5月の年総会では、酪農学園大学教授の星野仏方先生による「リモートセンシング技術」に関する講演が行われる予定です。以下、山田年総会準備委員長による紹介文を掲載します。星野仏方(ほしの ぶほう)先生は、1964年内モンゴル生まれの49歳。専門は地政学・生態環境で4か国語に通じる。中国で長く活躍され、95年に中国科学院長エリート論文賞、96年に同優秀論文賞、97年に中国環境保護総局大臣科学技術進歩賞を得、04年にサイエンスデレクトップ25ホット論文に輝いた。その実績が認められ、日本国籍を得て2006年4月に酪農学園大学農食環境学群環境リモートセンシング研究室教授(リモートセンシング環境研究で理学博士)となった。国際的に活躍され、国際会議ではブレーメン(2010)、バンクーバー(2011)、台北(2011)で発表されている。広範な国際学会で知られており、アメリカ宇宙学会(2001)、日本リモートセンシング学会、衛星リモートセンシング学会、日本GIS学会、米国電気電子学会(2007)等に所属して活動している。
最近の環境リモートセンシング(リモセン)関係の研究は、「リモセン技術を用いた外来植物メスキート」、「自然環境で消失する中央アジアの内陸湖」、「利も線技術と森林環境モニター」、「リモセン技術と乾燥地と半乾燥地の診断」他があり、ユニークな視点の環境学者として注目されている。当日は、これらリモセン環境技術を歴史的視点から見直した講演の予定。