2022年8月20日 関東支部見学会のお知らせ

たまたコロナが大変なようですが、国会議事堂見学を企画しました。
日本科学史学会関東支部(後援:江戸学懇話会)では、
2022年1月に見学会を催しましたが、コロナ禍で中止しました。再度、国会議事堂の建
物を造っている石を中心の見学会を催します。今回の見学会は参加申し込み制(先着20
名)と致します。
参加ご希望の方は、氏名・緊急連絡先を入れて、矢島道子 e-mail : pxi02070@nifty.
comに申し込みをお願いします。どうぞお早めにお申し込みください。

【集合日時】 2022年8月20日(土)13:30
【集合場所】 衆議院面会受付所(東京メトロ丸の内線 国会議事堂前駅出口1

(注意1)

【コース】
14時 国会議事堂見学
15時45分 徒歩で、憲政会記念館(日本水準原点、桜の井)、日比谷公会堂をへて、有
楽町駅に向かう (当日の疲労度でコースを変更する可能性は高いです)

【案内者】矢島道子
【散策メモ】
*国会議事堂
・参議院は江戸時代、永田伊織の屋敷、衆議院が大久保甚右衛門の屋敷があったところ
です。
・大正7(1918)年から計画に着手し、大正9(1920)年に着工、昭和11(1936)年11月完成。
・やむをえないものを除き国産を使用。現在加工されていない石切り場からの石材が多
い。
・外壁は3種の花崗岩(みかげ石)25,500tで議院石(上・ピンク)徳山石(下・白)、
草水石(中庭出口)。イタリアのテラコッタも使用。
・内装は主に大変美しい大理石(薄雲、山吹、青梅石、小桜、吉野桜、オニックス・マ
ーブル、鶉、加茂更紗、淡雪、曙、紅葉石、金華、時鳥、茨城白、答島、金雲、)2800
t、石灰岩(琉球石)、蛇紋岩(黄蛇紋)、凝灰岩(日華石)、など40種類近く。石灰
岩にはいくつか化石が入っている。中央広間の琉球石灰岩は1級品。
・議事堂にあるステンドグラス、アメリカ製ドアノブ、郵便ポストや、議場等も見学。
*憲政記念館
・江戸時代の初めには加藤清正が屋敷を建て、彦根藩の上屋敷となり、幕末には藩主で
あり、時の大老でもあった井伊直弼が居住した。明治時代になってからは参謀本部・陸
軍省がおかれた。1952年(昭和27)に衆議院の所管となり、1960年(昭和35)には、憲
政の功労者である尾崎行雄を記念して、尾崎行雄記念財団によって尾崎記念会館が建設
され、衆議院に寄贈された。 その後これを拡大して憲政記念館となった。
*日本水準原点
・東京湾平均海面、霊岸島→油壷検潮場、標高24.390m
・明治24年5月佐立七治郎設計
*日比谷入江
・日比谷図書文化館に剥ぎ取り断面あり。
・日比谷公会堂、第一生命館の地盤沈下の跡