2019年10月5日京都支部例会のご案内

下記のとおり、2019年10月5日に京都支部例会を開催いたします。ご関心ある方はぜひご参加ください。

日本科学史学会京都支部例会(阪神支部後援)
日時:2019年10月5日(土):14時より(~17時30分頃,例会後に懇親会を予定)
会場:京都大学人文科学研究所本館101号室
アクセス:http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/zinbun/access/access.htm

報告(1)
平岡隆二会員(京都大学人文科学研究所)
報告タイトルと概要
「キリシタンと和時計」:近年16-17世紀日本への西洋時計技術の伝来と影響にまつわる研究が大きな進展を見せている。本報告では、その技術伝播がイエズス会布教に由来することや、和時計・天文模型(ジュネーブ天儀)・からくりなど江戸時代の技術と文化に及ぼした影響について、これまで得られた史料的根拠とともに報告する。

報告(2)
岡澤康浩会員(日本学術振興会特別研究員PD)
報告タイトルと概要
「万国の統計学者、団結せよ!」:1834年に結成されたロンドン統計協会は、集団的社会観察の科学として成立した当時の統計学の理念を体現していた。本報告では統計学的観察における集団性に注目し、ロンドン統計協会がどのように無数の観察者たちの共働による観察理論と、それに忠実に従う統計学者という存在者を作り上げていったのかを明らかにする。

例会後に懇親会も予定していますので、そちらもぜひご参加ください。
よろしくお願いいたします。

連絡先:
瀬戸口明久(京都大学)
小長谷大介(龍谷大学)konagaya [アット] biz.ryukoku.ac.jp