日本学術会議の活動と運営に関するご連絡

日本学術会議の活動と運営に関するご連絡

                             2021年5月31日
                           日本学術会議幹事会

 2021年5月27日、日本学術会議の活動と運営に関する記者会見を行いました。記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶(下記のとおり)のほか、第20回アジア学術会議報告、学術フォーラム・公開シンポジウム開催報告、今後開催予定の公開シンポジウム、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)特設ページについてご説明いたしました。

 記者会見で配布した資料は、日本学術会議のホームページに掲載しております。

 ※第25期幹事会記者会見資料(5月27日)

   http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/kisyakaiken.html

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〇記者会見冒頭の梶田隆章会長の挨拶

 本日は、日本学術会議の記者会見にお集まりいただき、どうもありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言中ですので、今回もオンラインでの記者会見とさせていただきます。

 さて、日本学術会議では4月21,22日の総会にて声明「日本学術会議会員任命問題の解決を求めます」を取りまとめましたが、その後政府からは記者会見での官房長官のご発言以上のものはありません。私たちは、引き続き粘り強く任命を求めてまいります。総会で決定した声明という重みのある文書ですので、政府において真剣に検討されてご対応いただくことを、この場をお借りして重ねて強く求めたいと思います。

 同じく4月の総会で、「日本学術会議のより良い役割発揮に向けて」の文書をとりまとめたことは、4月の記者会見でもご報告しました。この件に関連して、「日本学術会議の在り方に関する政策討議」が総合科学技術イノベーション会議の有識者メンバーを構成員として始まりました。5月20日の最初の会合では私から先日総会で決定した文書の概要についてその場で詳しく紹介いたしました。また、事務方から2003年の当時の総合科学技術会議の報告、及び2015年に内閣府に設けられた有識者会議の報告について説明がありました。皆さんご存知のとおり、日本学術会議はこれらの報告書に即して活動の改善に努めてまいりました。今後、月に1度くらいの頻度で検討がなされることになっています。なお「政策討議」の会議の場での議論についてはCSTI事務局が議事要録を作成して公表することが確認されておりますので、学術会議としてその内容を紹介することはいたしません。そちらをお待ちいただくようにお願いいたします。

 本日の記者会見では、まず、5月13、14日にオンラインで開催されたアジア学術会議につきまして高村副会長よりご報告いたします。日本学術会議として国際活動は極めて重要と考えており、とりわけアジア学術会議はその設立以来日本学術会議が事務局を担っております。

 続いて、日本学術会議の活動を皆さまに知っていただきたいとの思いから、4月から5月に開催された学術フォーラム・シンポジウムの結果のご報告、6月開催予定のシンポジウム4件のご案内、また新型コロナ特設ページのご紹介について望月副会長から報告いたします。

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〇幹事会資料(ご参考)

  第312回幹事会(令和3年5月27日)資料  

   http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/siryo312.html

  第311回幹事会(令和3年4月21日、22日)議事要旨

   http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/pdf25/giji311.pdf

  それ以前の幹事会資料、議事要旨はこちら

   http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/index.html