2025年12月6日(土)午後2-4時「科学史学校」のご案内

2025年度(第38期) 「科学史学校」も引き続きZoomのオンライン開催で、事前申込(無料)、会員以外のどなたでもご参加可能です。Googleフォームから参加申し込みをしていただくと、前々日にメールでZoomのミーティングIDとパスコードが送られてきます。前々日にメールでZoom参加用のURLが届かなかった場合には、同日中にkagakushi.talk(at)gmail.comまでご連絡ください。

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◆2025年12月の科学史学校の参加申し込みリンクは以下となります。12月4日(木)正午12時までにお申し込みください。

https://forms.gle/cHWeTSDMjGLQynfi8

2025年12月6日(土)午後2-4時
坂本 卓也 会員(佐賀大学)
「幕末期における西洋科学技術の導入への葛藤―加賀藩での蒸気船購入を事例に―」
幕末期の日本では、最新の西洋科学技術として数多くの蒸気船が欧米諸国から購入されている。それらの多くは、幕府や諸藩が、海防という軍事的な目的で獲得したものであったが、藩によっては、外国から蒸気船を購入することに反発の動きも見られた。本報告では、加賀藩(前田家)が蒸気船を所有するまでの藩内での様々な葛藤と、購入前後での運用構想の変化について、拙著『幕末維新期大名家における蒸気船の導入と運用』(佛教大学、2022年)をもとに紹介する。