2016年6月25日 科学史学校のご案内

2016年6月25日 科学史学校のご案内

日本科学史学会主催「科学史学校」 (予約不要・入場無料)
6月の「科学史学校」は下記のとおりです。

日時:2016年6月25日(土)14:00~16:00
講師:杉本 舞 会員(関西大学)
演題:「コンピュータと「巨大頭脳」-エドモンド・バークリーによる啓蒙活動-」

<講演概要>
計算機と脳の類比は、計算機に関わる研究者のあいだで1940年代から1950年代にとくに流行した。ACM (Association for Computing Machinery)の創立者の一人で『巨大頭脳』の著者であるエドモンド・バークリーは、デジタル計算機の持つ「推論をする能力」に着目し、計算機と論理の関係性、また計算機の社会的意義に関する啓蒙活動を行った。本講演では、バークリーが重要視した論点を整理し、彼が数学者や工学者らの協力をどのように得ながら活動を行ったかについて論じる。

場所:日本大学理工学部駿河台校舎「1号館」7階171会議室 JR御茶ノ水駅より徒歩3分 (5号館とは校舎が異なりますのでご注意ください)
http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/surugadai.html

第10回(2015年度)日本科学史学会学会賞が決定しました

日本科学史学会賞が以下のように決定いたしました。
第10回(2015年度)日本科学史学会賞

日本科学史学会学術賞
該当者なし

日本科学史学会論文賞
天野陽子「内部環境概念からホメオスタシス概念への展開:ベルナール、ホールデン、ヘンダーソンそしてキャノン」『生物学史研究』90号 2014年3月刊

日本科学史学会学術奨励賞
由井秀樹『人工授精の近代-戦後の「家族」と医療・技術』、2015年3月青弓社、(立命館大学での博士論文を加筆したもの)
宮川卓也『帝国気象観測網の構築と「日本的気象学」の構想、1868-1945』(ソウル大学博士論文)
中尾麻伊香『放射能の探求から原子力の解放まで:戦前日本のポピュラーサイエンス』 (東京大学博士論文)

なお、受賞者に対する表彰が5月に行われます年会の懇親会にて行われます。

 

2016年度第1回科学史学校開催報告

4月23日に今年度第1回目となる科学史学校が開催されました。
第1回目は「ガリレオ神話を読み解く-ピサの斜塔と宗教裁判-」という演題で
田中一郎会員(金沢大学名誉教授)にご講演いただきました(写真)。
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次回は6月25日で杉本舞会員(関西大学)に 「コンピュータと「巨大頭脳」-エドモンド・バークリーによる啓蒙活動-」という演題でご講演いただく予定です。
会場の詳細や講演概要につきましては、こちらをご覧ください。

科学史・技術史関連科目の開講状況に関する調査を行います

日本科学史学会75周年記念事業委員会では、日本国内の大学等における科学史・技術史関連科目(科学論、技術論、科学技術社会論、科学社会学、科学者倫理、技術者倫理などを含む)の開講状況を調査します。

調査の詳細および回答は、こちらのページからお願いいたします。
https://historyofscience.jp/joho/survey2016

回答にあたり、シラバス・講義情報などをお手元にご用意ください。調査期間は2016年4月24日~2016年7月31日です。より詳細な分析のために、Web調査に加え、科学史・技術史関連科目のシラバス情報の提供もお願いしています。

なお、この調査は、日本科学史学会の会員でない方や、自分では授業を担当されていない方にもご回答いただくことが出来ます。該当の方への広報も含め、会員の皆さまのご協力をお願い申し上げます。

〔調査担当者〕〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学社会学部 杉本舞 (日本科学史学会75周年事業委員長)

29期(2016年度)科学史学校のポスターができました

今年度科学史学校のポスターができました。
ポスターは今週末の科学史学校、工学院大学での年総会にて配付致します。
(今年度科学史学校の概要はこちら)

科学史学校2015ポスターA2-06 科学史学校201204フライヤーβ04A4

ダウンロードされる方は下記のリンクをお使い下さい。

ポスター表面(1.03MB) | ポスター裏面(864KB)

 

2016年4月23日 科学史学校のご案内

日本科学史学会主催「科学史学校」 (予約不要・入場無料)
2016年度も「科学史学校」を実施いたします。4月の「科学史学校」は下記のとおりです。

日時:2016年4月23日(土)14:00~16:00
講師:田中 一郎 会員(金沢大学名誉教授)
演題:「ガリレオ神話を読み解く-ピサの斜塔と宗教裁判-」

<講演概要>
続きを読む

2016年3月26日技術史分科会 春の研究会のお知らせ

技術史分科会では、大阪の科学論技術論研究会と共催で、下記の研究会を開催いたします。
参加は無料です。

●日本科学史学会技術史分科会(科学論技術論研究会共催)
日時:2016年3月26日(土)13:00~17:00
会場:大阪市立大学梅田サテライト102教室
(JR大阪駅最寄、大阪駅前第2ビル6階)
テーマ:「原子力の技術と社会:福島原発事故をめぐって」
報告者
(1)舘野淳氏(核・エネルギー問題情報センター)
「米国と日本における軽水炉開発の経緯」
(2)金森絵里氏(立命館大学)
「原子力発電と会計制度」
(3)奥山修平氏(中央大学)
「福島事故後の原子力産業」

場所は下記のURLをご参照ください。
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#umeda

2016年5月28・29日日本科学史学会年会・総会について

準備委員会の林真理会員より、以下のお知らせをいただきました。

(1)年会のサイトができました。URLは下記のとおりです。学会公式サイトの情報に加えて、学会参加者のための現地関連情報等を提供します。
https://sites.google.com/site/2016kagakushi/
(2)ツイッターアカウントの運用を始めました。@kagakushi2016(日本科学史学会第63回年会実行委員会)
各種情報提供をしますので、必要な方はフォロー下さい。

2016年2月27日 科学史学校のご案内

日本科学史学会主催「科学史学校」 (予約不要・入場無料)のお知らせです。
日時:2016年2月27日(土)14:00~16:00
講師:宝月 理恵 先生(お茶の水女子大学)
タイトル:「栄養学と台所革命ー昭和初期の食卓の口述史ー」
場所:日本大学理工学部駿河台校舎「1号館」7階171会議室 JR御茶ノ水駅より徒歩3分
(前回の5号館とは校舎が異なりますのでご注意ください)
<講演概要>
20世紀初頭の日本において、佐伯矩は栄養学の体系化をめざした。佐伯は栄養学を純粋科学のひとつとして位置づけ、実験に基づいた「科学的」で「合理的」な営みであるべきことを強調した。新しい知としての栄養学は、どのように家庭の主婦に伝えられ、実践されたのか。口述史料(オーラルヒストリー)を用いてその一端を考察するとともに、科学史研究に口述史料を活用することの可能性についても合わせて検討したい。