号館7階171教室(JR御茶ノ水駅より徒歩3分)
喜多源逸は京都帝国大学工学部工業化学科に在任中、化学の「京都学派」と呼ばれる学派を創始し、独自の学風を植え付けた。その門下から、桜田一郎、兒玉信次郎、小田良平、福井謙一から野依良治へと連なる才気あふれる化学者たちが輩出した。基礎に裏打ちされた応用を重視した彼らは、高分子化学、有機合成化学、量子化学など関連基礎分野の開拓とその人材育成に顕著な役割を果たした。本講演では、喜多を中心に京都学派の誕生と展開の様相を論じる。
2018年7月21日第5回和文誌編集委員会を開催します。
2018年5月12日(土) 第111回東海支部例会報告
科学基礎論学会との共催ワークショップ(6月17日)のお知らせ
去る第65回年会(2018年5月26日27日)で、日本科学史学会・科学基礎論学会の連携企画「学術雑誌の歴史」ワークショップが開催されました。17世紀から20世紀までの学術雑誌について、色分けされた付箋に雑誌の名前を書いて貼るという企画です。多数の会員が参加され、充実したワークショップとなりました。
このワークショップの成果は、来月千葉大学で開かれる科学基礎論学会での共催ワークショップ「学術誌の電子化と将来を多面的に考える」での報告に活用されます。なお、科学基礎論学会のワークショップには、科学基礎論学会のご厚意により、科学史学会会員は無料で参加できます。ぜひご聴講ください。
科学基礎論学会2018年度総会と講演会(於 千葉大学西千葉キャンパス)
6月17日(日)14:40-17:10「学術誌の電子化と将来を多面的に考える」
司会者兼オーガナイザ:松本俊吉・伊勢田哲治
提題者:
伊藤憲二 – 学術雑誌の科学史的研究:査読システムと学会との関係を軸として
土屋俊 – 「電子ジャーナル」以降つまり今と近未来の学術情報流通
調麻佐志 – ソースはどこ?―学術誌の電子化がもたらす未来
上:「学術雑誌の歴史」ワークショップポスター
下:ワークショップに参加する斎藤憲会長