[重要]2020年5月30・31日大会 中止のお知らせ

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日本科学史学会 会員各位
2020 年度大会参加予定者各位
 本年5 月30、31 日に開催予定していた2020 年度大会(総会・第67 回年会および関連の懇親会、学会賞授賞式、功労章授賞式)は、『研究発表講演要旨集』の発行以外すべて中止とします。
 新型コロナウイルス感染症の拡大が進み、ついに全国に緊急事態宣言がだされるにいたりました。これまで事態の推移を注視してきましたが、集会や移動自体が感染リスクにさらされる状況になったことや、今後の終息時期も定かには見通せない事態を、総務委員会や大会準備委員会、さらには全体委員会で慎重に検討した結果、残念ですが、5 月予定の大会は、延期やonline 開催もせず、中止すると決定しました。

中止に伴い以下のように執り行います
(1)総会中止に伴う措置:総会は規則上、年に一度開催しなければなりませんが、新型コロナウイルス感染が収束し安心して会合する時期を見通すことが困難であるので「時期を決めての延期」を予定することができません。しかし、学会の機能を維持するためには、本来の総会が果たすべき最低限の課題をクリアしなければなりません。会則にはありませんが、会員の意思を問い、その意思を集約して活動方向を決めるために郵便投票を行います。議題を決定しやすい問題(活動報告・決算、活動方針・予算、次回大会開催担当校、選挙管理委員の選出に絞り、会員の意見を陳述できるスペースを持つ投票用紙を用いて行います。なお、昨年度総会で次回までに提出することを約束した会則改正案(第14条と第15条および第15条細則)は、今回まで改正内容を検討してきており議題として提出できる状態ですが、郵便投票では議論できませんので検討素材として提示して意見を求めるにとどめます。投票成立要件は、現行の総会成立要件に準じます。郵便投票による意思決定は、会則にありませんので、暫定的なもので、今後今回の非常事態での対処法の検討とともに次回総会で、この暫定措置と、その結果生じた問題を審議します。
なお郵便投票は、夏に予定しています。


(2)年会中止に伴う措置:
①『研究発表講演要旨集』は、提出した者の権利の一部を実現するものとして発行します。この発行は、年会の正式な事業です。ただし、2020年度までの会費および「要旨掲載料」を支払った場合のみ掲載します。要旨掲載者には、会長の発表証明書を発行します*。要旨掲載者の発表者名、論題は和文誌、欧文誌にも大会記録として掲載されます。要旨掲載料は、『研究発表講演要旨集』印刷代等を考慮して、3000円(要旨集付)、学生は1500円(要旨集付)です。掲載料は、5 月31 日までにお振込みください(締め切り期日厳守)。なお、『要旨集』のみ購入することもできます。頒布価格は従来と同じで1500円です。いずれも、『科学史研究』『科学史通信』などと同封の振替用紙で「ゆうちょ銀行 加入者名:日本科学史学会年会準備委員会 00180-2-451905」までお支払い下さい。
*発表証明書は、本来発表できる状況であったものが、新型コロナウイルス感染の蔓延により年会を中止せざるを得なくなり、発表の権利と場が奪われたことへの代償措置です。( 「発表証明書」 ssssss 殿 貴殿の論文「 ppppppppp 」は、受理され、『第67 回年会研究発表講演要旨集』に掲載発表されたことを証明する。2020 年5 月31 日 日本科学史学会会長木本忠昭)
②「年会での再発表に関する注意事項」は、本来他学会での発表の再発表を念頭に作成されましたが、今回の非常事態の特例として67 回年会で要旨集に掲載された発表もこれと同等と見なすことにいたします。


(3)選挙管理委員の選出
郵便の投票で承認を得て、発足することにします。選挙管理委員会に立候補するご意志のある方は、5 月30 日までに学会ホームページの「問い合わせ」-「問い合わせフォーム」からご連絡ください。選挙については、「日本科学史学会役員選挙細則」をご確認ください。


(4)学会賞、功労賞の授賞は、郵送にて執り行います。

2020 年4 月19 日
日本科学史学会会長 木本忠昭
第67 回年会準備委員会委員長 木原英逸