日本科学史学会・科学基礎論学会連携企画 「学術雑誌の歴史」ワークショップのお知らせ
日本科学史学会と科学基礎論学会は、年会・大会などでの連携・共催企画を行っています。本年6月17日(日)には、科学基礎論学会総会・講演会にて、共催ワークショップ「学術誌の電子化と将来を多面的に考える」が開催される予定です。これに先立ち、5月26日(土)・27日(日)開催の日本科学史学会年会では、自由参加形式のワークショップを実施します(先日送付された「科学史通信」および「プログラム」には記載がございませんので、ご注意ください)。
○ワークショップの概要
・待機室(休憩室)に用意したポスターを使って行います。会期中(5月26・27日)の出入りは自由です。
・参加者は、自分の知っている学術雑誌を付箋に書いて、ポスターに貼っていきます。ポスターには、年代、学協会の関与、審査(査読)方法という3つの軸が設定されており、これにより、学術雑誌の分類を試みます。
【参加される皆様へ、ご協力のお願い】
皆様が一次資料として参照されている歴史上の学術雑誌が、次のどれに当てはまるかを調べて、あるいは考えてきてください。
1. 編集者(編集長)が単独で論文を審査している
2. 編集委員会に当たるものが存在していて、そのメンバーが審査している
3. 外部レフェリーによる審査が行われている
確実とは言えなくても、「たぶんこうではないか」という程度の情報でもかまいません。
本ワークショップは、学術雑誌の歴史に注意を促し、情報交換のきっかけとすることを目的に実施するものです。とくに、科学基礎論学会での共催企画において、伊藤憲二会員が学術雑誌の歴史について発表するにあたり、この場を借りて各時代の専門家の皆様の知見を伺うことができれば幸いです。多くの方々のご来場をお待ちしております。
○企画・運営
・杉本舞(関西大学、日本科学史学会75周年事業委員長)
・伊藤憲二(総合研究大学院大学)
・有賀暢迪(国立科学博物館)
ご質問は、杉本(msgmt@kansai-u.ac.jp)が代表して承ります。