『科学史研究』2010年春第49巻(No. 253) の目次

論文
稲葉肇 ギブスの熱力学と統計力学―物理化学の視点から― 1
古川安 津田梅子と生物学―科学史とジェンダーの視点から― 11

科学史入門
佐藤靖 NASAとアポロ計画 22

シンポジウム
実験装置をめぐる歴史研究 26
戦後日本科学技術の社会史における世紀転換期 44

紹介
矢島道子『化石の記憶 古生物学の歴史をさかのぼる』(石山洋);矢本啓二・河和田晶子訳,クリストファー・ウォーカー編『望遠鏡以前の天文学―古代からケプラーまで』(猪野修治) 57

学会消息 61

『科学史研究』2009年冬第48巻(No. 252) の目次

論文
野澤聡 ダニエル・ベルヌーイによる“ベルヌーイの定理”の導出方法 193
今野宏之 Planckの遷移確率の導出とEinsteinの輻射の量子論 204
坂本邦暢 フランシス・ベーコンによる創造と摂理の原子論的解釈 214
科学史入門
石田純郎 上野公園の銅像 蘭医ボードイン 224
シンポジウム
<昭和史>の中の人類学者―人類学と科学史の対話 228

『科学史研究』2009年秋第48巻(No. 251) の目次

論文
隠岐さや香 18世紀における河川整備事業とパリ王立科学アカデミー 129-141
中根美知代 ε-δ論法による微積分学の形成におけるCauchyとWeierstrassの寄与 142-151

科学史入門
都築正信 イギリス産業革命と飛杼織機 152-155
中村士 幕府天文方高橋至時 : その生涯,業績と影響 156-161

シンポジウム
さまざまなダーウィン ダーウィン生誕200年『種の起源』刊行150年を記念して,ダーウィンの現在性を考える-2009年度年会報告- 162
瀬戸口 明久 記憶が歴史になるとき : 日本におけるダーウィン記念行事とE.S.モースをめぐる歴史認識の形成 163-165
松永 俊男 ダーウィン研究40年から言えること 165-167
下坂 英 若き日のダーウィンをどう描くか 168-169
小川 眞里子 ダーウィンの著作について 169-173
鵜浦 裕 アメリカ政治におけるダーウィン : 生物進化論教育をめぐる対立の特徴と意味 173-175
藤岡 毅 コメント : 「総合説」=「ネオ・ダーウィニズム」という理解は正しいか 176-177
溝口 元 コメント177-178

第3回日本科学史学会賞の報告 179-180

第56回日本科学史学会年会・総会報告 181-186

紹介
勝木渥, 『曾禰武(そねたけ) 忘れられた実験物理学者』, 績文堂, 2007年1月, 315頁, 定価2,500+税, ISBN978-4-88116-147-0C3042  187-189

『科学史研究』2009年夏第48巻(No. 250) の目次

論文
横田陽子 日本近代における細菌学の制度化 : 衛生行政と大学アカデミズム 65-76
有賀暢迪 モーペルテュイの「作用」, オイラーの「労力」 : 十八世紀中葉における二つの最小作用の原理 77-86
木場篤彦 本渓湖煤鉄公司の形成に関する歴史的研究 87-97
中村士 日本最古の徳川義直公望遠鏡 98-108
日野川静枝 ロックフェラー財団と Niels Bohrのサイクロトロン開発 109-119

研究ノート
田中一郎 マントヴァのガリレオ 120-123
紹介泊次郎, 『プレートテクトニクスの拒絶と受容』, 東京大学出版会, 2008年, 258頁, ISBN978-4-13-060307-2, 3990円(税込) 124-125