2018年8月25日「科学史学校」開催案内

2018年8月25日(土)14:00〜16:00
日本科学史学会主催「科学史学校」
(予約不要、入場無料、どなたでもご参加いただけます)

講師:高橋 博子 会員 (名古屋大学大学院 研究員)
演題:「ビキニ水爆被災とアメリカ原子力委員会―マグロ調査中止のなぞ」
会場:日本大学理工学部駿河台校舎「10号館5階特別会議室」(JR御茶ノ水駅より徒歩3分)

今回は会場が異なりますので、ご注意ください。

https://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/surugadai/

1954年3月1日のビキニ環礁での米水爆実験で、マーシャル諸島の人々、米兵、そしてマグロ漁船乗組員が放射性降下物(死の灰)によって被ばくした。同年3月から厚生省は漁獲マグロの調査を行い、基準値を超えたものは破棄する方針となった。ところが12月末でマグロの調査そのものが中止された。本講演では、核実験を実施したアメリカ原子力委員会や駐日アメリカ大使が、調査中止に関与していたことを、米古文書等を通じて検証する。