2025年度秋 科学史・若手研究懇談会についてのおしらせ

猪鼻真裕会員より懇談会の情報が寄せられましたので掲載いたします。
詳細についてはPDFファイルをご覧ください。

2025年度秋 科学史・若手研究懇談会
1. 開催日  2025年9月21日(日)
2. 目的   ① 研究の進捗を発表し、フィードバックを得るという経験を積む
      ② 若手研究者同士で研究情報の交換を行い、親睦を深める
3. 場所   東京大学 駒場Ⅰキャンパス
4. 参加方法 以下のGoogle Formからご回答ください
https://forms.gle/ZcnN9NNEq4DEfihU9
5. 発表申込締切 2025 年9 月11 日(木)
        ※ 教室のキャパシティやプログラムの関係で、一定の定員に達し次第、締切前でも申し込みを終了する可能性があります。また、もしプログラムの関係上⼈数が多くなった場合には、前回の懇親会で発表をされていない⽅を優先させていただく可能性がございます。宜しくご承知おきください。

2025年8月1日和文誌編集委員会開催予定

2024年9月15日、2024年11月1日、2024年12月15日、2025年2月1日に和文誌編集委員会を開催しました。2025年3月15日に開催を予定していた和文誌編集委員会は延期になりました。5月1日に2023-2025年度体制で最後の編集委員会を開催しました。

5月の総会以降に新体制になります。6月15日の全体委員会で新体制が発足しました。最初の編集委員会は6月30日に開催しました。

次は8月1日、9月15日、11月1日、12月15日での開催を予定しています。

会員の皆様の積極的な投稿をお待ちしております。

2025年8月2日(土) 第130回 東海支部例会のご案内

日時:  2025年8月2日(土) 13:30~17:00

場所:  労働会館2階(入口に表示があります)

発表者、内容:

①西谷 正氏
タイトル:「坂田昌一記念史料室の設置経過、資料紹介」

 坂田昌一は1942年から死去まで名古屋大学理学部物理教室教授として在職した。坂田の
死後、彼の科学研究や社会活動に関する資料を収集・保存することが企画され、その一つとして『物理学と方法』、『科学者と社会』が刊行された。坂田の教授室を坂田記念史料室とし、そこに残された資料及び前2著の刊行の際集まった資料とともに保存し科学史研究に資することにした。その後物理学教室にかかわる資料も収集・保存することになった。現在、坂田昌一、有山兼孝、早川幸男、大沢文雄にかかわる資料などが保存されている。
 史料室の設置経過、史料室の現状及び若干の資料を紹介する。

②兵藤友博氏
タイトル:「近代から現代にかけての科学と産業の局面を考える―20世紀初期におけるアカデミズムとインダスティアリズム―」

 まずイギリスにおけるアカデミズムの研究の一つ、ラザフォードによる原子の有核構造の発見には実験研究の積み重ねとともに科学者コミュニティの形成が要となっていること、次にアメリカの企業内研究所のインダスティアリズム、具体的にはGE研究所が類まれな科学者コミュニティを形成し、タングステン・フィラメントの白熱電球や高真空X線管を開発したことについて取り上げる。
 前者はヨーロッパの旧大陸圏、後者は新大陸圏に位置するが、この時期を契機として科学・技術は前者から後者へのパワーシフトが起きているともいえる。このパワーシフトの内実、背景について検討し、上記に掲げたテーマについて考える。

地図:

労働会館 所在地  本館 名古屋市熱田区沢下町 9-3 (TEL: 052-883-6974)

(説明)地図にあるように、金山駅から線路沿いに来ていただければ分かりやすい所です。しかし、線路が2つに分かれていますから、気をつけてください。金山駅の東出口(名鉄。JR)からだと間違いないでしょう。JR東海道線と名鉄本線が平行に走っています。くれぐれも、中央線と間違われないように気を付けて下さい。行く手に陸橋があります。その下を越えるとセブンイレブンがあり左に曲がると、すぐ労働会館の本館があります。1階に掲示板があります。歩いて10分ぐらいです。

連絡先: 高山 進  TEL(携帯): 090-7432-9971

「板倉科学史・科学教育研究会」の7~9月案内等

多久和俊明会員より研究会の連絡がありましたので掲載いたします。
(この記事では@はアットと置き換えられています。)

● 科学史と科学教育の研究会

自由闊達な話し合い・研究・情報交換のオープンな研究組織をめざして

                                             多久和俊明

●7月~9月の研究会・コロキウム・談話室

※  ここに記した会は,すべて参加費0円です。

9月7日(日)  8:50~12:00ごろまで

(8月はありません) 

 ・資料は, 3日前の木曜日までに,添付送信してください。

 ・事前に申し込まれた資料にしたがって,発表と検討をしていきます。

  ・発表される方は,「何を」,「どこを」検討して欲しいのかを明確にして下さい。

※ 資料を募集します。資料のない方の参加も歓迎です。

※ 興味のある方は,佐藤正助さんsatomasasukeアットgmail.comに連絡して下さい。

○7月6日(日)の研究会の発表の報告(敬称略)

・溝畑典宏さん「最強ネオジム磁石にみる3元系化合物の超伝導の可能性」(第4回)

・多久和俊明 「「イノベーション」=技術革新という言葉の認識史」

       「「仮説実験授業研究会の大会」とイノベーション」」

・吉岡有文さん「認知科学との協働による学校教育のイノベーション―中学校・高等学校における30年の教育実践と認知科学との邂逅-」

       「学校教育のイノベーション再考―教員組織への職階性導入の是非」

  今月は3人の発表があり、時間的に余裕がありました。引き続きメーリングリスト等で話し合いが継続できればいいのではと思います。

科学史学会も仮説実験授業研究会も転換期を迎えていることはおそらく間違いないと思います。いずれも最大の課題はそれこそ多様な「市民」の参加、理解、サポートではないかと思うのですがどうでしょう。みなさまからのさらなるアドバイスや協力をお願いします。参加いただいたみなさまに感謝申し上げます。参加者7名

●  さらに情報交換や研究をさらに自由に促進するために,科学史と科学教育の研究会の

オンライン「談話会」を開いています。次回は,

7月22日(火)夜7時~9時ごろ  (※第4週火曜日)  

8月26日(火)夜7時~9時ごろ  (※第4週火曜日)

参加希望の方は多久和にメール

下さい。 mxrhp118アットyahoo.co.jp

                                       

● 科学史と科学教育の研究会の オンライン「コロキウム」

科学史学会シンポジウムのリハーサルと打ち合わせ等を公開で実施します

7月19日(土)13:00~ 17:00 

(8月はありません)

仮説社とZOOM併用です。科学史学会シンポジウムのリハーサルと打ち合わせ等を公開で実施しますので、ご参加下さいますようお願いします。mxrhp118アットyahoo.co.jp