2017年8月26日 科学史学校のご案内

次回科学史学校は、昨年日本科学史学会学術奨励賞を受賞された、宮川卓也会員の講演になります。科学史学会会員以外の聴講も可能です。多数のご参加をお待ちしております。

2017年8月26日(土)14:00~16:00
講師: 宮川 卓也 会員(日本学術振興会特別研究員)
演題「植民地朝鮮における水害研究」
会場:日本大学理工学部駿河台校舎5号館2階524教室(JR御茶ノ水駅より徒歩3分)
概要:20世紀初頭に帝国日本の植民地とされた朝鮮は、内地と同じく、毎年水災による被害に悩まされていた。朝鮮総督府は災害対策として河川調査や土木事業を行ったが、それらはどのように進められたのかについて植民地科学の観点から考察する。同時に、植民地の災害にはどのような特徴があったのか、なぜ朝鮮総督府は災害研究を進めねばならなかったのかなどの問題について考えることで、近代以降の自然災害のもつ特質について論じる。