会員の皆様
2010年7月4日に和文誌編集委員会を開催しました.
今回は新規投稿論文が5本ありました.皆様方のさらに積極的な投稿をお待ちしております.
さて,次回の和文誌編集委員会は2010年8月22日に予定しています.
最近,論文を投稿された方は,次の編集委員会で査読者を決定しますので,しばらくお待ちください.
5月に総会がありまして,新年度がスタートしました.2010年度の会費が未納の方は,審査に入れませんので,前もって会費を納入してくださるようお願いいたします.
『科学史研究』2010年夏第49巻(No. 254) の表紙目次で中野浩会員の論文のタイトルに誤りがありました.
正しくは,
検証「水俣病総合調査研究連絡協議会」―有機水銀説あいまい化経緯再考―
です.
編集部では,何重にもチェックする体制を取っておりますが,このようなミスをしてしまい,著者および会員・読者の方にご迷惑をおかけしました.今後はこのようなことがないよう,再発防止に努めて参ります.
論文
小林学 19世紀後半の舶用ボイラ発達における鋼の重要性について 65
小林良生・浜谷康郎 『延喜式』「図書寮」の造紙諸条から見た古代製紙技術の考察 78
中野浩 検証「水俣病総合調査研究連絡協議会」―有機水銀説あいまい化経緯再考― 91
科学史入門
石山洋 書誌情報技術標準化へのあゆみ 101
アゴラ
矢島道子・山田俊弘 2009年地惑連合『地球科学史・地球科学論』セッション報告 107
佐藤賢一 蔵書印からたどる史料の遍歴 109
紹介
江上生子『オパーリン・人と思想』(石山洋);橋本毅彦『描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界』(猪野修治);西条敏美『理系の扉を開いた日本の女性たち―ゆかりの地を訪ねて』(石山洋);杉本敏夫『解読・関孝和―天才の思考過程』(小林龍彦);木畠郁夫日本語監修,戸田宏之訳,エルンスト・ヘッケル『生物の驚異的な形』(矢島道子);大淀昇一『近代日本の工業立国化と国民形成―技術者運動における工業教育問題の展開』(和田正法);武田裕紀『デカルトの運動論―数学・自然学・形而上学』(有賀暢迪);鷲見洋一『『百科全書』と世界図絵』(有賀暢迪) 112
学会消息 108
2009年度には,特別委員会の1つとして「大学等で開講されている科学史・技術史関係科目に関するアンケート調査委員会」が発足しました.当調査委員会による調査結果がまとまりましたので,ここに報告させていただきます.
調査タイトル: 日本科学史学会会員により行われている科学史・技術史教育に関するアンケート調査結果(2009年度)
作成: 2010年3月
調査目的(概要)
2008年度に引き続き2回目となる今回の調査の目的は,日本科学史学会会員により行われている科学史・技術史教育活動を明らかにすることで,①科学史・技術史教育に対する社会的ニーズを把握すること,②科学史・技術史教育に関する会員の関心やニーズを把握すること,そして③学会の将来構想を検討する際の基礎資料を得ること,であった。
日本科学史学会会員のみなさま
次回の編集委員会は2010年7月4日に開催されます.
新規に投稿を予定されている会員の方は,7月2日までに原稿が到着すれば,次回の編集委員会に諮ることができます.
なお『科学史研究』に投稿するためには,著者(共著者も含む)が日本科学史学会の会員であること,その年度の会費を納入していることが必要です.特に会費未納の場合,会費納入が確認できるまで,審査に入れません.前もって会費は納入されておくと手続きがスムーズです.
封筒にはお名前とともに「新規投稿原稿在中」などと朱書きして,新規投稿であることが開封しなくても分かるようにしてください.会費納入の状況を事務局で確認します.
多くの投稿をお待ちしております.