中国支部よりお知らせ

2010年度・日本科学史学会中国支部年会開催のお知らせ

 今年度の年会を下記要領に従って開催することになりました。電子メールで連絡がつく方々にはご出席、ご欠席にかかわらず、このご案内を差し上げております。御繁忙のところ、誠に恐縮ですが、御出席賜れば幸甚に存じます。
 わたくしごとでたいへん恐縮ですが、9月11日より25日まで海外出張のため広島を留守にいたします。そのため、いろいろ意を尽くせぬこともあろうかと思いますが、その際はなにとぞご寛恕賜りますよう、お願い申し上げます。
   時節柄、各位の御健康を切にお祈り申し上げます。敬具
2010年9月7日 広島大学 市川 浩

               記
日時:2010年9月26日(日)午後1時より夕刻まで.;
場所:広島大学東千田校舎 305演習室 (広島市中区 :広島電鉄「赤十字病院前」下車)

招待講演:
 藤岡毅会員(同志社大学嘱託講師):「ルィセンコ主義はなぜ登場したか?-生物学の弁証法化の成果と挫折-」
 ※藤岡氏は在野の立場で長く生物学史に取り組み、昨年、桃山学院大学から博士の学位を授与され、本年、本講演と同名の著書を学術出版社より刊行なさいました。今回は塩谷会員のご推薦によりお呼びすることになりました。ご関心のある方はこのご著書(3,800円+税)を繙かれますよう、ご案内申し上げます。

講演:
(1)塩谷元紹会員(塩谷国語小論道場):「オストレアとしてのスカルティフェダル像-複合名詞の前半部分をめぐる新たな解釈の可能性-」
(2)手島茂会員(広島大学大学院総合科学研究科後期博士課程):「技術・労働編成の単能化再結合の発展原理 における科学(純粋、基礎、応用)及び工学の位置づけ」
 ※なお、当日終了後、懇親会をおこなう予定でおります。
 問い合わせ先:支部幹事=市川 浩
 広島大学大学院総合科学研究科    
 〒739-8521 東広島市鏡山1-7-1
 Tel. 082-424-6397(直通)、Fax.082-424-0754(講座気付).
 e-mail: ichikawa@hiroshima-u.ac.jp

■以上,日本科学史学会総務委員(河村)が投稿を代行いたしました.

会則改正に伴う大学院生である会員の扱いについてのお知らせ

2010年度の総会において,会則第8条が「学生会員は,大学院・大学学部ないしそれ以下の学校に在学中の会員とする」と改正され,学生会員に大学院生が含まれることとなりました.また,学生会員のB会費は,従来の11,500円から9,000円となりました.例えば,これまで正会員A会費を払っていた会員で,大学院生である場合には,同じ金額で欧文誌も購入できるB会費(学生会員)に変更することができます.

以下のリンク先にある案内をお読みになったうえで,手続きを行ってください.

https://historyofscience.jp/gakusei/

和文誌編集委員会開催予定

会員の皆様

8月22日に和文誌編集委員会を開催しました.多くの投稿があり,編集会議が終了したのは,かなり夜遅い時間でした.今後も多くの投稿をお待ちしております.

さて,次回の編集会議は,2010年10月3日に予定しております.論文の投稿を検討されている会員の方は,この10月1日頃までに論文が到着すると,あまり待ち時間がなく審査に入られると思います.

『科学史通信』398号(2010年7月31日発行)目次

下記の内容で『科学史通信』を発送いたしました。

<目次>
日本科学史学会2010年度第57回総会
第6回全体委員会報告
科学史学校のお知らせ
第5回日本科学史学会学術賞公募のご案内
日本科学史学会の学会賞が決まりました
第5回日本科学史学会学術奨励賞公募のご案内
会則改正に伴う、大学院生である会員の扱いについてのお知らせ
事務局連絡/編集後記
日本科学史学会学生会員申請用紙
日本科学史学会2009年度決算・2010年度予算/入退会者
科学史ミニ講義(4)大橋由紀夫/私の授業 河野俊哉

次回通信は9月末の発行予定です。

和文誌編集委員会開催予定

会員の皆様

2010年7月4日に和文誌編集委員会を開催しました.
今回は新規投稿論文が5本ありました.皆様方のさらに積極的な投稿をお待ちしております.

