2018年2月24日科学史学校開催報告

先日行われました、科学史学校の様子です。
年度としては最後となります。今年度も多数の聴講ありがとうございました。

講師: 小宮山 陽子 会員(東京女子医科大学)
演題:「内部環境概念からホメオスタシス概念への展開―ベルナール、ホールデン、ヘンダーソン、そしてキャノン―」

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2018年2月24日「科学史学校」開催案内

2018年2月24日(土)14:00〜16:00
日本科学史学会主催「科学史学校」
(予約不要、入場無料、どなたでもご参加いただけます)

講師: 小宮山 陽子 会員(東京女子医科大学)
演題:「内部環境概念からホメオスタシス概念への展開―ベルナール、ホールデン、ヘンダーソン、そしてキャノン―」
会場:日本大学理工学部駿河台校舎「1号館」7階171会議室(JR御茶ノ水駅より徒歩3分)

19世紀の生理学者ベルナールは、生物が有する血液を中心とする液質を「内部環境」と呼び、その恒常性を「生命が自由で独立した存在であることの条件」と唱えた。ベルナールの見解は20世紀の生理学者ホールデンとヘンダーソンに継承され、さらに、ホメオスタシス概念を提唱したキャノンに繋がっている。このような、ベルナールに連なる生理学者たちの内部環境概念を分析し、生命現象の探求をめぐる同概念の展開について論じたい。

2017年12月2日「科学史学校」開催報告

12月に行われた「科学史学校」開催の様子です。
当日ご参加いただいた皆様に、厚く御礼申し上げます。
次回は2月開催の予定です。

2017年12月2日(土)
講師: 由井 秀樹 会員(日本学術振興会特別研究員)
演題「日本の不妊医療と産婦人科医学者」

 

2017年10月28日 科学史学校のお知らせ

2017年10月28日 (土)14:00~16:00
日本科学史学会主催「科学史学校」
(予約不要・入場無料・どなたでもご参加いただけます)

中尾 麻伊香 先生(立命館大学)
「日本における原爆と放射能のイメージ」

<講演要旨>
戦前の日本では、ラジウム温泉が流行するなど、放射能は身体によいものと捉えられていた。また、戦時中には原爆を待望するSFなどが書かれていた。このようなポジティブな放射能・原爆観は、原爆投下の後、どのように変化したのだろうか?本講演では、戦前から戦後にかけての日本における原爆と放射能のイメージを辿り、それがどのようにそれぞれの時代の社会・文化と連動しているかを検討する。

場所:日本大学理工学部駿河台校舎「1号館」7階171会議室
JR御茶ノ水駅より徒歩3分
(5号館とは校舎が異なりますのでご注意ください)
http://www.cst.nihon-u.ac.jp/information/surugadai.html

2017年8月26日 科学史学校のご案内

次回科学史学校は、昨年日本科学史学会学術奨励賞を受賞された、宮川卓也会員の講演になります。科学史学会会員以外の聴講も可能です。多数のご参加をお待ちしております。

2017年8月26日(土)14:00~16:00
講師: 宮川 卓也 会員(日本学術振興会特別研究員)
演題「植民地朝鮮における水害研究」
会場:日本大学理工学部駿河台校舎5号館2階524教室(JR御茶ノ水駅より徒歩3分)
概要:20世紀初頭に帝国日本の植民地とされた朝鮮は、内地と同じく、毎年水災による被害に悩まされていた。朝鮮総督府は災害対策として河川調査や土木事業を行ったが、それらはどのように進められたのかについて植民地科学の観点から考察する。同時に、植民地の災害にはどのような特徴があったのか、なぜ朝鮮総督府は災害研究を進めねばならなかったのかなどの問題について考えることで、近代以降の自然災害のもつ特質について論じる。

2017年6月24日科学史学校のご案内

日時:2017年6月24日(土)14:00~16:00
場所:日本大学理工学部駿河台校舎1号館7階171教室
講師:矢島 道子 (早稲田大学)
タイトル: 「ナウマン研究から見えてきたこと」

<概要>
エドムント・ナウマン(Edmund Naumann, 1854-1927)は明治8年、お雇い外国人教師としてドイツより来日し、10年間滞日した。東京大学の初代地質学教授であり、地質調査所を創設し、日本の予察地質図を作成し世界に公表した。日本の地質学の父である。しかしながら、ナウマンの業績は時に地に落ち、時に褒めたたえられてきた。なぜだろうか。調査の結果得られた新しい事実もふくめて、ナウマンの毀誉褒貶に日本に地質学の歩みを見ていきたい。