2019年12月7日(土)「科学史学校」開催案内

2019年12月7日(土)14時~16時

(予約不要、入場無料、どなたでもご参加いただけます)

講師:中村 士 会員 (大東文化大学)

演題:「古星図・星表の新しい年代推定法―キトラ古墳天文図を手掛かりに」 

会場:明治大学 駿河台キャンパス 「研究棟 2階 第9会議室」(JR御茶ノ水駅から徒歩5分) ★前回の会場だったリバティータワーの1階「左奥の通路」を通り、「研究棟」のエレベーターで2階に上がってください。当日、ご案内の看板を設置します。

https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

古代から近世以前までの星図・星表に記された恒星位置の観測年代の決定は、天文学史における重要な研究テーマの1つである。7世紀末前後に描かれたとされるキトラ古墳天文図の観測年代推定の試みが契機で、多くの歴史的星図・星表に統一的に適用できる新しい統計学的手法を開発した。本講演では、その概要と特徴を、拙著『古代の星空を読み解く―キトラ古墳天文図とアジアの星図』(東京大学出版会、2018年)に基づき紹介する。