さて,次回の和文誌編集委員会は2010年8月22日に予定しています.

最近,論文を投稿された方は,次の編集委員会で査読者を決定しますので,しばらくお待ちください.

5月に総会がありまして,新年度がスタートしました.2010年度の会費が未納の方は,審査に入れませんので,前もって会費を納入してくださるようお願いいたします.

第7回全体委員会を開催しました

会員の皆様
 2010年6月27日(日)午後2時から5時まで,明治大学駿河台校舎において,日本科学史学会第7回全体委員会を開催しました.参加者は14名,委任状6通.議長(常石委員),書記(小林学委員).
主な議題は以下の通り.
 1.前回の議事録の確認
 2.各常置委員会報告
 3.各特別委員会報告
 4.その他
 
 次回,第8回全体委員会は9月26日(日)と決まりました.
 なお,全体委員会開始前の12時半より,七〇周年記念事業準備委員会が開催されました.

 全体委員会報告については,「科学史通信」誌上に順次掲載致します.

『科学史研究』2010年夏第49巻(No. 254) の目次

『科学史研究』2010年夏第49巻(No. 254) の表紙目次で中野浩会員の論文のタイトルに誤りがありました.

正しくは,
検証「水俣病総合調査研究連絡協議会」―有機水銀説あいまい化経緯再考―
です.

編集部では,何重にもチェックする体制を取っておりますが,このようなミスをしてしまい,著者および会員・読者の方にご迷惑をおかけしました.今後はこのようなことがないよう,再発防止に努めて参ります.

論文
小林学 19世紀後半の舶用ボイラ発達における鋼の重要性について 65
小林良生・浜谷康郎 『延喜式』「図書寮」の造紙諸条から見た古代製紙技術の考察 78
中野浩 検証「水俣病総合調査研究連絡協議会」―有機水銀説あいまい化経緯再考― 91

科学史入門
石山洋 書誌情報技術標準化へのあゆみ 101

アゴラ
矢島道子・山田俊弘 2009年地惑連合『地球科学史・地球科学論』セッション報告 107
佐藤賢一 蔵書印からたどる史料の遍歴 109

紹介
江上生子『オパーリン・人と思想』(石山洋);橋本毅彦『描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界』(猪野修治);西条敏美『理系の扉を開いた日本の女性たち―ゆかりの地を訪ねて』(石山洋);杉本敏夫『解読・関孝和―天才の思考過程』(小林龍彦);木畠郁夫日本語監修,戸田宏之訳,エルンスト・ヘッケル『生物の驚異的な形』(矢島道子);大淀昇一『近代日本の工業立国化と国民形成―技術者運動における工業教育問題の展開』(和田正法);武田裕紀『デカルトの運動論―数学・自然学・形而上学』(有賀暢迪);鷲見洋一『『百科全書』と世界図絵』(有賀暢迪) 112

学会消息 108

「科学史による物理教育」種村雅子(大阪教育大)開催

6月26日(土)開催の「科学史学校」は種村雅子会員による「科学史による物理教育-電磁気学の発展に貢献した実験の再現を中心として」です。
会場はキャンパス・イノベーションセンターの5階リエゾンコーナー508になります。

アンケート調査報告

2009年度には,特別委員会の1つとして「大学等で開講されている科学史・技術史関係科目に関するアンケート調査委員会」が発足しました.当調査委員会による調査結果がまとまりましたので,ここに報告させていただきます.

7-1.pdf
7-3.html

調査タイトル: 日本科学史学会会員により行われている科学史・技術史教育に関するアンケート調査結果(2009年度)
作成: 2010年3月 

調査目的(概要)
 2008年度に引き続き2回目となる今回の調査の目的は,日本科学史学会会員により行われている科学史・技術史教育活動を明らかにすることで,①科学史・技術史教育に対する社会的ニーズを把握すること,②科学史・技術史教育に関する会員の関心やニーズを把握すること,そして③学会の将来構想を検討する際の基礎資料を得ること,であった。