2016年10月22日 科学史学校のご案内

日本科学史学会主催「科学史学校」 (予約不要・入場無料)
10月の「科学史学校」は下記のとおりです。

日時:2016年10月22日(土)14:00~16:00
講師: 高山 進 会員(三重大学名誉教授)
演題:「「沿岸域統合管理」の日米比較-なぜ大きく異なったのか-」
会場:日本大学理工学部駿河台校舎1号館7階171会議室(JR御茶ノ水駅より徒歩3分)

<講演概要>
広域であるが生態的にまとまりのある領域である沿岸域や流域は、さまざまな省庁、行政体によって分割管理され、かつ利害関係が複雑に錯綜している。日米両国で「環境管理」をめぐる考え方や政策が大きく異なった歴史的背景を踏まえ、かつ二つの湾(サンフランシスコ湾と伊勢湾)の具体的事例を取り上げ、「沿岸域という生態系の価値を高めることをベースに置いた統合管理」というあるべき形に向かう動きが、今日までどのように展開してきたのかを考察する。

場所:日本大学理工学部駿河台校舎「1号館」7階171会議室
JR御茶ノ水駅より徒歩3分 (5号館とは校舎が異なりますのでご注意ください)
http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/surugadai.html

8月27日「科学史学校」のご案内

日本科学史学会主催「科学史学校」 (予約不要・入場無料)
8月の「科学史学校」は下記のとおりです。

日時:2016年8月27日(土)14:00~16:00
講師: 柴田 和宏 会員(岐阜大学)
演題「フランシス・ベイコンの自然哲学とその背景」
会場:日本大学理工学部駿河台校舎5号館2階524教室(JR御茶ノ水駅より徒歩3分)

<講演概要> 続きを読む

「科学史学校」 開催のご報告

6月に行われた「科学史学校」では、多数の聴講者にお越しいただき、ありがとうございます。次回は8月27日、柴田和宏会員「フランシス・ベイコンの自然哲学とその背景」を実施いたします。

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日時:2016年6月25日(土)14:00~16:00
講師:杉本 舞 会員(関西大学)
演題:「コンピュータと「巨大頭脳」-エドモンド・バークリーによる啓蒙活動-」

2016年6月25日 科学史学校のご案内

2016年6月25日 科学史学校のご案内

日本科学史学会主催「科学史学校」 (予約不要・入場無料)
6月の「科学史学校」は下記のとおりです。

日時:2016年6月25日(土)14:00~16:00
講師:杉本 舞 会員(関西大学)
演題:「コンピュータと「巨大頭脳」-エドモンド・バークリーによる啓蒙活動-」

<講演概要>
計算機と脳の類比は、計算機に関わる研究者のあいだで1940年代から1950年代にとくに流行した。ACM (Association for Computing Machinery)の創立者の一人で『巨大頭脳』の著者であるエドモンド・バークリーは、デジタル計算機の持つ「推論をする能力」に着目し、計算機と論理の関係性、また計算機の社会的意義に関する啓蒙活動を行った。本講演では、バークリーが重要視した論点を整理し、彼が数学者や工学者らの協力をどのように得ながら活動を行ったかについて論じる。

場所:日本大学理工学部駿河台校舎「1号館」7階171会議室 JR御茶ノ水駅より徒歩3分 (5号館とは校舎が異なりますのでご注意ください)
http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/surugadai.html

2016年度第1回科学史学校開催報告

4月23日に今年度第1回目となる科学史学校が開催されました。
第1回目は「ガリレオ神話を読み解く-ピサの斜塔と宗教裁判-」という演題で
田中一郎会員(金沢大学名誉教授)にご講演いただきました(写真)。
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次回は6月25日で杉本舞会員(関西大学)に 「コンピュータと「巨大頭脳」-エドモンド・バークリーによる啓蒙活動-」という演題でご講演いただく予定です。
会場の詳細や講演概要につきましては、こちらをご覧ください。

29期(2016年度)科学史学校のポスターができました

今年度科学史学校のポスターができました。
ポスターは今週末の科学史学校、工学院大学での年総会にて配付致します。
(今年度科学史学校の概要はこちら)

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ダウンロードされる方は下記のリンクをお使い下さい。

ポスター表面(1.03MB) | ポスター裏面(864KB)

 

2016年4月23日 科学史学校のご案内

日本科学史学会主催「科学史学校」 (予約不要・入場無料)
2016年度も「科学史学校」を実施いたします。4月の「科学史学校」は下記のとおりです。

日時:2016年4月23日(土)14:00~16:00
講師:田中 一郎 会員(金沢大学名誉教授)
演題:「ガリレオ神話を読み解く-ピサの斜塔と宗教裁判-」

<講演概要>
続きを読む

2016年2月27日 科学史学校のご案内

日本科学史学会主催「科学史学校」 (予約不要・入場無料)のお知らせです。
日時:2016年2月27日(土)14:00~16:00
講師:宝月 理恵 先生(お茶の水女子大学)
タイトル:「栄養学と台所革命ー昭和初期の食卓の口述史ー」
場所:日本大学理工学部駿河台校舎「1号館」7階171会議室 JR御茶ノ水駅より徒歩3分
(前回の5号館とは校舎が異なりますのでご注意ください)
<講演概要>
20世紀初頭の日本において、佐伯矩は栄養学の体系化をめざした。佐伯は栄養学を純粋科学のひとつとして位置づけ、実験に基づいた「科学的」で「合理的」な営みであるべきことを強調した。新しい知としての栄養学は、どのように家庭の主婦に伝えられ、実践されたのか。口述史料(オーラルヒストリー)を用いてその一端を考察するとともに、科学史研究に口述史料を活用することの可能性についても合わせて検討したい。


2015年12月5日 科学史学校のご案内

次回科学史学校のご案内です。

日時:2015年12月5日(土)午後2~4時
会場:日本大学理工学部駿河台校舎5号館2階524会議室
*前回(10月)と建物が異なりますので、ご確認の上お越しください。
参考:日本大学駿河台キャンパス・キャンパスマップ
http://www.cst.nihon-u.ac.jp/information/surugadai.html

講演者:森脇靖子(元大阪大学)
タイトル:「外山亀太郎によるメンデリズムの受容と明治蚕糸業」
講演概要:東京帝国大学の外山亀太郎は1906年カイコを使ってメンデリズムを実証した。背景には日本生糸の粗製濫造に対する1890年以降の米国からの度重なる警告がある。外山は、メンデリズムに基づくカイコの品種改良を提唱し、1913年から原蚕種製造所でカイコの品種改良を指導して生糸の品質改善と輸出量の増大に貢献した。なぜ外山がメンデリズムを察知しカイコの品種改良を可能にしたのか、農学及び蚕糸業の動向を注視しながら考察する。