第19回(2024年度)日本科学史学会学会賞の公募を開始します。
公募は学術賞および学術奨励賞となります。
締め切りは2024年10月31日(木)です。
詳細についてはこちらをご覧ください。
2024年3月2日に開催された日本科学史学会賞選考委員会および第4回全体委員会において、2023年度第18回日本科学史学会賞を以下のように決定しました(敬称略)。
◇日本科学史学会学術賞:1件
月澤美代子『ツベルクリン騒動―明治日本の医と情報』名古屋大学出版会, 2022年.
◇日本科学史学会論文賞:2件
平井正人「ジャック・ロルダと機械論対生気論史観」『科学史研究』60巻299号, 2021年, 218-233頁.
Riki KUDO, Newton’s Musical Symmetry Reconsidered, Historia Scientiarum, 32(1), 2022, pp.30-52. (工藤璃輝「ニュートンの音楽的対称性再考」)
◇日本科学史学会学術奨励賞:1件
坂本卓也「幕末維新期の蒸気船運用」(佛教大学博士論文, 2019年3月25日) ※主たる業績
◇日本科学史学会特別賞:3件
古川安…『津田梅子―科学への道、大学の夢』東京大学出版会, 2022年等を通じた科学史の普及および教育への貢献に対して
魚豊…『チ。-地球の運動について-』(第1集~第8集), 小学館, 2020~2022年による科学史の普及への貢献に対して
株式会社岩波書店…『科学史研究』の刊行等に対する本会への貢献に対して
なお、推薦件数と授賞件数は次の通りです。
学術賞:推薦2件、授賞1件
論文賞:推薦3件(和文誌2件、欧文誌1件、技術史0件、生物学史0件)
学術奨励賞:推薦1件、授賞1件
授賞式は、2024年度総会・第71回年会の懇親会にて行いました。
第18回日本科学史学会賞は、学術賞1件、特別賞3件、論文賞2件、学術奨励賞1件となりました。
◇日本科学史学会学術賞:1件
・月澤美代子 『ツベルクリン騒動―明治日本の医と情報』名古屋大学出版会, 2022年。
◇日本科学史学会特別賞:3件
・古川安 『津田梅子―科学への道、大学の夢』東京大学出版会, 2022年。
・魚豊 『チ。-地球の運動について-』(第1集~第8集), 小学館, 2020~2022年。
・岩波書店 『科学史研究』の刊行等の本会への貢献
◇日本科学史学会論文賞:2件
・平井正人 「ジャック・ロルダと機械論対生気論史観」『科学史研究』60巻299号, 2021年, 218-233頁。
・Riki KUDO Newton’s Musical Symmetry Reconsidered, HISTORIA SCIENTIARUM, 32(1), 2022, pp.30-52. (工藤璃輝「ニュートンの音楽的対称性再考」)
◇日本科学史学会学術奨励賞:1件
坂本卓也 「幕末維新期の蒸気船運用」佛教大学博士論文, 2019年3月25日。
第17回日本科学史学会賞は、論文賞3件となりました。
◇日本科学史学会学術賞:該当なし
◇日本科学史学会論文賞:3件
・槙野佳奈子「科学普及活動家ルイ・フィギエと死後の魂をめぐる問題」『科学史研究』第59巻 294号(2020年)99-112頁。
・山中千尋「日本学術振興会の設立: 組織形成と事業展開」『科学史研究』第60巻298号(2021年)131-149頁。
・Kazuhiro SHIBATA, The Development of Francis Bacon’s Practical Instructions on the
Prolongation of Life(紫田和宏「フランシス・ベイコンによる延命に関する実践方策の展開」),HISTORIA SCIENTIARUM Vol.31-3(2022)
◇日本科学史学会学術奨励賞:該当なし
今年度の日本科学史学会賞は学術奨励賞2名、論文賞4名となりました。例年年総会の懇親会で授賞式を行いますが、年総会の中止に伴い、学会賞授賞式の中止のやむなきに至りました。受賞者には賞状、副賞を郵送でお送りさせて頂きます。
▼学術奨励賞
・藤本大士「現代日本におけるアメリカ人医療宣教師の活動」(東京大学博士論文)
・坂井めぐみ:『「患者」の生成と変容―日本における脊髄損傷医療の歴史的研究』晃洋書房、2019年 両者とも主たる業績
▼論文賞
・伊藤憲二:「竹内時男と人工放射性食塩事件:19 40年代初めの科学スキャンダル」『科学史研究』288号(2019年1月号)、266-283頁
・Yoshiyuki Kikuchi, “Ikeda Kikunae and Reactions to Energetics in Japan.” Historia Scientiarum, Vol. 28, No. 1 (2018): 54-68.
・松野誠也「大正期の日本陸軍によるガスマスクの研究・開発について-第一次世界大戦間とその直後の時期を対象に-」『技術史』,第14/15号,2017・18年合併号,pp.1-21.2018年
・菊地原洋平:「琉球における異国船と博物学――ブロッサム号によるフィールドワーク(1827)」 『生物学史研究』 第98号、23-44頁、2019年
日本科学史学会では、「日本科学史学会賞 学術賞」「日本科学史学会賞 学術奨励賞」の公募を行っております。
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