2012年度科学史学校の開催(全6回)

第25期(2012年度)の科学史学校の開催予定が下記のように決まりました。
今年度から会場が変更になっておりますので、参加される方はご注意ください。

開催時間:14:00~16:00(13:30受付開始)
開催会場:日本大学理工学部1号館7階171教室(千代田区神田駿河台1-8)
(アクセスはこちらへ http://www.cst.nihon-u.ac.jp/map/suru.html )
12月開催の第5回のみ会場が異なります。
第5回の会場:キャンパス・イノベーションセンター東京 5階リエゾンコーナー508

2012年
第1回 4月28日(土)
小長谷大介(龍谷大学) 「熱輻射実験と量子概念の誕生」
第2回 6月23日(土)
横田陽子 「試験検査室の成立―日本の衛生行政の歴史」
第3回8月25日(土)
田島俊之(国立天文台) 「天文学者は何を見てきたのか―天文学と写真術,そして…」
第4回 10月27日(土)
飯島亜衣 「18・19世紀の科学と女性~サイエンティフィック・レディの活躍~」
第5回 12月15日(土)
宮島一彦(同志社大学) 「朝鮮製アストロラーブの発見」
第6回2013年 2月23日(土)
山崎文徳(立命館大学) 「アメリカにおける航空機技術の発達」

2011年12月17日 科学史学校 「科学教育史と科学教材の起源」 開催

第24期第5回12月17日(土)14:00~16:00
「科学教育史と科学教材の起源」 永田英治

日本科学教育史研究は、『理科教育史資料』1986-87発刊以降、「教材の歴史」研究にまで及ぶようになった。研究成果が教育実践研究により影響を与える。しかし、 日本では具体的な教材の起源を(歴史上著名な科学者になる実験教材でも)追跡することが難しい。教育課程の変動によって教材研究が積み上げられてこなかっ た。歴史的な実験教具が保存されていない。そのことが、どれだけ、科学教育史研究を困難にするか、実践研究に影響するか、物理学の実験教材を追跡しながら 検討しよう。
(永田『たのしい講座を開いた科学者たち』参照)

会場:キャンパス・イノベーションセンター東京 5階リエゾンコーナー 501
どなたでも自由に参加できます。
会場地図は http://www.cictokyo.jp/access.html でご確認ください。

2011年10月22日科学史学校「負の数の歴史」開催

第24期第4回10月22日(土)
「負の数の歴史:(-)×(-)はどうして(+)か」中根美知代

 負の数は、古代中国・インドが起源である。15-16世紀には、ヨーロッパに移入されたが、それが定着する過程では、いくつもの物議を醸し出した。特に、無(ゼロ)より小さい量どうしの積が無より大きな量になるという理解に合意が得られたのは19世紀前半で、数学という学問の性質が大きく変化したことと深くかかわっていた。このような歴史的な過程を紹介し、(-)×(-)はどうして(+)なのかという疑問に答えていく。

場所は前回と同じ,東京キャンパスイノベーションセンター
5階リエゾンコーナー501ABです.

8月27日科学史学校「江戸時代に輸入された珍奇生薬」開催

第24期第3回8月27日(土)14:00~16:00
「江戸時代に輸入された珍奇生薬」遠藤次郎(元東京理科大学)

江戸時代、蘭方医学の輸入にともない、漢方医学にはない種々の蘭方関連の生薬が導入された。その中には知的好奇心をそそる珍奇も少なからず存在する。
オクリカンキリ、スランガステイン、安産樹、ベゾアル石、無名異等を見て行きたい。

会場:キャンパスイノベーションセンター リエゾンコーナー5階501

7月23日科学史学校「日本の核開発:戦前から戦後へ」開催

2011年7月23日(土)14:00~16:00
山崎正勝氏「日本の核開発:戦前から戦後へ」
概要:日本は第二次世界大戦時に核開発を行った国の一つであり、広島、長崎の被爆の経験を経て、戦後、国内法で核の軍事利用を禁止した唯一の国である。戦中から戦後初期の日本の核・原子力開発史を通観する。
会場:東京キャンパスイノベーションセンター 多目的室4

今回の科学史学校は3月26日に開催予定であったものです。

第24期第2回6月25日(土)科学史学校の開催

小林学「19世紀の熱機関―蒸気機関を中心に」
ジェームズ・ワットの特許による蒸気機関の独占が終わった19世紀は、蒸気機関の歴史にとって新たな展開が始まったときであった。ポンプや工場用から鉄道や船舶へとその用途は画期的に広がった。また水蒸気以外の作業流体を用いた熱機関の取り組みも始まった。しかし、19世紀末には蒸気タービンが発明されるなど、19世紀は蒸気動力中心の時代であった。講演では、蒸気機関の発達過程をその製作技術や熱力学との関連も含めて概観する。

日時6月25日(土)14時~16時
会場 東京キャンパス・イノベーション・センター 5階508
 JR山手線・京浜東北線 田町駅(東口)徒歩1分
 都営三田線・浅草線 三田駅 徒歩3分
当日、会場にお越し下さい。自由参加・無料です。  

第24期第1回科学史学校の開催

「江戸時代の西洋科学」吉田忠(元東北大学)
概要:江戸時代の西洋科学は、①キリシタン時代、②中国布教のカトリック宣教師の著訳書、③蘭学、④中国派遣のプロテスタント宣教師の著訳書、の4つのルートを通じて導入された。
この点を、西洋天文学(主としていわゆる天動説・地動説)を事例として論じてみたい。
日時:4月23日(土)14:00~16:00
会場:キャンパスイノベーションセンター5階リエゾンコーナー508

第23期第12回科学史学校「日本の核開発:戦前から戦後へ」山崎正勝

第23期第12回科学史学校 3月26日(土) 14:00~16:00
山崎正勝氏「日本の核開発:戦前から戦後へ」
概要:日本は第二次世界大戦時に核開発を行った国の一つであり、広島、長崎の被爆の経験を経て、戦後、国内法で核の軍事利用を禁止した唯一の国である。戦中から戦後初期の日本の核・原子力開発史を通観する。
会場:東京キャンパスイノベーションセンター 5F509