2013年9月1日板倉会長による科学史入門講座の開催

板倉聖宣会長は科学教育の分野で多くの活動をされてきました。その板倉会長を講師に迎え、科学史と科学教育の密接な関係について、多くの科学史的な事例を引きながらお話をしていただく講演会を、「いたずら博士の科学史入門講座」(第1回)として、下記の通り開催することになりました。講座の開催は「板倉研究室」の後援をいただいています。

講師・演題: 板倉聖宣=いたずら博士 「科学史と科学教育―新発見と再発見」
日時:2013年9月1日(日)午後2時~4時 (13:30開場)
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2013年度科学史学校ポスター画像の提供

ギャラリー

すでに4月、6月と開催されましたが、今年度も科学史学校を偶数月に開催します。詳細はスケジュール案内をご覧ください。 年会でも好評だった科学史学校ポスターのデータPDFを掲載します。印刷していただき、お知り合いの方にも宣伝 … 続きを読む

第26期(2013年度)科学史学校のご案内

今年度も科学史学校を偶数月に開催します。お知り合いの方にも宣伝していただけますようお願いします。近日中にポスターを掲示しますので、ダウンロードしてご活用ください。
会場はすべて御茶ノ水にある日本大学理工学部の校舎ですが、12月からは建物が違う教室になっていますので、参加される場合にはご注意ください。
4月・6月・8月・10月の会場:日大理工学部1号館7階171教室
8月の会場変更(7/20):日本大学理工学部9号館2階921教室
12月・2月の会場:日大理工学部5号館2階524教室
( http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/google.html)
時間は14:00~16:00 (13:30開場)となっています。

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2月23日(土)科学史学校開催のご案内 「アメリカにおける航空機技術の発達」(山崎文徳)

第25期第6回科学史学校 2月23日(土)
「アメリカにおける航空機技術の発達」 山崎文徳
アメリカ航空機産業における民間航空機技術の発達を、その技術構造(製品技術と製造技術)、市場構造、分業構造、政治・社会構造(軍事・国家)から分析します。また、航空機を構成する機体、制御機器、エンジンに着目して、民間航空機産業における技術競争力の源泉を技術史・技術論的に検討します。

開催場所は千代田区神田駿河台の日本大学理工学部(1号館7階171教室)
時間は午後2時-4時、開場は1時30分です。
どなたでも自由に参加できます。ご来場をお待ちしています。

12月15日(土)科学史学校開催のご案内「朝鮮製アストロラーブの発見」

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 第25期第5回科学史学校を12月15日(土)に開催します。

 「朝鮮製アストロラーブの発見」 宮島一彦  (中之島科学研究所・同志社大学)

 場所は、港区芝浦のキャンパス・イノ ベーションセンター東京5階リエゾンコーナ ー501ですので、お間違いのないようにお越しください。時間はこれまで同様の午後2時-4時です。1時30分より受付開始になります。多くの方 がたの参加をお待ちしています。

概要: 滋賀県近江八幡市の人の祖父が、戦前、朝 鮮の大邸在住中、1930年ころ購入し、敗戦の 混乱時にも失わずに日本に持ち帰った儀器は、 筆者の調べで、朝鮮製のアストロラーブであ ることが明らかとなった。中国人または朝鮮 人が、西洋から伝わった知識に基づき、東ア ジアの天文学の伝統に合わせてアレンジして 作った標準型アストロラーブはこれまで知ら れておらず、きわめて重要である。所蔵者か ら韓国の博物館に譲り渡された。

会場キャンパス・イノ ベーションセンター東京へのアクセス: (ドメイン名消失のためURLを削除)

ポスターはこちらからダウンロードできます 科学史学校201205 

10月27日(土)科学史学校 「18・19世紀の科学と女性~サイエンティフィック・レディの活躍~」開催 

第25期第4回10月27日(土)  午後2時- 4時

「18・19世紀の科学と女性~サイエンティフ ィック・レディの活躍~」    飯島亜衣

「サイエンティスト]という用語は、1834 年『クォータリー・レビュー』でW.ヒューエ ルが初めて用いたが、それが女性の執筆した 科学書に対する書評であったことはあまり知 られていない。「19世紀科学の女王」と呼ば れたメアリー・サマヴィルは、ラプラスの天 体力学を英訳出版し、王立協会で実験論文を 公表した。彼女以外にも18・19世紀のイギリ スに数多く登場した「サイエンティフィック ・レディ」に注目し、「科学と女性の歴史」 の一頁に光をあてる。

会場:日本大学理 工学部(1号館7階171教室)
アクセスはこちら http://www.cst.nihon-u.ac.jp/map/suru.html

8月25日(土) 科学史学校「天文学は何を見てきたのか」開催

「天文学は何を見てきたのか-天文学と写真 術、そして…」 田島俊之氏

19世紀のはじめに発明された銀塩写真は、やがて天文学の観測的研究にも不可欠な技術 となり、人類の宇宙観を大きく変貌させるこ とになった。その写真乾板も、20世紀末には今度は CCDにとって代わられ、天文学研究の 内容も実践も再び大きく様変わりしようとしている。天文学研究の現場で画像はどのようにして生み出されるのか、その変遷をたどる とともに、画像の担ってきた意味と機能について考えてみたい。
☆日本大学理工学部1号館7階171教室,午後2時~4時.  開場13:35

6月23日科学史学校「試験検査室の成立-日本の衛生行政の歴史」 開催

第25期第2回6月23日(土) 午後2時~4時 科学史学校開催
「試験検査室の成立-日本の衛生行政の歴史」   横田陽子
公衆衛生行政の重要な役割に、不特定多数の人々が外来性の要因で健康を侵される事態への対処がある。その際には、試験検査室で生産される科学的データが重要な役割をもっている。では日本の衛生行政の中で、たとえば感染症・食品・薬・水・大気などに関わる 試験検査室は、どのように形成されてきたのか。明治の衛生行政の成立期に遡り、専門家 の動向を中心に、データ生産の現場となる地方に注目してみていく。

会場は日本大学理工学部1号館7階171教室

第25期第1回科学史学校講演概要

第25期第1回 4月28日(土) 「熱輻射実験と量子概念の誕生」小長谷大介
時間:14:00~16:00
会場:日本大学理工学部1号館7階171教室(千代田区神田駿河台1-8)
量子概念は、1900年に理論物理学者プランクによって生み出されたが、理論家だけがその誕生に携わったのではない。その誕生は,熱輻射という赤外線領域を主とする光を精確に測定・実験できるようになったことの結果でもあった。本講演では、広く知られていない19世紀末ドイツの熱輻射実験の展開を描出し、実験研究側から見た、量子概念誕生までの物語を示す。